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【高知観光】築140年の建物をリノベーションしたモダンな古民家宿「加持ノ宿(かもちのやど)」
この情報は2017年3月9日時点の情報となります。
高知城の隣に新しくオープンした『高知城歴史博物館』。土佐山内家の6万7千点にわたる歴史資料や坂本龍馬が直筆の手紙など、貴重な資料が盛りだくさん。
全国に12しか残されていない「現存天守」のひとつ、高知城。そのお膝元に、歴史好きなら垂涎の博物館がオープンした。
オープンは3月4日。ちょうどこの日から始まった『志国高知 幕末維新博』のメイン会場のひとつ。高知県の尾﨑正直知事や土佐山内家19代目当主の山内豊功さんらが、テープカットを行なった。
堂々たるその外観は、「船をモチーフにしたデザイン」とのこと。高知の貴重な歴史資料の数々を未来へと運ぶ宝船をイメージしている。
この博物館のスゴさは、土佐山内家から高知県に移管された6万7千点もの歴史資料を始め、豊臣政権下の長宗我部家の時代から幕末に至るまで「本物・現物」の資料が数多く展示されていること。
16世紀に長宗我部家が検地を行なった帳面の現物や…
博物館のキャラクター『やまぴょん』のモチーフとなった山内家4代藩主の『兎耳形兜(うさぎみみなりのかぶと)』。
歴代藩主が着用した甲冑まで。きわめて保存状態がいいのは、土佐山内家宝物資料館が、大切に保管してきたためだろう。
しかも、館内の資料はフラッシュ撮影を行わなければ、自由に撮影することが可能(企画展などの内容・展示物によっては撮影できない場合もあります)。
SNSにアップするなど、歴史が好きな人にはたまらない計らいだ。
『幕末維新博』を記念したコーナーでは、薩長同盟を成し遂げ、幕末日本を大きく動かした坂本龍馬が、盟友たちとやり取りした書簡の現物も展示されている。
土佐藩の家老・後藤象二郎に送った手紙の草稿や…
龍馬とともに千葉道場で剣術を学んだ土佐の志士、溝渕広之丞に宛てた手紙の草稿も。
さらには、今年その存在が明らかとなり大きな話題を呼んだ、龍馬が暗殺される5日前に書かれた手紙まで。
この書簡には「新国家」という言葉が使われていたことも、龍馬の先見性を示すものとして評価されている。
(「龍馬の手紙」3点など、一部資料は展示期間中にレプリカと差し替えになります)
本物・直筆の資料が今に伝える歴史の息づかいは、見る者の心をぐっと揺さぶる。そこで、記者も思わず…
龍馬の衣装を着て、肖像がツーショット(これが可能なのも館内が撮影可能なため!)。
さらに、貴重な現存天守である高知城の天守閣をバックに「龍馬ポーズ」。なお、展示室のある3階は、天守閣と追手門を同時に見られるベストスポットでもある。
館内のみなさまにも「あ、龍馬がいる!」と温かく声をかけていただいたが、コスプレまでせずとも確実に高知県と日本の歴史に没入できるこの新しい博物館。
この写真ではお伝えしきれない「本物の魅力と迫力」を味わいに、ぜひ現地まで足を伸ばしていただきたい。
坂本龍馬の書簡を含む特集展示『海援隊発進! 〜坂本龍馬のかけぬけた時代〜』は、4月17日(月)まで、会期中無休で行われている。
【高知城歴史博物館】
・住所:高知市追手筋2-7-5