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この情報は2017年12月17日時点の情報となります。
高知のトマト農家であり野菜ソムリエとしても活躍する「とまっくま」。トマトを知り尽くすスペシャリストがおすすめするフルーツトマトの悶絶必至のレシピとは。
「とまっくま〜♪ とまっくま〜♪ トマトが大好き〜♪」
高知家のプロモーションムービーで陽気に踊るトマトの着ぐるみ「とまっくま」。
正体は高知県土佐市でトマトを生産する「ファーム輝」の麻岡真里さんだ。
「ファーム輝」で生産するトマトは実に50種類以上。
高知が発祥とされるフルーツトマトから色鮮やかなカラフルトマトまで、麻岡さんが一つ一つ愛情をかけて育てるトマトは、高級料理店でも取扱いされるほどの人気だ。
野菜ソムリエであり、自宅で料理教室を開くほど料理好きな麻岡さん。
日夜トマト料理を研究しおいしい食べ方を知り尽くしたトマトのスペシャリストに、自宅で簡単にできるトマト料理3品を教えていただいた。
今回作るトマト鍋のテーマは「疲れて帰ってきた後でも簡単にできるトマト鍋」だ。
時間をかけず簡単に作れて、トマトパワーで疲れが吹き飛ぶような特製トマト鍋のレシピを教えていただく。
材料(4人分)
・フルーツトマト 1kg (普通のトマトでも可)
・豚肉 250g
・ニラ 2束
・マイタケ 1パック
・水 500cc
・日本酒 100cc
・昆布茶(顆粒) 茶さじ4杯
・オリーブオイル 大さじ2杯
・塩 少々
「トマト自体が旨味成分の塊だから、おいしいダシにもなるんです」
という麻岡さん。今回のトマト鍋の出汁になるのはなんと昆布茶のみ。昆布茶とトマトの旨味たっぷりのトマト鍋なのだ。
早速作り方を見ていこう!
まずは鍋のスープ作りから。鍋に水を入れたあと、昆布茶と日本酒を入れて火にかける。
鍋を沸かしている間にトマトを切っていく。トマトを水で洗いヘタを取り、四等分にくし切りに。
鍋が温かくなってきたら、切ったトマトの半分を鍋に投入。もう半分は具材として後で鍋に入れるのでこのときは入れないで取っておこう。
鍋にフタをしてトマトがやわらかくなりスープ状になるまで中火でひと煮立ち。鍋がフツフツとしてくると、トマトが柔らかくしんなりとしてくる。このときトマトのアクが出るので、こまめに取るのを忘れずに。
ひと煮立ちするとトマトの皮が剝けるのでお箸を使って取り除く。わざわざ皮を湯剥きしなくてもいいから簡単だ。
この時、ハンドミキサーがあれば、皮ごとハンドミキサーにかけるとさらに口当たりの良いスープになる。こまめにアクを取りながら弱火でトマトがトロトロになるまで煮る。これでスープが完成した。
次に具材を用意する。
マイタケを手で割いて食べやすい大きさに。包丁を使わずに手で割くことで味が染み込みやすくなる。
たっぷりのニラを食べやすい大きさにカット。
ニラの根元側と舞茸と豚肉を鍋に投入!ニラの葉側の部分は火が通りやすいので後で入れるためにとっておこう。
豚肉の色が変わりだしたら、取っておいたトマトと残りのニラを山盛り投入!
最後の仕上げにオリーブオイルをたっぷりと回しがける。
鍋が再び煮立ち、ニラがしんなりとなったらお好みで塩で味を整えて完成!
余計な調味料を入れていないので、トマトの風味と旨味がガツンとくる鍋に仕上がった。
ニラのシャキシャキとした食感と熱々のトマトが食欲を誘う。思わず何度もおかわりしてしまいたくなる一杯だ。
具が少なくなったら、ご飯を入れてトマトリゾットにしてシメるのもおすすめ。フルートトマトの旨味が凝縮し、悶絶する美味しさが味わえる。
今回のレシピはフルーツトマトを使ったものだが、普通のトマトで作ることもできる。その場合、普通のトマトはフルーツトマトよりも水分が多いので、トマトの量を増やして水を減らすと良い。
また、今回のレシピではトマトを大量に使用する。「そんなにトマトが手に入らないよ~」という場合は、スープの部分を市販のホールトマト缶やトマトジュースで作ってもOK。その場合も、味付けがされていないものを選ぶようにしよう!
麻岡さんおすすめのトマトレシピ2品目は、ミニトマトで作るカプレーゼだ。
こちらもとっても簡単にできるので、ちょっとしたパーティーのときや、お酒のおつまみが欲しい時などにおすすめだ。
材料
・ミニトマト(普通の大きさのトマトでも可)
・モッツァレラチーズ
・生バジル 少々
・塩 適量
・オリーブオイル
・あたりめ(できれば無添加のもの)
ミニトマトを水で洗いを半分に切ったら、先に塩を振りかけトマトによくなじませる。ここでしばらく放置してトマトから旨味エキスを出すのがポイント。
水分が出てきたら、オリーブオイルをたっぷり入れる。
「オリーブオイルはケチっちゃ駄目よ!」と麻岡さん。トマトから出てきたエキスとオリーブオイルが混じり合い、極上のソースができあがる。
モッツァレラチーズを手で裂くのもポイント。
包丁を使わず手で裂く事によって、表面がデコボコになり表面積が増えてオイルと絡みやすくなる。
お好みで胡椒を少々加え、お皿に盛り付けてバジルを添える。
最後の隠し味としてアタリメを添える。これがトマトとオリーブオイルのソースによく合い、程よい食感をプラスしてくれる。
トマトとチーズの一体感が楽しめるこのレシピ。見てもらった通り、火を使わず切って混ぜるだけのかんたんなレシピなのでぜひ作ってみてほしい。
あたりめはこのようにトマトとオリーブオイルのソースにつけて食べる。トマトの風味とあたりめが驚くほどマッチするので、ぜひお試しあれ。
絶品レシピ3品目はトマト農家ならではの一品をご紹介。
が、今回はここまで。次回も乞うご期待!
取材協力:ファーム輝
http://kagayaki.nouka.tv/
文:ありんど高知 しおちゃん