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【高知観光・紅葉スポット】高知ブルーの空と紅葉のコントラストが美しいカツオ人間おススメ紅葉スポット10選!
この情報は2021年3月16日時点の情報となります。
今回、は「仁淀ブルー」の見られる場所や神秘的な青色になる理由をご紹介
目次
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
そもそも「仁淀ブルー」とは、何なのか。
高知県と愛媛県を流れる一級河川である「仁淀川」の水の色が神秘的な青色に見えることから、ネイチャーカメラマンである高橋宣之氏が「仁淀ブルー」と名付けたのが由来だ。
「青色」といっても通常の川のような薄い水色ではなく、澄んで鮮やかなブルーで、近年では自然を求めて訪れる観光客が急増している。
そんな仁淀川は、2019年の国土交通省による水質調査で2年連続全国1位という結果を残しており、日本でもっとも水質が良い川なのである。
さらに、仁淀川ではその川の特徴を活かした名産品が多くあり、
・仁淀川の伏流水で育ったメロン
・仁淀川の水で作った日本酒
などさまざまなジャンルの名産品がある。
メロンと日本酒についても紹介しているので、気になる方はそちらもぜひ下部までチェックしてみてほしい。
「仁淀ブルー」が青いことの明確な理由はまだ解明されていないものの、「不純物が少ない水は波長の短い青の光のみを反射するため、青く見える」という説が有力だとされている。
仁淀川に不純物が少ないのは、主に以下の3つの理由が挙げられる。
藻は水温が15~30℃で繁殖しやすくなると言われているが、仁淀川はダムの放流が多いために水温が低くなることが多く、藻が繁殖しづらい
仁淀川の岩は長年押し固められていることで硬度が高く、水が流れても岩が削られにくく、破片や泥が出にくい
仁淀川は斜面が急であるため水の流れが速く、不純物が停滞しにくい。
また、高知県は日本の中でも雨量が多いことが特徴であるため、雨によって川の流れが速くなることも多く、不純物が溜まりにくくなる条件が重なり、美しい仁淀ブルーが生まれるのである。
仁淀ブルーは仁淀川内の特定の位置を指すものではなく、特にきれいな仁淀ブルーが見られるスポットがいくつか存在している。
この章では、圧巻の神秘的なブルーを見られる厳選スポットである「中津渓谷」、「安居渓谷」、「にこ淵」の3か所について詳しく紹介する。
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
まず、最初に紹介するのは、仁淀ブルーが有名になる前から人気の観光スポットであった「中津渓谷」。
中津渓谷は国道33号から500mほど上、仁淀川の上流域に位置する渓谷であり、県の指定公園になっている。
この中津渓谷では「紅葉の滝」、「雨竜の滝」、「竜宮淵」といったそれぞれ特徴的な滝を見ることができ、季節によって違う美しさがあることが最大の魅力といえる。
さらに、中津渓谷にある約1.6㎞の遊歩道には、七福神の石像が点在しているため、景色を楽しみながら七福神をすべて見つけるのも面白いだろう。
中津渓谷の詳細情報
【住所】〒781-1741 高知県吾川郡仁淀川町名野川
【電話番号】0889-20-9511(一般社団法人 仁淀ブルー観光協議会)
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
次に紹介するのは、「安居渓谷」。
安居渓谷は仁淀川の支流である安居川に位置する、仁淀川の代表的な観光スポットで、とにかくきれいな仁淀ブルーを見たいならここがおすすめだ。
安居渓谷には、「背龍の滝」、「みかえりの滝」、「水晶淵」などさまざまな場所で仁淀ブルーを見られるが、その中でも「飛龍の滝」は大迫力の2段の滝と一面ブルーの滝つぼのコントラストが観光名所として人気である。
さらに、飛龍の滝は水量により滝の形が大きく変わるため、雨上がりはさらに迫力ある滝を楽しめるだろう。
