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【高知グルメPro】メニューは100種以上!高知の大人気昼飲み居酒屋は「ホルモン煮込み」も「串揚げ盛り合わせ」も全部いただきたい! 高知市「葉牡丹」美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記

       

この情報は2023年10月29日時点の情報となります。

立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スイーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす美食おじさんことマッキー牧元さんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する「高知満腹日記」。今回は、地元民にも観光客にも人気の居酒屋、高知市の昼飲み天国「葉牡丹」にお邪魔してきました。

高知の大衆居酒屋といえば、「葉牡丹」である。

おっさんたちが昼の12時から、堂々と「当たり前だろ」という顔をして飲んでいる居酒屋である。

奥様公認酒場なのだな。

今回は夕方の四時に行ったのだが、すでにおじさんたちのグループが赤い顔して、いい調子だった。

ここには何度も来たが、いつも発見がある。

今回驚いたのは、注文してから真っ先に来た、葉牡丹の王道メニュー「ホルモン煮込み」である。

【記事】心ゆくまで高知の居酒屋を楽しむ 酒よし人よし肴よしの居酒屋3店 美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション

頼んでから、1分も経ってない。

すぐ隣で料理人が盗み聞きしているんじゃないかと思うくらいに、早い。

そのホルモンをつつきながら酒を飲んでいると、次に登場したのが「レバースタミナ焼き」である。

こいつは今までに食べたことのない一品だ。

レバースタミナ焼きの味付けはなんとソースだった。

ウースターソースでレバーを味つけているとは珍しい。

でも、このちょいとした下品さが、酒を呼ぶんだな。

一つの料理に、一つの調味料しか使わないという点も、潔い。

次に登場したのは、これもお初、「焼き茄子」である。

焼き茄子は、普通生姜醤油で食べる。

しかし、ここは二杯酢がかけられていた。

醤油が欲しいと思いつつ、二杯酢をかけて食べれば、これがいける。

あっさりとしていて、こちらのほうがナスの甘さが引き立つ。

意外な発見であった。

さて、ここで葉牡丹の王道メニューその二である、「串揚げ盛り合わせ」が運ばれた。

まず、登場するまでの速さは天下一品ときた。

先ほどの「ホルモン煮込み」に負けず劣らずの早さである。

キス、イカ、豚、エビに茄子のフライ盛り合わせを食べて思う。

ここでいただくなら、断然串揚げである。

細かいパン粉で揚げ切りが良く、サクッと揚げられていて、油切れが実にいい。

こりゃ何本でも食べられちゃうぞ。

続いて、椎茸、ウィンナー、うずらの卵のフライを頼んでみた。

このウィンナーフライ、パン粉の片面付けという点が憎いね、こん畜生。

片面はサクッと、片面はむっちりという兼ね合いが、楽しい。

B級グルメの王道である、

運ばれたらソースをたっぷりかけてほおぼる。

うむ。屋台の味、下品の極みで嬉しい。

串焼きも頼んでみよう。

これはレバーとピーマンだな。

レバーの鉄分を受けてピーマンを頬張る。

このちょっとした鉄分の渋みを、ピーマンの甘みが受け止めていてい。

さあ、最後の締めはどうしようか。

熟考の末、「焼きそば」を頼む。

これもお初である。

運ばれし焼きそばは、海鮮と野菜という布陣であった。

イカ、エビ、たけのこ、白菜、椎茸。

麺にかかっている、あんの量が凄まじい。

あんかけ焼きそばというより、揚げめんのあん浸し麺といった感じであった。

もしくは、揚げ湯麺か。

麺はしなしなで、その妙な侘しさが癖になる。

僕はそこにお酢をもらい、さらにしなしなさせて食べてやった。

何か妙な達成感があるなぁ。

今回、初めて頼むものも含め、これぞ大衆居酒屋といった品々であった。

なにしろ料理は、100種類ほどある。

全種類制覇には、まだまだ何度も足を運ばなくちゃ。

高知県高知市堺町2-21「葉牡丹」にて