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銀座コリドー街で土佐料理を堪能!カツオから〆のTKGまで高知の食を満喫 銀座「長宗我部 銀座」|美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記【高知家グルメPro】
この情報は2026年4月26日時点の情報となります。

年間700食を食べ歩く“美食おじさん”マッキー牧元が、高知の食材と料理を紹介する人気連載「高知満腹日記」。今回は、東京日本橋の「高知芸西村 土佐鴨 日本橋」で鴨をしゃぶしゃぶしてきました。
高知は優れた食材の宝庫である。
黒潮が運ぶ海産物が有名だが、果物王国であり、米も野菜も豊かである。
さらには牛も豚も鶏も、卵も全国屈指のブランドがあるかと思えば、川魚にも優れている。
高知には何度も訪れてその優位性を感じていたが、鴨を育てているとは知らなかった。
ここは、高知県(春野町・芸西村)の専用農場で、水素還元水と非遺伝子組み換え飼料で育てられたチェリバレー種の高品質な合鴨「土佐鴨」をいただくことができる、希少な店である。
まず前哨戦として「高知ニラポテトサラダ」を頼む。

私は何を隠そう(隠すつもりもないが)ポテトサラダ研究科であるから、うるさいぞ。
ニラは高知の特産品であるから、それと合わせたポテサラは、何としても食べなくてはいけない。
見た目には、ニラ感は薄い。
食べても「あれ? 普通のポテサラじゃん」と思って食べていると、ニラの食感がシャキシャキと弾みだし、次第にニラの香りが広がり始め、喉に落ちる頃合いにはニラの香りで埋め尽くされる。
少しピリ辛に仕立ててあるのもよく、ニラがポテトを凌駕していくサラダなのであった。
次は鴨に登壇してもらおう。

運ばれた各部位を、鉄板で焼く。
「レバー」は、鳥より大きく、鉄分強いかと思えば、意外にあっさりした味である。

これはレバー嫌いな人にもおすすめしたい。
「ハツ」は、 鳥より血感がなく、品がある。

「ロース」は、食感がしなやかで、肉汁が次第に溢れ出す。
胡椒風味の「モモ」は、噛んだ瞬間に「噛め!」と、肉から言われた。

よくよく噛んで、滲み出るうまみを堪能する。
お次は本命の「鴨しゃぶ」、といく前に、肴をいくつかいただく。

「カツオのたたき」は、正しく分厚い造りで、醤油、ボンズ、柚子酢が用意されているのが嬉しい。
「酢もつ」は、高知のブリのさまざまの部位を酢出会えた料理で、ちちこと呼ぶ心臓の食感が痛快である。

さあ、ここで「鴨しゃぶ」が運ばれた。
胡桃ダレと柑橘のタレにつけて食べるのだという。

ふつふつと軽く煮たった昆布と干し椎茸の出汁に、30秒ほど潜らせ、タレにつけて食べる。
ああ、肉はよりしなやかになって、穏やかな鉄分を感じる。

鉄板焼きも良かったが、この店に来たら、やはりこの「鴨しゃぶ」でしょう。
皆で出汁の中に箸を突っ込み、しゃぶしゃぶする。
そうすると瞬く間になくなってしまう。

これはおかわりだな。
しかも、おいしい賑わいと活気あふれる店内で食べていると、次第にコーフンが高まり、箸が止まらなくなる。
「鴨しゃぶおいしいですね」。
そう店員の方に言うと
「うちは切っているだけですから、生産者に感謝です」と、言われた。

こういう店は信頼できるなぁ。
〆はラーメンである。
1分鍋で茹で、つけダレに放り込む。

これまた熱々で、鴨の油や滋味がスープに溶け込んで、それが麺にからまり、たまらんのだな。
柚酢をちょいと入れても、なお美味しい。
こうしてテーブルを囲んだ仲間としゃぶしゃぶをし、麺を啜り、喜びを共有する。
食べ、笑い、飲む。
人生って悪くない。
高知県芸西村 土佐鴨 日本橋
住所:東京都中央区日本橋2丁目2−4 せっつビル 4F
電話:03-6262-5020