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高知家の家族に聞きに行く「高知とわたしと高知家と」第7回 若者の成長に尽力する 泉田優さん

       

この情報は2019年11月29日時点の情報となります。

高知県のいろいろなところを取材しては、高知家の魅力をお伝えしてきた高知家の○○取材班。今回はその取材の中で出会った素敵な方々のところに押しかけ、高知の魅力、高知の食材や素敵なお店、高知への思いなどを語っていただきます。

高知家の家族へのインタビュー企画「高知とわたしと高知家と」。第7回は、泉田優(いずみたまさる)さん。2017年3月より、学校法人龍馬学園の常務理事に就任し、学園の運営に尽力されている方だ。泉田さんは富山県黒部市の出身で、(株)帝国データバンク高知支店長として、 初めて高知に来られたのが2013年4月のことである。そんな泉田さんが、なぜ龍馬学園の常務理事に就任されたのかをお聞きしてみると、そこには様々な思いがあった。

 

学校法人龍馬学園

学校法人龍馬学園は1986年(昭和61年)4月に設立。「高度な職業教育を通して、専門知識と人間性豊かな、地域・国家・国際社会に貢献する人材を育成する」を教育理念とし、高知情報ビジネス&フード専門学校、国際デザイン・ビューティーカレッジ、龍馬看護ふくし専門学校の3校22学科を運営し、多岐にわたる分野で即戦力となる人材を育成している。

―さっそくですが、まず高知の最初の印象はいかがでしたか?

泉田さん:そうですね。私は信用調査会社の帝国データバンクで、企業調査や支店のマネジメントをやってきました。各地で調査を担当してきた企業は1万社をこえるでしょうか。
そんな中、2013年に高知支店長として初めて高知にやってきました。日本全国、行ったことのない県はほとんどなくなってましたが、高知県に来るのは初めてでした。
長年、転勤生活を送ってきてましたが、高知の方はちょっと独特でしたね。まあ、優しいというか、おせっかいというか。開放的な身内意識とでも言うような、外から入って来た者でも一度高知に入ればもう仲間というような。私にとっては驚きでしたが、とても心地良いものでした。

―なぜ高知に残り、龍馬学園で働こうと思われたのですか?

泉田さん:高知への好印象もありましたが、高知に残ろうと思ったきっかけは、教育に関わったということがすごく大きいと思います。まもなく52歳になろうかというときに、高知大学の非常勤講師として教育に関わる機会があり、自分の知識や経験が教育に役立つことを初めて知ったのです。
次の年も、その次の年もと続けるうちに、もっともっと自分の知識や経験を若者に伝えたい、支援をしていきたいという思いが強くなりました。そんなときに龍馬学園からご縁をいただき、転職を決めました。もし、次に転勤となれば、教育にかかわることはおそらくできなくなる。ならばと。
人生なんて、ほんと蓋をあけてみなければわからないものですね。「もし高知に来なければ」「もし教育にかかわることがなければ」定年まで帝国データバンクに勤めていたかもしれません。だからこそ、おもしろいんですけどね。

 

本当にうまい「土佐ジロー」

―泉田さんが高知に来られて6年。春が来れば7年になります。そんな泉田さんおすすめの高知の食はありますか?

泉田さん:高知にはじめてきた頃は、やはりカツオやウツボ、ドロメといった高知のいわゆる名物を楽しんでましたが、住むうちにもっと身近なものが大好きになりましたね。越知町の松田精肉店さんのコロッケや香美市の三谷ミートさんの手羽先、高知市のおかもと食堂さんのヨンキューとかね。あ、ヨンキューは玉子ダブルでお願いします。
そうそう、なかでも大好きなのが、安芸市の「はたやま憩の家」の土佐ジロー。行くのに少しばかり時間はかかりますが、まったく気になりません。もう楽しみで、楽しみで。この夏も2回行って来ましたよ。いや、本当に美味しいです。そうそう、その時の様子を紹介してますので、ぜひ見てみてください。多分みなさん行きたくなるはずですよ。
→「予約必須!安芸市のはたやま憩の家で味わう「土佐ジロー欲張りコース」におなかも心も大満足」

 

楽しみは若者と触れ合うことと、その成長をみること

―泉田さんの日々の楽しみは?

泉田さん:楽しみですか。映画を見るのも楽しみだし、本を読むのも、美味しいものを食べるのもみんな楽しみです。日々いろいろなことを楽しみながら過ごしてますが、何よりの楽しみは若者たちと触れ合うことです。
龍馬学園での私の仕事は学園の経営・運営に関わることですので、正直学生たちと触れ合う機会はそう多くありません。それでも、すれ違う時には必ずみんなが「こんにちは」と挨拶してくれますし、イベントの時などは見て回っていたら、「先生、せんせー!」と声をかけてくれます。そんなときはうれしくて、ちょっとはしゃいじゃったりしますね。
非常勤講師として行っている高知大などでは、講義を通して触れ合う時間も長いため、学生たちの変化、1年ごとの成長に目を細めることもあります。長いといっても、彼ら彼女らの学生生活の中ではほんのわずかな時間かもしれません。しかしその中で少しでも教えられること、助けられることがあることは私の大きな喜びです。
龍馬学園の学生、高知大の学生、触れ合う形は違いますが、私の願いは「ひとりでも多くの学生に幸せになってもらいたい」ということです。そう願いながら日々働くのが私の楽しみです。だってそのために高知にいるんですから。

―最後に高知家のみなさんに一言お願い致します。

泉田さん:高知県の抱える大きな問題の一つは「若年層の県外流出」です。進学や就職を機として、多くの若者が県外に出て、そのまま高知に戻ってこないということです。
高知が元気になっていくためには、どこかでその流れを断ち切る必要があると思います。そのためにはどうすればいいのか。
学生のみなさんには、まず高知にも魅力的な企業がたくさんあることを知ってほしいと思います。そして将来の選択肢の中にいれてほしいのです。そのためには、企業側は学生に知ってもらう努力がまだまだ必要だと思います。企業の強みや、これからの展開などいろいろなことをみんなで共有し、夢を語り合ってほしいです。
私が大好きになった、おせっかいな高知家のみなさんならばきっとそれができるはずです。高知家のみんなで高知を元気にしていきましょう。

 

泉田優(いずみたまさる)58歳/学校法人龍馬学園 常務理事・高知大学非常勤講師・高知工業高等専門学校非常勤講師

富山県黒部市出身。1988年帝国データバンクに入社し、各支店で勤務。鳥取支店長、広島支店次長を経て、2013年からは高知支店長を務める。2017年3月より学校法人龍馬学園常務理事に就任し、学園の運営に尽力している。また、高知大学ならびに高知工業高等専門学校にて非常勤講師も務めている。

学校法人龍馬学園

住所:高知県高知市北本町1-12-6
電話:088-825-0900
FAX:088-875-0040
HP:http://www.ryoma.ac.jp/