安居渓谷の詳細情報
【住所】〒781-1628 高知県吾川郡仁淀川町大屋
【電話番号】0889-20-9511
最後に紹介するのは、仁淀ブルーという呼称が生まれた地といわれている「にこ淵」。
にこ淵は、”いの町”という仁淀川の上流部に位置する滝つぼであり、ネイチャーカメラマンである高橋宣之氏が、この場所を撮影し、SNSに投稿した内容が話題となり、仁淀ブルーが全国的に人気になった。
そんな「にこ淵」は、もともと水神様である大蛇が住む場所として地元住民は立ち入らなかった場所であるが、現在では美しい仁淀ブルーを見ることができる人気スポットになっている。
にこ淵では木々に囲まれた仁淀ブルーの景色はまるで絵画のように神秘的なのだ。
にこ淵の詳細情報
【住所】〒781-2511 高知県吾川郡いの町清水上分1278
【電話番号】088-893-1211(いの町観光協会)
仁淀ブルーへ行くなら、「綺麗な仁淀ブルーの中を泳いでみたい!」と考える方も少なくないだろう。
仁淀川は基本的に遊泳禁止の場所はないものの、浅すぎたりゴツゴツした岩がある場所が多いため、それらの条件をクリアしたおすすめの遊泳スポットを紹介する。
おすすめの遊泳スポットは、「宮崎の河原キャンプ場」。
宮崎と名がついているが、ここは仁淀川の支流である土居川に面したキャンプ場である。
この場所の特徴はなんといっても「人が少ない」ことであり、時期にもよるがキャンプ場に数組しかいないことも。
そのため、周りの目を気にせず仁淀ブルーを自由に泳ぐことができる。
さらに、宮崎の河原キャンプ場では、カヌーやSUP(パドルを使ったサーフィン)などのリバーアクティビティを楽しむこともできるので、ただ泳ぐだけでは遊び足りない方でも満足できるだろう。
宮崎の河原キャンプ場の詳細情報
【住所】〒781-1524 高知県吾川郡仁淀川町土居甲916-3
【電話番号】0889-34-2114
記事上部でも少し触れたように、仁淀川で育ったメロンがある。
「アールスメロン」という種類であり、このメロンは高温多日照を好む性質があるため、高知県の暑い夏の気候に加えて、日本有数の透明度を誇る仁淀川の水を使って育てられているため、糖度の高いメロンになっている。
2玉で7,000円を超える高級メロンだが、その価格に見合った美味しさがあるため、ぜひ一度食べてみてほしい。
仁淀川には川の水で作られた日本酒である「司牡丹・仁淀ブルー」と「吟醸酒 越知」について紹介する。
「司牡丹・仁淀ブルー」は、日本一きれいな川である仁淀川を味わいで体感することができる純米酒である。
こちらは、ナチュラルな香りと爽やかな柑橘系の酸味がほのかに感じられる淡麗辛口の味わいが特徴。
また、価格は1,430円(720ml)で、お手頃価格なのもうれしいポイントといえるだろう。
「吟醸酒 越知」は豊富に湧き出る仁淀川の伏流水を使用した吟醸酒である。
すっきり軽い飲み口が特徴で料理の邪魔をしないため、食中酒としてもおすすめだ。
こちらの価格は1,555円(720ml)。
なお、「吟醸酒 越知」は、高知県越知町に6,000円以上のふるさと納税をすることでも返礼品として手に入れることが可能なので、仁淀ブルーの町を応援したい方はふるさと納税をしてみるのもおすすめだ。
仁淀ブルーを観光したあとは、休憩しながら癒される仁淀川周辺のおすすめスポットを5つ紹介する。
まず最初に紹介するのは、季節ごとに変わるきれいな景色を眺められるカフェ・レストランの「Niil Mare(ニールマーレ)」。
この店では、店内にある大きな窓から仁淀川の河口や青空を眺めながら料理を楽しめる。
また、こだわりの食材を使ったメニューも豊富で、隔月で更新される十数種類の創作料理が用意されている。
さらにNiil Mareでは、店内に併設されたショップで雑貨の販売もしているため、食後もゆっくり楽しんでほしい。
Niil Mare(ニールマーレ)の詳細情報
【住所】〒781-1154 高知県土佐市新居38-33
【電話番号】088-856-5861
