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この情報は2024年7月25日時点の情報となります。
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開校75年、前身を含めると140年以上の歴史があり、高知県香南市唯一の高校として地域の教育を担う城山高校。同高を卒業したOB・OGたちでつくり、関西で活動しているのが「高知県立城山高等学校校友会 関西支部」です。
「関西地区に第二のふるさとを」を合言葉に、励まし合い、故郷に思いを寄せる集いの場を大阪で毎年開いています。支部長の松田章二さんにお話をうかがいました。
画像提供:城山高等学校校友会 関西支部
―関西支部は、年1回の総会が大事な交流の場になっているそうですね。
松田さん:関西支部の校友会員は約80人。大阪府を中心に奈良県や兵庫県、京都府などの各府県に住んでいます。
会員が集まる総会は毎年4月に大阪市内で開いています。「(かんきつ類で香南市産の)小夏」をみんなで分け合い、母校や故郷を思い出したり、近況について触れながら、高知弁でワイワイガヤガヤとにぎやかに話します。会員はもちろん、城山高校からは校長が、香南市からも代表の方がお見えになり、学校の近況を聞いたりもします。
お酒が強い会員が多いので、総会が終わると主だった者たちで二次会です。2020年と21年は新型コロナウイルス感染予防のため、総会開催を断念しましたが、コロナ禍が落ち着いたら、再開したいですね。
―他の支部の方とも交流される機会はあるのでしょうか?
松田さん:ありますよ。城山高校の卒業式に出席したり、関東支部の総会に出向いて関東の会員と交流を深めたりもしています。母校・城山高校を訪問して、教員の方々と交流する活動も行ってきました。
画像引用:城山高等学校校友会 関西支部 会報誌
―松田さんが生徒だった1950年代、城山高校はどんな学校でしたか?
松田さん:私の父は東京で紳士服の仕立てを仕事にしていましたが、(戦時中の)1945年1月に高知に帰ってきました。私が高校に入学した1957年、普通科は30人学級で4クラスありましたから、1学年で計120人。7町村の中学校から生徒が集まっていました。
―当時を振り返ってみて、改めて今どんな思いを感じておられますか?
松田さん:大変な時代で、生活していくのに必死でしたが、学校生活は楽しかったですよ。友達と受験勉強をしたり、級友の農家でミカンを分けてもらって一緒に食べたり。生徒会活動では、他校の文化祭を見に行ったりもしました。
当時は関西で就職する卒業生も多く、私も大阪の経理の学校に進んで、大阪で今まで働いてきました。
画像引用:城山高等学校校友会 関西支部 会報誌
―城山高校も時代によって、姿が大きく変わっています。介護職など福祉人材を育成する「社会福祉型」など3つのコースがありますね。
松田さん:(町村合併が進んだ)平成の大合併時には、少子化で廃校を危惧する声も聞かれましたが、香南市唯一の高校として存続しています。今は高知市など香南市以外から通う生徒も多いそうで、地域の「核」になっています。
画像提供:城山高等学校校友会 関西支部
―関西支部として、今後、どのように活動していきたいですか?
松田さん:以前あったことなのですが、闘病中の会員の方が「年に1回の楽しみ。どんなことがあっても参加したい」と、サポートを受けながら、総会にお見えになったことがありました。私は4人きょうだいですが、全員、城山高校で学びました。
支部は先輩たちが立ち上げた大事な会であり、会員にとって大事な集いの場・活力の源なので、これからも続けていきたいですね。関西で就職する卒業生は昔に比べて減っていますが、新しい会員を増やして、母校を愛する次世代に支部の運営をバトンタッチしていきたいと考えています。
松田さん:関西支部の活動の魅力は、やはり、「参加すれば、故郷や母校の色々な話ができる、つながりができる」こと。母校と故郷の昔と今を伝えていきたいと思っています。
関西支部の会員は70代が中心ですが、40~50代の方に「ふるさとの話をしましょう」と声をかけていきたいですね。
高知県立城山高等学校校友会 関西支部
支部長:松田章二
校友会事務局:高知県香南市赤岡町1612 高知県立城山高等学校内
電話:090-3054-4072(松田)
活動内容:卒業生の親ぼく・交流