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珍味!鰻の肝の煮つけと蒲焼でご飯が止まらない「うなぎ処 福」美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記

       

この情報は2021年5月9日時点の情報となります。

立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スイーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす美食おじさんマッキー牧元さんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する「高知満腹日記」。今回は、高知の鰻の焼き方「地焼き」で皮がパリッとした鰻重をいただいてきたぞ。

ついにゴールが見えてきた。

本日ご飯料理7食目、カレーライスの後は、うなぎである。

【記事】室戸の海沿いレストランでいただくスパイシーカレー&本格紅茶「シットロト」

南国市にある「うなぎ処  福」にやってきた。

高知の人はうなぎ好きである。

高知県では、5軒ほど鰻屋を回ったが、どこも人気である。

特にこの店は、かなりの客数だが満席で、家族からカップルまで楽しまれている。

メニューを開いて珍しい料理に目が止まった。

肝(煮付け)400円とある。

うなぎの肝焼きならわかるが、煮付けを出す店は、聞かない。

そこで、肝と鰻重を頼んだ。

肝煮が運ばれる。

甘辛く煮た肝にたっぷりとネギがかけられ、針生姜が乗せられている

ううむ。うまい。

肝のほろ苦さと甘辛い味の対比が憎い。

肝焼きのお相手は燗酒に限るが、これはもうご飯である。

肝を一つ食べてはご飯を掻き込む。

1日中ご飯料理を食べてきたというのに、この喚起力は素晴らしい。

さあ、うな重が運ばれた。

うなぎを二等分に切って乗せる通常の形ではなく、一本半のうなぎを九等分に切って重ねながら乗せたスタイルである。

見るからに、表面がカリッと焼き上げられた地焼きである。

口に運べば、香ばしく、音が立つほどバリバリに焼かれている。

特に皮側が凛々しく、痛快な気分となる。

これは皮側を下の歯に当てて食べるのがいいだろう。

そうすればより一層、カリカリ感が味わえる。

またご飯の上に乗せて食べるのではなく、うなぎを食べてすぐにご飯をかき込むスタイルがいい。

もしご飯の上に乗せるなら、腹をご飯に接地させて、食べる瞬間にひっくり返すのがよろしい。

猛然と食べたが、できるならこのうな重は、お腹をすかして出かけたいと切に思った。

並、上、特上ともに1本半を使い、値段の違いは、うなぎのサイズや量ではなく、サイドメニューの数だという。

お話を伺ったのは、6年目になるという職人の方だった。

捌いて炭で仕上げていくのだが、最初から炭火なので、焼くテンポをかえたりしながら、20分ほどかかるという。

同じようなうなぎでも皮の厚さが異なる。

タレの乗りが悪いうなぎもある。

それぞれの特性を見ながら、少しずつ火を入れていく感じだという。

結実が、口の中でカリッと香ばしく弾ける。

「まだまだ道半ばです」と語る職人の言葉が、この店の誠実を物語っていた。

 

高知県南国市久礼田「うなぎ処 福」にて

 

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