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この情報は2020年12月19日時点の情報となります。
高知家の家族をご紹介!人のあたたかさや、大自然が自慢の高知県。そこで暮らす人たちにフォーカスをあて、日々の生活や仕事について魅力を探る。
高知県の東部に位置する、人口1300人ほどの小さな村「北川村」。そこで、ゆず農家を目指して新たな生活をスタートさせたご夫婦がいる。今年、北川村の地域おこし協力隊として採用された軽部さんご夫婦だ。
高知県は日本一のゆずの産地、特に北川村では古くからゆずが栽培されている。最近では、北川村で育てられたゆずの品質が評価され、海外への輸出も行われているという、県内有数のゆずの産地だ。
そんな「ゆずの村」北川村へ、なぜ軽部さんご夫婦は移り住み、ゆずの栽培をすることになったのだろうか。
奥さんの菜美子さんは以前、沖縄県のゲストハウスで働いていた時に「なんだか高知が合いそうだね」と、周りの方に立て続けに言われたことがあったそうだ。
そのことがずっと心に残っていて、いつかは高知で暮らしてみたい!という思いを持ち続けていたそう。
そんな中、旦那さんの英生さんが高知県北川村で「ゆず栽培」をミッションとした地域おこし協力隊の募集があることを知った。「一度高知へ行ってみない?」と夫婦で話し合い、初めて高知へ足を運ぶことになったのだ。
高知を訪れ、ゆず農家さんのもとで就農体験する中で、人や空気感の良さを感じた軽部さんご夫婦。
「北川村でゆずをやってみよう!」と大きな決断をした。
高知初訪問から地域おこし協力隊の採用決定までは、約1ヵ月くらいの出来事だったそうだ。
北川村で暮らしはじめ、これまで意識していなかった四季の変化を感じるようになったという軽部さんご夫婦。季節の移り変わりによって、異なりを見せる山と川、そしてゆずの畑が広がる風景は一番のお気に入りだとか。
食卓に並ぶお料理も、季節によってイノシシや鮎など、地元でとれた旬の食材。旬を取り入れた食事を日常的に食べるということは、北川村で暮らして初めて経験したことだという。
暮らしたから分かる北川村の魅力。私たちが知らない北川村が、まだまだたくさんありそうだ。
北川村でゆず農家として歩み始めた軽部さんご夫婦は、経験することの全てが初めてだ。
ゆずの木には、大きくて鋭利なトゲが生えているが、慣れない軽部さんはトゲに触れて手が傷だらけになったことも。
また、木がかかる病気や散布する薬剤、害虫など、学ぶべきことはまだまだたくさんある。
一方で、学んだことをどう実行するかはすべて自分次第。自分の判断が結果にどう出るか、ゆずの成長を見守ることがやりがいにつながっているという。
土地の「空気感」を感じてみるって、すごく大切です!
気になる土地を訪れて、いろいろな体験をしてみると、見えてくるものがあるかもしれません。
あまり考えずに、その土地へ飛び込んでみるのも一つの手ですね。
これからはゆず農家として、品質の良いゆずを作れるように、夫婦二人三脚で奮闘していきます。
そして、北川村で暮らしてきた方が、小さいころから当たり前にやっきたことにチャレンジしたいですね。
まずはきれいな川で鮎やウナギをとったり、田舎寿司を作ってみたりしようかなと思っています。
情報提供
文/さたけゆうや