グルメ
【高知グルメPro】地元愛されイタリアンから人気の和食屋に夜の〆の屋台餃子までそろう「廿代町」のおススメグルメ6選 食いしんぼおじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション
この情報は2022年7月26日時点の情報となります。
大阪府大阪市中央区、大阪メトロ・堺筋本町駅から徒歩3分。オフィスビルが立ち並ぶビジネス街を進むと、高知の港から毎日直送で仕入れるカツオが自慢の「ブランニュー酒場 カツオとさくら」が見えてきます。
「小さい頃から人に食べてもらうことが好きで料理の道を志した」と話す店長の高野さんにお店に対する想いや今後の展望についてお伺いしました。
─お店の人気メニューやこだわりの食材について教えてください。
高野さん:やっぱり1番の人気メニューは、鰹のたたきです。当店では藁焼きをしているので、香りがすごく良くなる点がポイントです。約800度くらいの高温で一気に焼くことで、表面はパリッと、中はレアに仕上がります。当店にお越しの際は、必ず食べてもらいたい一品です。
─他にはどのような高知県産の食材を使っていますか?
高野さん:当店で使用している食材の半分くらいは高知県産です。海鮮でいえばウツボや青さのり。高知県の特産品の一つである、はちきん地鶏も人気です。
─ウツボが食べられるとは知りませんでした。ウツボはどういったお料理になるのですか?
高野さん:当店では、唐揚げか湯引きでご提供しています。皮のコラーゲンが豊富で、もっちりとしていて美味しいですよ。大阪では珍しい食べ物なので、興味本位で注文してくださる方も多いです。
他にも「高知で食べたときは苦手だったのに、ここのウツボは美味しい!」って言ってくださる方もいらっしゃいます。ウツボは骨が特殊な入り方をしているので処理が大変ではあるのですが、当店は骨を処理した状態のウツボを仕入れているため食べやすくなっています。
─確かに、歯ごたえがありますね。お塩でいただくのもすごく美味しいです。
高野さん:添えてある塩も高知県産のものを使っています。当店では塩にもこだわっていて、「塩を買いたい」と言ってくださるお客さんもいるんですよ。
─吹田市に系列店があると伺いましたが、カツオとさくらはどういったコンセプトのお店なのでしょうか?
高野さん:系列店の「太郎丸」は“ザ・居酒屋”という感じのお店ですが、当店はデートでも使えるようなカジュアルでおしゃれなお店に仕上げています。
─内装がとても明るくて素敵です。
高野さん:実際に若いお客さんもたくさん来てくださっていますし、「料理が美味しい」と年配の方からも好評です。性別や世代を問わず、幅広い年齢層のお客さんが来てくださっています。
─高知県出身のお客さんが来店することもありますか?
高野さん:しょっちゅうあります。お客さんともお話をするのですが、高知のことを教えてもらうことも多くて、とても勉強になります。「大阪でこれだけ美味しいカツオが食べられるお店ってあまりないよね」とか「地元を思い出すよ」なんて言ってくれる方もいますね。
─お客さんのどんな反応がうれしいですか?
高野さん:お客さんがお帰りになる際にお見送りをしているのですが、「美味しかった」とか「また来るね」と言ってくださる方が多くて、それが一番うれしいです。リピーターさんも多くて、ちゃんと覚えてくれていることがうれしいですね。
─お客さんとの距離が近いんですね! 高野さんご自身は高知に行ってみて印象的だったことなどはありますか?
高野さん:現地に足を運んで、知らない食材や食べ方に出会ったことで料理開発のアイデアが生まれました。たとえば、ブリなど脂の多い魚につけて食べる、味噌と葉にんにくを混ぜて作る高知県の伝統的な調味料である「ぬた」などは高知ならではの料理ですね。あとは、実際に漁師さんや魚屋さんにお会いして市場を見せてもらったことで、「より良いものをお客さんに提供していきたい」という思いが強くなりました。
─今後はどのようなお店にしていきたいですか?
高野さん:このお店を通じて「高知県に行ってみたい」と思うお客さんが増えるといいなと思っています。むしろ、ここで高知を味わうことができる、そんなお店にしたいです。直近で目指しているのは、店内に高知県のお土産コーナーをつくって物販をすること。「実際に高知に行ったらもっとすごいんだろうな」という期待感を味わえるようなお店にすることが目標です。
ブランニュー酒場 カツオとさくら
店長:高野一路
住所:〒541-0054 大阪市中央区南本町2-4-16 本町デビスビル1階
TEL:06-4256-3191