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目指せJ3!高知ユナイテッドも大家族やき「ペナルティキックはテンションMAX!チームの大黒柱ゴールキーパー」

       

この情報は2020年10月21日時点の情報となります。

    JFLリーグからJ3昇格を目指す「高知ユナイテッドSC」。試合の勝敗だけではなく、クラブの魅力を知ってもらうため、クラブの活動やチームの裏話をお届けする「目指せJ3!高知ユナイテッドも大家族やき」を高知家の〇〇で連載しています。取材担当は西村監督の個人マネージャー、通称“Nマネ”です。今週は、チームの大黒柱、ゴールキーパーをご紹介します。

    サッカーにおいて、11人の選手の中で唯一手を使えるポジションであり、チームの大黒柱。そしてある意味一番つらいポジションでもあるGK。GKなくしてサッカーは成り立ちません。現在、高知ユナイテッドSC(以下、高知U)には3人のGKが在籍しています。知っているようで知らないGKについてのあれこれをいろいろ聞いてみました。

    左から黒沢隼選手、池上尚孝選手、奥田達朗選手

     

    -GKになった理由を教えてください?

    奥田 中学1年の時の同じチームのGKが頼りなくて自分でやろうと思ったのがきっかけです。背が高かったのとGKへの憧れがあって始めました。身長は中学1年で170㎝あり1年間で10㎝以上伸びて2年時には180㎝を超えていました。

    池上 小学2年からサッカーを始めて、いろんなポジションを試す中で、ボールを止める能力をコーチにかわれ、気づけばGKになっていました。

    黒沢 サッカーを始めたのは小3年の終わりから。ボールを投げる、止める動作があるドッジボールが得意で背が高かったこともあり、コーチにGKを勧められ気づけばGKになっていました。

    -高知UにはGK専門のコーチがいませんが、普段の練習メニューはどのように決めているのですか?

    黒沢 僕が練習メニューを考えています。僕は市内の高校と高知UジュニアユースでGK指導をしていて、その練習メニューを大人用に強度を上げています。最近は動画サイトやSNSで練習方法が紹介されているので参考にします。GKもポゼッション(ボールを保持すること、戦術のひとつ)を意識したパス・キック等の蹴る練習もします。手を使う練習8割、足の練習2割くらいでしょうか。

    池上 現代サッカーでは、キーパーもパス回しに参加するし、キックも上手くないといけない。キーパーは手だけじゃないことを知ってほしいです。

    奥田 GKはキックが上手い選手が多いです。中にはフリーキックを任されるGKもいますよ。

    -グローブやスパイクについておしえてください

    奥田 すぐに傷むので年間10個ぐらい使っています。価格は1万~1万5千円ほど。

    黒沢 練習時はフィールドプレーヤーと同じタイプのスパイクですが、試合の時は鉄製ポイントに付け替えられる取り換え式のスパイクを使用します。鉄製ポイントは滑りにくいんです。

    池上 僕は取り換え式が苦手でグラウンドの状態が悪い時にしか履きません。鉄製のポイントは高さがある分ボールが蹴りにくい感覚があります。ポイントが高めのスパイクを履いています。

    奥田 試合では取り換え式のスパイクを履いていますが、ぼくもあまり好きではないです。鉄製のポイントは芝が引っかかるし足が疲れます。

    -GKは手のケガが多いですよね。ケガ予防のために指のテーピングをしていますか?

    黒沢 毎回必ずしますね。気づいていないだけで軽い脱臼を繰り返していると思う。

    奥田 何度もケガしているので必ずしています。突き指と脱臼をしすぎて、右手の親指に関節が簡単に外れます。たまにペットボトルのキャップを開けるときに外れてアレ?と思うことも。笑

    池上 僕は突き指が少ないのであまりテーピングをしません。人工芝のときはボールが跳ねるので小指にテーピングするくらい。

    -GKは指示を出すポジションですが、新しいチームに馴染むまでの苦労はありますか?

