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【高知グルメ】「珈琲の魅力を伝えたい」薬剤師でもある店主の想いが詰まった「気ままに珈琲」ほっとこうちオススメ情報
この情報は2020年1月4日時点の情報となります。
高知県の郷土料理として、愛され続けている「田舎寿司」。見た目よし、香りよし、味よし、食感よしの田舎寿司には、地元の食材を使った伝統の料理を若い世代に引きついでいきたいという思いが込められていた。
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高知の伝統的で豪快な料理といえば、皿鉢料理!たくさんのご馳走が一皿に盛り付けられた皿鉢料理の中で、欠かせないものと言えば田舎寿司だ。
県外の方は田舎寿司と聞くと、ちらし寿司や巻き寿司などを想像される方もいるのではないだろうか。高知の田舎寿司といえば、山菜やこんにゃくなどを寿司ネタに見立てて彩り豊かに作られた、握り寿司スタイルのことを指す。
ネタとなる野菜や山菜を甘酢につけたり、煮て味を付けたりと趣向を凝らしていて、これが絶品!!
県外の方におすすめすると、「所詮野菜でしょ。」という空気が流れるが、一度食べれば多くの方がこの田舎寿司の虜になる。高知県内では、日曜市や直販所、スーパー等でも販売されていて、いつでも気軽に購入できるのだ。
今回は、高知市にある直販所「真心(まっこと)ふぁーむらぶ」で、「地域農産物を活用した加工」を柱に、田舎寿司をはじめ、お弁当やお惣菜等の製造・販売を行っている「JA高知市女性部直販部会なるクラブ」へ。
田舎寿司を海外にPRしていきたいと模索されている、高知県出身でマイアミ在住のYouTuber寺田弘行さんとともに伺った。
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調理場では、約10名ほどがそれぞれの持ち場で作業をされていた。
巻き寿司を巻いたり、握ったり、
完成したお寿司やお惣菜をトレーに詰める方がいたりと、手慣れた様子でテキパキと作業に取り組んでいた。
その中でも、リュウキュウ(はすいもの茎)の下処理をするこの方に注目!
JA高知市女性部直販部会の前部会長を務められていた竹島愛子さん。なんと92歳というから驚き!周りからは、「竹島さんにリュウキュウの下処理をさせたら右に出るものはいない」という声が。
今回は、色々なお弁当やお寿司などをを作るなか、ひときわ彩り豊かな田舎寿司の詰め合わせがこちら!
上左からチャーテ、いたどり、たけのこ、こんにゃく、下左から大菜、みょうが、シイタケ、こんにゃくの8品!聞き慣れない野菜もあると思うが、チャーテは「ハヤトウリ」や「インドウリ」とも言われる瓜科の野菜で、あっさりとした味とシャキシャキとした食感が人気の秋の味覚だ。いたどりは春に採れる山菜で、塩漬けにすることで長期保存が可能。ほのかな酸味と歯切れのいい食感がクセになる。地元で採れた素材をふんだんに取り入れて作られた田舎寿司だ。
この色鮮やかさに、つい見とれてしまうほど。
もっと並べてみると…
映えぇぇぇぇぇ!
寺田さんと高知家の〇〇取材班もいただいてみることに。
お米には、米酢とともに高知の特産品である柚子がたっぷり使用されていて香りがいい。
こんにゃく、シイタケ、たけのこは甘く煮られていて、酢飯のゆずの香りと具材の甘さが相まって絶妙!
大菜やチャーテ、リュウキュウはシャキシャキとした食感が楽しい。
それぞれ違った、見た目、香り、味、食感で食べる人を飽きさせない。柚子がたっぷり使われていることでさっぱりと食べられる。ついつい手が止まらなくなってしまうほどの美味しさに、寺田さんと〇〇取材班は感動しっぱなし。
寺田さんは、「ほんとうにおいしい。特にマイアミにいる多くのビーガン(完全菜食主義者)の方々にはピッタリな食材です。世界に田舎寿司を広めていきたいです。」と語ってくれた。
前部会長の竹島さんと部会長の濱渦さんに田舎寿司への思いを伺った。
竹島さん:私たちは作ることの喜びを感じながら、お客さんには食べていただいておいしかったと喜んでいただき、食の学びにもつながればと思っています。これからも部会のメンバーと一体になって、今以上に田舎寿司を含めた伝統料理が注目されるように取り組んでいきたいです。
濱渦さん:田舎寿司を、次の世代に伝えていきたいと思っています。私たちは学校給食での郷土料理の伝承活動にも取り組んでいて、今年で3年目となります。限られた時間の中で調理師さんが田舎寿司を作るのは難しいですが、少しずつ広がり始めています。多くの子どもたちや県外の方々にも高知の味を知ってもらえるように、私たちにできることを続けていきたいです。
最後は、笑顔が素敵な「なるクラブ」の皆さんと田舎寿司を前に記念の一枚。本当に素敵な方々で、なによりとっても元気でパワーをいただいた。田舎寿司への熱い思いと取り組みがみんなの元気の秘訣なのかもしれない。
皆様の思いとともに、高知ならではの田舎寿司がさらに後世へ受け継がれていくことを願いたい。
直販所「真心(まっこと)ふぁーむらぶ」
住所:高知県高知市高須東町4-8
電話:088-883-6650
営業時間:午前8時~午後4時
定休日:12月31日~1月5日
ja-kochishi.or.jp/index.htm