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紺碧の土佐湾を優雅に泳ぐニタリクジラと群れなすイルカを愛でに行こう!高知県土佐市宇佐の「ホエールウォッチング宇佐」

この情報は2022年7月23日時点の情報となります。

高知県民にはなじみのある存在のクジラ。今回は土佐湾に住み着くニタリクジラと太平洋を自由に生き生きと泳ぎ回るイルカを見に行く高知県土佐市宇佐の「ホエールウォッチング宇佐」をご紹介する。

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高知はクジラの国だから

「言うたちいかんちゃ おらんくの池にゃ 潮吹く魚が 泳ぎより よさこい よさこい」(「なにを言ってもだめだよ。なんてったってウチの高知の海には、潮吹くクジラが泳いでいるんだから」)と高知県民謡のよさこい節で歌われるほど、古くから高知県民にとってクジラは身近な存在だ。

高知県の海は日本有数のクジラの生息域で、高知県土佐清水市の「ジョン万ホエール&イルカウォッチング」、高知県幡多郡黒潮町入野の「大方ホエールウォッチング」、高知県室戸市の「室戸市ホエールウォッチング」、そして高知県土佐市宇佐の「ホエールウォッチング宇佐」などホエールウォッチングが盛んに行われており、高知県民はもちろん観光客の方々に大人気である。

今回は高知市のお隣、高知県土佐市宇佐の「ホエールウォッチング宇佐」の紺碧の土佐湾で楽しむホエールウォッチングをご紹介します。

 

「ホエールウォッチング宇佐」でクジラを見に行こう!

集合・出航場所となる「ホエールウオッチング宇佐」は、高知市中心部より車で30分ほどの「宇佐しおかぜ公園」内にある。

宇佐湾の黒潮ライン(国道23号線)沿いにある「宇佐しおかぜ公園」の入り口にある巨大なクジラのモニュメントが目印だ。

順路に従って進めば、無料駐車場に辿り着き、施設はそのすぐ横にある。

webもしくは電話で事前予約をしておき、当日ここで受付・料金の支払いを行い、簡単な説明を受けてから船へと乗り込む。

船内にもトイレはあるが、乗船前にここでしっかりトイレもすましておこう。

船はいずれも定員12人程の小回りの利く小型漁船で、操船するのは土佐湾を知り尽くした地元の現役漁師さんだ。

乗り込むのは操船を担う船長さんと、主にクジラを発見し誘導する方の2名体制。

常に乗客の一人一人に話しかけ、身体面でも心理面でもサポートをしてくれるのでとても心強い。

また出航前の船の点検、天候や海上状況のチェックや運航中の航路の確認、乗客の救命胴衣着用の徹底など国土交通省の安全規程に基づき、安全な運航の実施基準を設けており、緊急時には事前に設定した関係機関への連絡網を活用し、有事に対応できる体制を整えている。

服装は特別なものは必要ないが、日差しが強いため帽子は必ず持っていったほうがよい。薄手の長袖やサングラスなどもあればよりよい。

そして、往復5時間ほどになるので、十分な飲料水や日焼け止め、タオルは必須だ。

また船が揺れて海に落としてしまうことがないように、スマホやカメラにはストラップをつけておくと安心である。

乗り物酔いしやすい人は、事前に酔い止め薬を服用することも忘れてはならない。

船に乗り込めば座席に用意されている救命胴衣を全員がきちんと着用したのを確認して早速出航だ。

 

「海の貴婦人」ニタリクジラに会いに行こう

漁師さんのちょっとどぎつい土佐弁の説明を聞きながら1時間半ほど沖に船を進めると、「クジラがいたぞー」と漁師さんの大きな声が上がる。

乗客のみんなが急いで船首に集まりカメラの準備をしていると、船長の見事な操船でみるみるうちにクジラへと近づいていく。

すぐに海に潜ってしまうクジラもいれば、サービス精神旺盛にすぐ近くまで行っても悠々と船の横を泳いでくれるクジラもいる。

運が良ければ、クジラにとって息継ぎに当たる「ブロウ」いわゆる潮吹きや、身体をアーチ状にくねらせて深く海に潜って行く前のサヨナラの合図「ペダンクルアーチ」、イワシを食べるために、海面から垂直に豪快に頭を出す「フィーディング」が見られる。そしてなかなか見ることのできないアクション、腹を空に向けながら高く華麗にジャンプをする「ブリーチング」を間近で見れることもある。

