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響き渡れ我らの音楽よ!「第41回 高知フライデー・ウインド・アンサンブル 定期演奏会」開催!
この情報は2023年9月9日時点の情報となります。
高知県出身の紅白演歌歌手・三山ひろしさんと、さんさんテレビ・玉井新平アナウンサーが三山さんのふるさと高知県をゆる~くお散歩。今回は香南市赤岡町を訪れた。
目次
三山さんと玉井アナがお散歩しているのは、香南市赤岡町。のどかな田園風景が広がる町にドーンと巨大な建物を発見!
今回2人が訪れたのは「RED HILL 1967」という株式会社技研製作所が建てた情報発信基地だ。
一体どのような情報を発信する施設なのだろうか?お話を伺ってみよう!
株式会社技研製作所に入社して2年目の中平京さんにお話を伺う。
中平さん:今年5月にオープンした「RED HILL 1967」は、創業者の出身地と創業年が名前の由来になっています。「百聞は一見に如かず」をコンセプトに、圧入技術の粋を集めた株式会社技研製作所の機械や工法、構造物の「実物」の展示を通して、「圧入」とはどのような技術なのか、どのような優位性があるのか、言語や文化の壁を越えて心から納得、理解していただける施設です。
※圧入(あつにゅう)とは、既製杭(工場生産された鋼杭やコンクリート杭など)を地盤中の所定の深度まで貫入し設置する既製杭設置方法の一つ。
「RED HILL 1967」の入り口には巨大な「研究棟」がそびえ立つ。
この建物は、土木建設の工事現場で土留めの仮設工事用囲いなどに使用される鉄製の“鋼矢板”で作られており、世界初の建築構造をしている。
さっそく株式会社技研製作所の技術力の高さに圧倒される三山さんと玉井アナ…他にも面白いものが見られそうと期待が膨らむ。
まずはあまり聞き慣れない「圧入」について、研究棟内にある「シアタールーム」でお勉強!
シアタールームでは、GIKENグループと圧入技術の紹介動画を大画面で学習できる。
振動や騒音を抑え、杭を地中に打ち込む工法など、世界が認める高度な技術を映像で詳しく解説付きで学んだ。
「圧入」の仕組みをしっかりと理解できた三山さんと玉井アナ。
続いては株式会社技研製作所の創業から現在に至るまでの歴史を学べる「展示ホール」へと足を運ぶ。
展示ホールでは、大型パネルとモニターに映し出された映像でさらに「圧入」の歴史・技術に関する知識をインプットできる。
あらゆる工法などが紹介されている展示ホールで三山さんが気になったのは、これまでにない画期的なシステム「GRBシステム」だ。
先ほど圧入について学んだが、その圧入と連動させて働く仕組みに三山さんは興味津々。
圧入によって地中に押し込まれた杭をつかんで反力としながら完成杭の上を機械が進み、次々と杭を打っていく画期的なシステムに開いた口が塞がらない。
写真左のような仮設構台を必要としないため工事が必要なくなり、写真右のようにスマートで効率的な工法で施工ができるのだ。
また、打たれた杭にも技術が詰まっており、インプラント工法と言われる工法で施工することで。地球と杭が一体化するインプラント構造が出来上がる。
従来のフーチング構造とは異なり、粘り強い構造体を形成できるようだ。
最新の圧入技術を持つ株式会社技研製作所は、全世界だけではなく、今後宇宙にもフィールドを広げようとしている。
政府が進める「スターダストプログラム」の一環として2030年頃までに無人拠点建設・有人常時滞在を予定するプロジェクトが推進中。
夢が広がるプロジェクトに三山さんと玉井アナは「これからの活動が益々楽しみです!もっと株式会社技研製作所の魅力を知りたい」とコメントした。
まだまだ「RED HILL 1967」の魅力を追求したい三山さんと玉井アナは、世界中の杭打ち機が50台展示されるという「創造館(世界杭打機ミュージアム)」へ向かった。
ここからは入社2年目の新垣青空さんに案内いただく!
創造館(世界杭打機ミュージアム)の入り口に展示された人力の杭打ち機「タコ」が気になる二人。
昔の人はとんでもない時間をかけて杭打ちをやっていたんだろうな!と杭打ち機「タコ」を体験して感じる三山さん&玉井アナペア。
僕らが杭を打ち終わる頃には手に「タコ」が出来ますね!とひとボケかました。
施設内に入ると世界中から集められたとても貴重な杭打ち機がズラリと並ぶ!
中でも一番目を惹くのは、株式会社技研製作所が初めて開発した「無公害杭圧入引抜機 サイレントパイラー1号機」。
2021年8月には機械遺産に認定された名機だ。
他にも地中の障害物や硬い地盤に杭を打ち込む際に使用されるトゲトゲしいドリルが先端についた珍しい杭打ち機なども展示されているので、ぜひ訪れた際はチェックしてみよう。
最後に紹介されたのは、これまで見てきた油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー」や仮設レス施工を実現する「GRBシステム」「インプラント工法」による構造物の実物を展示する実証展示場。
今回は特別に一般開放されていないサイレントパイラーでの杭打ちを三山さんが体験する。
ここからは入社3年目の宮脇日和さんが三山さんに杭打ちの操作方法を伝授する。
ショベルカーのように機械に乗って操作を行うかと思っていた三山さんだが、操作は小さなコントローラーで可能!
遠くからでもボタンひとつで大きく重い機械を動かせるというから驚きだ。
宮脇さんの指示に従い、ボタンを押していく三山さん。すると圧入が始まった!
上下にピストン運動が始まり、杭が少しずつ地中に埋まっていく。
玉井アナ:こんなに音が静かなんですか?土と杭が擦れる音しかしない…機械自体の稼働音が聞こえないですよ!
さすが無公害型の油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー」。工事の際に聞こえてくるはずの大きな騒音がとても抑えられている。
技術の進歩に驚かされる貴重な体験だ!
三山さん:私のふるさと高知からこんな素晴らしい技術が生まれ、そしてそれが世界に…果ては宇宙まで広がっていこうとしている様子は、現代の坂本龍馬を見ているような気がしますね。凄い!!
建設工事や宇宙開発には、最新の技術がどんどん導入されていることを、関係者だけでなく一般の方にも広く知ってもらいたいという想いが込められた「RED HILL 1967」。
普段見聞きする機会のない分野であったが、熱い思いがさんさん歩を通して伝わればいいなと思うお散歩だった。今回のさんさん歩はここでお開き。
次の「さんさん歩」はどこへ行こうか?次回の記事もお楽しみに。
RED HILL 1967
住所:高知県香南市赤岡町大東2246-3
見学予約:見学予約受付フォームから受付可能
https://redhill1967.giken.com/
情報提供:高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや