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【高知家の○○月間人気記事ベスト5】地元愛されグルメや高知の守り継ぎたい伝統をご紹介
この情報は2023年5月9日時点の情報となります。
これまでたくさんの記事をご覧いただいている「高知家の〇〇」ですが、その中でも人気だった記事や、まだまだみなさんにご覧いただけていないおススメ記事を「Back To 高知家の20○○」としてご紹介します!
今回は2021年5月4日にご紹介した、今の時期におすすめの本山町散策コースの記事です。
これまでご愛読いただいている方も、初めて来たよという方も、是非お楽しみください!
高知県嶺北(れいほく)地域に位置する本山町。高速道路を利用すると、高知市中心部から車で約1時間、バスを使えば約1時間半ほどの場所にあります。
古くから林業や農業で栄えてきた自然豊かな場所で、町内には「日本三大暴れ川」のひとつとして数えられる吉野川が流れています。
今回は、吉野川のほとりにある「帰全山(きぜんざん)公園」にやってきました!
国道から見ると、吉野川を挟んだ対岸に位置する帰全山公園。
かつて山で切り出した材木を運ぶために建設された「旧本山大橋」を渡って、公園に向かいます(現在は歩行者専用)。
まず、出迎えてくれたのは野中兼山(のなかけんざん)像。
土佐藩に仕えていた家老であり、南学者です。
領地であった本山町をはじめ、県内各地で農業・漁業・土木事業などの改革を行いました。
特に土木事業に関しては多くの功績を残し、現在も兼山が築いた遺構を各地で見ることができます。
「帰全山」という名称は、兼山の南学の師・山﨑闇斎(あんさい)が、中国の古典から引用した一節から名づけられました。
兼山像を過ぎると、ひろびろとした芝生の広場が。
ちょうどお昼時ということもあり、ベンチでお弁当を広げる人の姿もちらほら。
広場の裏手の林には遊歩道が整備されており、手軽に森林浴を楽しめます。
4月~5月にはシャクナゲやツツジが見頃。
咲き誇るシャクナゲがまるでトンネルみたい!
別名「シャクナゲ公園」とも呼ばれ、多くの人から親しまれています。
のんびりと散策していると、小さな階段を発見!
降りていくと、河原に出ました!
ふと見ると、火を起こせるスペースが。
そう、ここは公園内にある無料のキャンプ場。
橋の上から見ると、こんな感じ。
エメラルドグリーンに光る吉野川が目前に。
せっかくなので、最高のロケーションをひとりじめしつつ、お昼ご飯を食べることに。
お弁当は、近くの直販所「さくら市」で購入したもの。
直販所のほか、周辺にはテイクアウト可能なカフェもあるので、手ぶらで気軽にアウトドア気分が味わえます
河原へと降りていく道の手前には、炊事場も完備されているので、本格的なキャンプ飯を作ることもできますよ!
ポカポカ陽気の中お昼ご飯を楽しんだら、野中兼山にゆかりのあるとある施設へ。
帰全山公園から歩いて約5分のところにある「本山町立大原富枝文学館」は、本山町出身の作家・大原富枝の生涯や生原稿を展示する文学施設です。
彼女の代表作「婉(えん)という女」は、野中兼山の娘・婉をモデルに描かれた歴史小説。
展示室の一角では、本山町と野中兼山、そして大原富枝の関わりがパネルやビデオで紹介されています。
「帰全山」の名前の由来もしっかり解説されているので、気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。
ほかにも、常設展示では貴重な生原稿や大原富枝が愛用していた品々を展示。
また、特別展示室では毎回異なるテーマで企画展を行っています。
文学館の裏手には、こじんまりとした中庭と茶室「安履庵(あんりあん)」が。
安履庵では、毎月第2日曜日の10時~15時の間、お茶のお接待が行われているそう。
お越しの際は、ぜひ参加してみてくださいね。
※変更の場合もあるため、公式ホームページのイベントカレンダーでご確認ください。
2021年、開館30周年の節目を迎えた大原富枝文学館。
帰全山公園とセットで訪れてみてはいかがでしょうか。
歴史・自然・食・文化・・・徒歩圏内に魅力がギュッと詰まった本山町。
ぜひ遊びに行ってみてくださいね!
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帰全山公園
高知県長岡郡本山町
本山町役場HP http://www.town.motoyama.kochi.jp/life/dtl.php?hdnKey=8
本山町立大原富枝文学館
住所:高知県長岡郡本山町本山568-2
電話:0887-76-2837
公式HP: https://oohara-tomie-bungakukan.net/