    池上 名前を覚えるまでは指示を出しにくいことはあります。でも名前を覚えてしまえば問題ないですね。

    黒沢 試合中よく話すディフェンス、ボランチの選手は、1~2週間すれば自然と名前を覚えます。事前にホームページ等でどんな選手がいるかチェックしますね。

    奥田 普段は静かな方ですが、サッカーしているときは関係ないですね。

     

    -PKの時の心境について教えて下さい

    池上 PKはGKの見せ場なのでうれしいです。PKはゴールを決められて当たり前なところがあるので、蹴る側の方がプレッシャーを感じると思う。逆にGKは1本でも止められたら称賛されるのでPKは燃えます。同点の試合終盤は追加点入れてほしいけど、PK戦を期待する気持ちも少しあります。笑

    黒沢 僕も一緒。シュートを止めたらヒーローになるチャンスだと思っています。

    奥田 PK戦は好きだけど、試合中のファールによるPKはね…

    黒沢 確かに試合中のPKは嫌かも。ホイッスルが鳴った瞬間「あー、PKか…」と思うけど、でも結局PK戦と同じだよね。

    -失点時はどのように気持ちを切り替えていますか?

    黒沢 試合中は割り切っています。取られたことは仕方ないし、味方が点を取り返してくれること信じて、追加点を入れられないように気持ちを切り替えています。自分のミスだとしても。

    奥田 僕は逆に落ち着くようにします。試合中は引きずるのはだめだよね。ズルズルと失点しちゃう。 

    池上 無理に声を出しますね。基本的に失点したら「切り替えろ」と指示を出しますが、自分のミスで失点してすぐに「切り替えろ」とは言いづらい。奥田君のように一回気持ちを落ち着けてから、プレーが再開したら声を出すようにしています。

    -味方の攻撃が多く、自陣に攻め込まれない時間帯は何をしているのですか?

    黒沢 ここはみんなに一番知ってほしいことですね。去年の地域リーグでは無失点で大差の勝ち試合が多かったですが、例えば試合が3-0で終わるとサッカーに詳しくない人から「今日はキーパー暇だったね~」と言われることがありました。暇じゃないよ!と言いたい。3-0だろうが5-0だろうが、1点入れられたらすっきり終われない。失点しないように常にカウンターに備えて守備の準備をしています。

    池上 どんなに味方が攻めていてもカウンター攻撃でピンチがくるので、ボールだけを見ているのではなく、ディフェンスラインのコントロールを意識してディフェンス陣と喋ります。僕は集中力が切れやすいので、喋り続けることが集中力の維持にも繋がります。集中した状態でピンチを迎える準備しています。

    奥田 みんなと同じですね。ボールが敵陣に上がったら自分も一緒に上がっていくし、常に身体を動かしています。どれだけボール来ていなくても、常に準備していなくてはならないGKの心理を知ってもらいです。

    黒沢 今だと、試合中に歓声がないので、選手たちの声がよく聞こえると思います。キーパーの指示出しと選手たちの反応に注目してください。

    -恥ずかしい話、失敗談があれば教えてください

    池上 試合中大きな声で指示出しするので、たまに声が裏返ることがあって、その時ははずかしいです。

    黒沢・奥田 あるある!

    試合中はボールの動きに目が行きがちですが、今後はGKの指示の出し方や動きに注目したいと思います。黒沢選手、池上選手、奥田選手ありがとうございました。

     

    ではでは来週もお楽しみに~

     

    10月18日(日)に行われた、第24節vsヴェルスパ大分は0-1で負け、現在の順位は16位

    次回はホーム戦 JFL第26節vsテゲバジャーロ宮崎

    10月31日(土)13:00キックオフ 春野陸上競技場

    皆さんの応援がチームの力になります。ご来場お待ちしています!

     

    チケットに関するお問い合わせ先

    高知ユナイテッドSC事務局 

    050-3504-1728

     

    Twitter @kochi_United

    Instagram @kochiunitedsc