「ホエールウオッチング宇佐」がウォッチング対象としているクジラはニタリクジラで、毎年約70%~80%ほどの高確率で遭遇することができる。

ニタリクジラは船が近寄ってもあまり警戒をせず、ゆったりと泳ぐその優雅な姿形から「海の貴婦人」とも 呼ばれ、上あごの特徴的な3本の線で他のクジラと容易に見分けるられる。

実はニタリクジラを対象としたホエールウォッチングを行っているのは日本全国でも高知県だけだ。

体長12m~15mほどのニタリクジラは黒潮よりも外側の沖合で餌場や繁殖場をもとめて回遊することが多いが、土佐湾には数十頭が1年を通し棲み着いている。

なぜ棲み着いているのか理由は分からないが、土佐湾で操業する漁師たちはその習性や動きを把握しやすく、宇佐ホエールウォッチング協会では、それら漁師たちのニタリクジラの目撃例を把握し、最新の情報をもとに遭遇率が最も高いエリアを目指すので、ニタリクジラとの遭遇率がグッと高くなるのだ。

 

マイルカにハンドウイルカにハナゴンドウ。イルカの群れがお出迎え

「ホエールウォッチング宇佐」ではニタリクジラだけでなく様々なイルカの群れも乗客たちを楽しませてくれる。

クジラとイルカの違いは実はなく、正確に言えばイルカはクジラである。

土佐湾にいるニタリクジラはヒゲクジラ亜目で「ひげ」を持つクジラで、「ひげ」は櫛のような感じで上あごの内側についていてこのひげでプランクトンなどの餌をこし取って食べている。

イルカは「歯」があるハクジラ亜目で主に魚を食べるクジラのことである。

色々なハクジラの中で一般的に3~4mより小さいクジラを「イルカ」、それより大きいクジラを「クジラ」を呼ぶのだが、その基準は曖昧で、クジラより大きいイルカ、イルカより小さいクジラもいるのだ。

土佐湾には、とても活動的で群れで生活し、多い時には土佐湾でも1千頭を超える大群を作ることもある体長2~2.5mほどの「マイルカ」や、いきいきと大海原を泳ぎまわりアクロバティックなジャンプを披露したり、よく船の周りに遊びに来てくれる人懐っこい「ハンドウイルカ」、成長するにつれて他の個体の噛み傷などが傷跡として残り、老獣では体色はほとんど真っ白になる「ハナゴンドウ」などがいる。

イルカの群れは船を先導するように進み、数頭ごとに次々とジャンプを繰り返す。

姿が見えなくなったと思ったら、今度は予想もせぬ別の場所からひょっこり現れるのを繰り返す。

群れが現れるたびに船はその方向へ素速く船首を向け、イルカと一緒に並走するのだ。

ニタリクジラはその迫力と大きさに唸ってしまうが、イルカはただただ愛らしい。

イルカの群れはすぐにいなくなることはなく15分~30分ほど追いかけっこを繰り返すこととなる。

遭遇できれば、子供の様に大はしゃぎすること請け合いだ。

 

高知の夏の思い出を「ホエールウォッチング宇佐」で

「ホエールウォッチング宇佐」では10月31日までの期間、天候・海上状況が可能な限り毎日ホエールウォッチングを行っている。

雄大な太平洋でニタリクジラとイルカたちを追う感動のホエールウォッチングをぜひ一度体験してもらいたい。

 

令和4年(2022年)度事業期間:5月1日~10月31日

料金:大人(中学生以上) 1名¥7,000・小学生1名¥4,000・ 幼児(3歳以上)1名¥3,000(3才未満及び妊娠中の方の乗船不可)

出航時間:5~6月 午前8時、7~10月 平日 午前8時・土日祝日 午前8時/午後1時 (出航15分前には集合お願い致します)

所要時間:約5時間程度(発見位置により帰港時間が変わりますので、飛行機などに乗られる方は前もって申し出て下さい。)

出航場所:高知県土佐市宇佐町橋田浜 宇佐しおかぜ公園 (無料駐車場完備)

申し込み方法:ホエールウォッチング宇佐HPの予約フォームよりお申し込み下さい。前日の場合は必ずお電話090-3782-2554にご連絡下さい。

団体予約:団体予約の場合は、必ずお電話にて090-3782-2554にご連絡下さい。

 

ホエールウォッチング宇佐

住所:高知県土佐市宇佐町橋田浜2752-7 宇佐しおかぜ公園内

TEL:090-3782-2554(お問い合わせ時間 午前6時~午後10時)

 

取材協力:一般社団法人 土佐市観光協会

 

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