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土佐料理が94品!ウツボのフリット、カツオのたたき、いも天に田舎寿司まで東京湯島でいただく絶品料理|美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記【高知グルメPro】
この情報は2026年5月24日時点の情報となります。
年間700食を食べ歩く“美食おじさん”ことフードジャーナリストのマッキー牧元さんが、高知の食材と料理を紹介する人気連載「高知満腹日記」。今回は、東京の銀座に店を構える「銀座 土佐料理 しゃぶしゃぶ 祢保希(ねぼけ)」で王道の土佐料理ランチをいただいてきました!
東京でおいしい鰹のたたきが食べたくなったら、「銀座 祢保希」に行く。
東京でウツボのたたきを食べたくなったら、「銀座 祢保希」に行く。
何度も高知を訪れ、現地で優れた鰹やウツボを食べてきた僕の東京での行動パターンだ。
まずはウツボのたたきから話を始めよう。
高知では何度もウツボのたたきを食べているが、こんな姿は見たことがない。

普段は焼けた皮が黒く、その下に白濁した皮下のコラーゲンがあり、白い身がある。
だが「祢保希」のそれは、皮は灰色で、点々と焼けた跡があり、その下にみっちりと脂のようなコラーゲンがあり、白き身があるではないか。
姿だけで、どうにも艶っぽい。
さあ食べてみよう。

ポン酢に生姜ともみじおろしを入れ、薄切りニンニクを乗せて、口に運ぶ。
ああ、なんと。
食感もまたエロいじゃありませんか。
皮に臭みは微塵もなく、なにより皮下のゼラチン化したコラーゲンが素晴らしい。
普通はクニュクニュとして、それはそれで魅力的なのだが、これは、ふわりと歯が入ったかと思うと、クニャンとつぶれて舌を抱きしめる。
柔らかい粘りを持った、ほの甘いゼラチン状のものが、舌とくんずほぐれつからみあい、やがてきれいに消えていく。
これはウツボとのディープキスである。
大きなものを選んで、コンベクションで加熱し、両側から圧力をかけて加熱しているのだという。
次に鰹のたたきといこう。
運ばれたのは、見慣れぬ長方形の木箱である。
中居さんが木蓋をとる。

すると玉手箱よろしく煙が立ち上がって、カツオが現れた。
スモークした煙を閉じ込めた、演出である。
その燻製香が香ばしく、滑らかで脂の乗った鰹の身に、野趣が出る。
鰹自体もいい。
香り高く、しなやかで、鉄分の旨みがじっとりと舌に乗ってくる。
「銀座 祢保希」に来たら、まずこの二つは頼まなくてはいけない。
高知のクラフトビールや日本酒をやりながら、質の高い鰹とウツボに充足する。
一品も良いが、「よさこい会席」もおすすめである。

季節の食材と高知の料理で構成されている。
訪れたのは春だったので、まず先付として、春キャベツの摺り流し、新緑豆腐、サヨリとスナップエンドウの黄身酢漬けが出された。
優しい春の甘みに心が和らぐ。
続いてお造りは、ブリとヒラメであった。

ブリといえば北陸や北海道が有名だが、実は高知のブリもうまい。
キレのいい脂が乗っていて、品がある。
酒が進むのだな。
続いて、上記でも説明した鰹のたたきが続く。

煮物は、筍の土佐煮ときた。筍の甘みを鰹節が盛り立てる。

ご飯は、新生姜と浅利の炊き込みご飯で、アサリの滋味が米に染み込んでしみじみとした気分になる。

もっと手軽に土佐料理を味わいたい方は、和定食をお勧めしたい。
天ぷら、焚き合わせ、カツオのたたき、茶碗蒸しにご飯と味噌汁がついた盛りだくさんの定食で、高知三昧と洒落てみるのもいいですぞ。

銀座 土佐料理 しゃぶしゃぶ 祢保希(ねぼけ)
住所:東京都中央区銀座7丁目6−8
電話:03-3572-9640