三山ひろし, 観光
【三山ひろしのさんさん歩】古材や古家具のリノベーションで新たなカルチャーを生み出す「サルベージ高知」
この情報は2018年6月20日時点の情報となります。
2018年7月24日、高知市追手筋にオープンする複合施設「オーテピア」。「オーテピア高知図書館」「オーテピア高知声と点字の図書館」「高知みらい科学館」の3つの施設が入る新しい高知のランドマークに潜入し、その魅力をいち早くレポートするぞ!
高知名物の日曜市が開催される追手筋沿い、「ひろめ市場」の東にこの夏オープンするのが複合施設「オーテピア」だ。
ここには高知県立図書館と高知市民図書館本館を合築した新図書館「オーテピア高知図書館」と「オーテピア高知声と点字の図書館」、そしてプラネタリウムを備えた「高知みらい科学館」の3館が入り、生涯学習や文化の発展に寄与する、まさに県民・市民の「知」の情報拠点だ。
「オーテピア」のメインエントランスは建物南西側にあり、総合案内のあるエントランスホールからエスカレーターで上がった2階から4階が「オーテピア高知図書館」だ。
2階は主に一般や子ども向けの図書を扱っているフロアとなっている。
本の貸し出しはセルフ式の貸出機で手続き可能で、返す時はエスカレーター横の図書館入口にあるポストから返却できる。
また、予約した本は「セルフ予約受取コーナー」で窓口を通さずに受け取ることもできるのでとっても便利だ。
一般開架スペースには見渡す限り本棚と本!図書館なので当たり前だが…。
なんでもこの図書館、収蔵能力約205万冊、開架約34万冊は中四国最大級で、全国でも10本の指に入る規模なのだそう。
高知県では珍しい「ティーンズコーナー」は日本有数の規模を誇り、10代向けの図書を約8,000冊取り揃えている。
小さい字が見えづらい方に好評の「大活字本コーナー」も充実。
こちらは「こどもコーナー」。
書架が低く、子ども目線で使いやすいような気配りがされている。
子ども専用の小さなトイレや授乳室もコーナー内にあるので安心だ。
靴を脱いで上がるこの円形のスペースでは読み聞かせなどのイベントも開かれるそうだ。
3階は「健康・安心・防災スペース」「ビジネス・科学・産業・農業スペース」「高知資料コーナー」などに分かれている。
窓辺の閲覧デスク(注:椅子はまだ設置されていない)や眺めの良いグループ室などが備えられ、ゆっくりと読書や調べものができるのがうれしい。
ちなみに図書館に置いてある雑誌の数は、本屋さんでよく見かける人気の雑誌からマニアックな業界誌までなんと1,600種類!
最新号は閲覧のみだが、バックナンバーは貸し出しもOKだ。
また、起業やビジネスに関する蔵書は日本有数の規模だそう。
こちらはデータベースコーナー。契約しているデータベースの中には「MieNa(市場情報評価ナビ)」もあり、エリアマーケティングなどに必要な情報が検索できる。
「高知資料コーナー」にも本や資料がズラリ。
困りごとがあればこちらのデスクで相談することができる。
3階には他に「視聴覚資料コーナー」があり、半個室のブースで映像資料などを見ることができる。
さらに4階には、最大200人を収容できるホールや研修室なども備えられている。
ホールの内壁にはなんと土佐漆喰(しっくい)を使用!
1階エントランスホールのすぐ隣にある「オーテピア高知声と点字の図書館」では、視覚障害や学習障害、高齢・病気などで小さい字が読めない、寝たきりなどでや本を持つことやページをめくることができないなど、様々な理由で本を読むことが難しい方にも読書を楽しんでいただくことができる。
点字の絵本などの点字図書や、今年の本屋大賞受賞作品が並ぶ録音図書(声の本)。
他にも情報取得をサポートする機器などの展示コーナーもある。
ちなみに建物のすぐ外には補助犬用のトイレが!
犬にもとっても優しいのだ!
老若男女問わず日常生活から勉強、ビジネスなどあらゆるシーンで様々な活用ができる新しい図書館。
今からワクワクが止まらない!
…と、2つの図書館の紹介だけで結構なボリュームになってしまった。
5階にある「高知みらい科学館」については、【後編】で紹介するのでお楽しみに!
後編はこちらから⇒【後編】複合施設「オーテピア」に一足早く潜入してみた 知的欲求大満足!
■オーテピア
https://otepia.kochi.jp/
■オーテピア高知図書館
電話:088-823-4946
■オーテピア高知声と点字の図書館
電話:088-823-9488