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ヒノキではぐくむ交流「枚方市役所観光交流課」高知・四万十市と大阪・枚方市の繋がり
この情報は2021年6月26日時点の情報となります。
チャンネル登録者数約9万人!高知県のじいちゃんばあちゃんYouTuber「チロちゃん」が、高知のさまざまな場所を巡り、魅力をたっぷりご紹介!
今回は、いの町にある土佐和紙工芸村「くらうど」 で紙すき体験に挑戦してみたぞ。
デザインセンスが光る、じいちゃんばあちゃんが作った土佐和紙に注目だ!
目次
チロちゃんは、チャンネル登録者数9万人を超える人気YouTuber。
おちゃらけな反面、厳格さもある「じいちゃん」と、
おしゃれと料理が大好きな「ばあちゃん」。
その二人が繰り広げる何気ない日常を、孫の「チロちゃん」が撮影している。
高知県中部に位置する「土佐和紙の町」いの町へやってきた、じいちゃんとばあちゃん。
いの町は日本三大和紙の一つと言われる「土佐和紙」の産地で、その歴史は1000年を超える。
今回じいちゃんとばあちゃんが体験するのは、土佐和紙工芸村「くらうど」での紙すき&染色体験!
じいちゃんは、草花入りの色紙を作る土佐和紙の紙すき体験。ばあちゃんは、土佐和紙を使った絞り染めうちわ作りに挑戦だ。
土佐和紙の主な原料は楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などの植物。
これらの樹皮繊維は長く絡みやすいため、薄くても丈夫な紙を漉くことができるのだ。
早速、簀桁(すけた)と言われる紙すきの道具を使い、前後左右に揺らしながら樹皮繊維を絡めて土佐和紙を作る。
上手に紙を漉き終わったら、土佐和紙の上に草花をレイアウトしていく。まずは菜の花を選んだじいちゃん。
土佐和紙を破かないよう、慎重にピンセットを使いながら草花を置いていく。
なかなか器用なじいちゃん!アクセントに紫のお花をカットして、レイアウト。
最終調整をしつつ、色味のバランスを確認。良い仕上がりだ!
じいちゃん作:草花入りの土佐和紙色紙。
これは完成度が高いのでは?
最後はプレス機で圧縮し、蒸気乾燥に30分かける。
どんな仕上がりになっているかな?完成品は後半でご紹介するぞ。
ばあちゃんは、繊細な手作業が求められる絞り染め体験に挑戦!手先の器用なばあちゃんなら、大丈夫なはず。
まずは絞り染めの準備から。
土佐和紙をグシャグシャに丸めて、ところどころ輪ゴムで縛っていく。簡単そうに見えて、これが意外と難しい。
順番に一つ一つ輪ゴムで土佐和紙を縛る。この作業が仕上がりを左右するので、なかなか気が抜けない。
絞り染めの下準備が終わったら、染めの作業に入る。
自分の好きな色の染料を選んで、土佐和紙を着色していくぞ。色味の薄い色から順番に着けていくのがポイントだ。
服に染料がつくと、洗濯しても落ちないので要注意。
青色、水色、オレンジ色の染料を選んで着色、涼しそうな色味が並ぶ。
着色した土佐和紙を広げると、綺麗な色合いの模様が現れた。
とっても良い色使い!ばあちゃんのセンスが光っている。
先ほど絞り染めした和紙を使い、うちわを作っていくばあちゃん。
土佐和紙にうちわの型を鉛筆で下書きし、型通りにハサミでカット。
次はうちわの骨組みに土佐和紙を貼り付けていく作業。ムラのないよう、骨組みに丁寧に糊付けしていく。
と、そこへじいちゃん登場!うちわ作りをしているばあちゃんを見守る。
手が空いたじいちゃんは、うちわ作りをしているばあちゃんを携帯電話のカメラでパシャ!と撮影。
蒸気乾燥を待つ間、暇を持て余すじいちゃん。笑
そんなことには脇目も振らず、集中して最後の仕上げに取りかかるばあちゃん。
土佐和紙が骨組みから剥がれないように、うちわの縁周りも糊付けしていくぞ。
うちわが完成に近づくと、イメージ通りにできていたのか、ばあちゃんの顔に笑みがこぼれる。
淡い色味の可愛らしいうちわが無事完成!センスが光る作品に仕上がった。
じいちゃんの土佐和紙色紙も蒸気乾燥を終え、手元に届いたところで二人揃って記念撮影!
とっても素敵な作品が出来上がった。
じいちゃんとばあちゃんから一言コメント
じいちゃん:卒業証書を土佐和紙で子どもに作らせたら、思い出になっていいと思うた!
ばあちゃん:コツを覚えて1人前になるのは難しいねぇ・・・
思い通りの仕上がりに大満足のじいちゃんばあちゃん。
伝統工芸に触れ、歴史を感じる素敵な一日となった。
次回のYouTuber「チロちゃん」に関する記事もお楽しみに!
土佐和紙工芸村「くらうど」
住所:高知県吾川郡いの町鹿敷122
電話:088-892-1001
文/さたけゆうや
※新型コロナ感染症の感染拡大前に撮影された動画をもとに記事を構成しています。