写真はすべてNiil Mare公式HPから引用(https://niilmare.com/)
野菜ソムリエが厳選した野菜を使ったピザが自慢のレストランである「野菜ソムリエの店 畑山ガーデン」。
この店では、野菜の産地やチーズにこだわりを持って作られたピザがメインメニューであり、2005年の創業以来観光客を中心に人気を獲得している。
またお手頃価格でピザを食べることができ、具体的なメニューとしては、
・ツナとブロッコリーのピザ
・フルーツトマトのピザ
・炒め野菜ピザ
といったように、野菜をふんだんに使用したピザメニューが展開されている。
さらに、10種類を超える野菜・フルーツジュースも好評で、小さな子どもにも人気のメニューもあるのでぜひ家族揃って行ってみてほしい。
畑山ガーデンの詳細情報
【住所】〒781-2128 高知県吾川郡いの町波川98
【電話番号】088-893-4848
茶畑から育てた手作りスイーツが楽しめるカフェの「池川茶園工房Cafe」。
この店は仁淀川町にある池川茶園の女性たちが中心となってできたカフェであり、自慢のお茶を使ったお茶スイーツが人気だ。
また茶葉そのもの美味しさを引き立ててつくられたスイーツは、茶農家ならではの特徴といえるだろう。
具体的なメニューとしては、
・茶畑ティラミス
・茶畑ロール
といったお茶にまつわるスイーツメニューがある。
また、この店ではスイーツだけでなくお茶のメニューも豊富に用意されているので、ぜひスイーツと合わせてお茶も楽しんでみてほしい。
池川茶園工房Cafeの詳細情報
【住所】〒781-1606 高知県吾川郡仁淀川町土居甲695-4
【電話番号】0889-34-3100
写真はすべて池川茶園工房Cafe公式HPから引用(https://www.ikegawachaen.jp/)
茶農家が経営しているカフェ・レストランである「茶農家の店あすなろ」。
この店では、仁淀川周辺で栽培している「沢渡茶」や、地域の特産品を使った料理やスイーツを味わうことができる。
店内にある大きな窓からは仁淀川、雄大な景色を眺めることができる。
・沢渡茶うどん御膳
・沢渡茶ソフトクリーム
・手焼き沢渡茶ワッフル
など、沢渡茶が使用されたメニューを楽しめるため、高知県ならではの観光気分を味わえるだろう。
それに加え本格的な茶器を使用するお茶のメニューもあるので、「和」をより強く感じられる店でもある。
関連記事を読む▶▶仁淀川が育む香り高き沢渡茶を心ゆくまで味わう絶景カフェ「茶農家の店あすなろ」
茶農家の店あすなろの詳細情報
【住所】〒781-1757 高知県吾川郡仁淀川町鷲ノ巣224–6
【電話番号】0889-36-0188
最後に紹介するのは、観光で疲れた身体を癒せる旅館の「ゆの森」。
ゆの森は、観光客が満足できる癒しを提供していることが魅力で、宿泊・温泉・料理のすべてが高評価である。
また、温泉利用のみ(日帰り)も可能なので、短い時間で身体を癒せるのはうれしい特徴といえるだろう。
そんなゆの森の特徴としては、
・宿泊する場合の部屋は、和室とコテージの2タイプが用意されており、広々とした室内でゆっくりリラックスできる。
・自慢の温泉が筋肉痛、関節痛などに効果があり、旅の疲れをリセットすることができる。
・高知名産のカツオたたきなどが楽しめる「ゆの森弁当」や自慢の料理はどれも美味しく、季節ごとにおすすめのメニューを楽しむことができる。
※季節の入荷により、カツオのタタキが別の食材に変更となる場合がある
といったものが挙げられる。
仁淀ブルーを楽しんだ後はぜひ「ゆの森」で癒されてみてほしい。
ゆの森の詳細情報
【住所】〒781-1741 高知県吾川郡仁淀川町名野川258-1
【電話番号】0889-36-0680
仁淀ブルーについて詳しく紹介してきたが、いかがだっただろうか。
仁淀川は、川遊びやキャンプ・写真撮影などさまざまな楽しみ方ができるので、どの年代にもおすすめのスポットだ。
高知に訪れるのであれば、ぜひ仁淀川に足を運びその目で「仁淀ブルー」を確かめてみてほしい。