子どもたち大興奮必至の2時間30分の旅！「アンパンマン列車」がリニューアルして運行開始だ

土讃線あかい・きいろいアンパンマン列車が登場

これが新しくなった「土讃線あかい・きいろいアンパンマン列車」だ。○○取材班は、ひと目見ただけでかわいい！とこの列車の虜に。

外装のイメージは「親しみやすさ」をテーマに、赤色と黄色をベースのカラーにしたそうだ。

色鮮やかな車体にはアンパンマンと仲間たちが勢揃い。子どもも、大人もわくわく興奮してしまうこと間違いなしだ。

アンパンマンの作者 やなせたかし氏の出身地は、高知県香美市。その縁もあって、2000年10月に高知駅と岡山駅とを結ぶ、土讃線特急「南風」の一部としてアンパンマン列車はデビューした。

2000年にデビューしたのはブルーの土讃線アンパンマン列車で、その後第2号となるピンクの列車が加わった。その後、4回の外装リニューアルを経てこれまで運行してきた。2000年10月の運行開始から2020年3月までの20年間で、土讃線アンパンマン列車の利用者数は約711万人にのぼる。

そんな土讃線アンパンマン列車の20周年を記念してデビューしたのが、「土讃線あかい・きいろいアンパンマン列車」だ。

初代アンパンマン列車は、2000系特急型気動車という車両を改装して導入されたが、新しい車両は2019年8月に登場した制御付き振子式の2700系特急形気動車の車両を改装した「土讃線あかい・きいろいアンパンマン列車」となっている。

ちなみに、車両が新型になったことで列車の機能性も向上。車椅子対応の多機能トイレやキャリーバックなどの荷物置き場、防犯カメラが設置され、各座席には電源コンセントがあり、無料公衆無線LAN「Wi-Fi」にも対応している。

2019年8月に登場した新型特急の記事はコチラ⇒JR四国土讃線に30年ぶりの新型車両登場！高知と本州を結ぶ振子式列車「南風」に潜入してきた

アンパンマンと仲間たちが勢揃い！アンパンマンシート

アンパンマン列車の中でも特別な、アンパンマンシートが設置されている1号車を紹介するぞ。

車内は、アンパンマンのほか、あかちゃんまんやドキンちゃん、ロールパンナちゃんなどの特別シート。子どもの好きなキャラクターに合わせて座席指定するのもおすすめ。

よく見ると、ロールカーテンもアンパンマン仕様になっている。

テーブルを下ろすと、大きなテーブルにもアンパンマンとなかまたちが。
アンパンマン大好きな子どもたちが、ここにも！ここにも！と車内でアンパンマンを探す姿が目に浮かぶ。

デッキでもみんなが賑やかにお出迎えしてくれている。

トイレにも、もちろんアンパンマン。アンパンマンが見守ってくれているので、一人でトイレに行くのも怖くないぞ！

このアンパンマンシートが設置されているのは1号車のみで、座席数は24席。これまでの土讃線アンパンマン列車の16席から8席増えて、より多くの方が乗車できるようになった。

そのほかの車両は普通車、グリーン車ともに通常のシートなので、大人の方だけの旅行やお仕事でご利用する方でアンパンマンシートに座るのには少し抵抗が・・・という方もご心配なく。

アンパンマンシートに乗車するには、「アンパンマンシート専用の指定席特急券」が必要。
乗車日の1ヶ月前から全国のJRみどりの窓口や主な旅行会社、JR四国のワープ支店やワーププラザ、JR西日本ネット予約サービス「e5489（いいごよやく）」で販売されているので、予約の際に「アンパンマンシートを希望」と伝えて事前に準備をしておこう。

「土讃線あかい・きいろいアンパンマン列車」はAパターンとBパターンを隔日で交互に運行するそうだ。

＜Aパターン＞

南風  2号　高知駅 6:00発　⇒　岡山駅 8:38着
南風  3号　岡山駅 8:52発　⇒　高知駅 11:30着
南風14号　高知駅 12:13発　⇒　岡山駅 14:41着
南風15号　岡山駅 15:05発　⇒　高知駅 17:41着
南風26号   高知駅 18:36発　⇒　岡山駅 21:11着
南風27号　岡山駅 21:39発　⇒　高知駅 0:06着

＜Bパターン＞

南風  6号　高知駅 8:01発　⇒　岡山駅 10:33着
南風  7号　岡山駅 11:05発　⇒　高知駅 13:41着
南風18号　高知駅 14:13発　⇒　岡山駅 16:41着
南風19号　岡山駅 17:05発　⇒　高知駅 19:43着

大好きなアンパンマンと約2時間30分の旅を楽しめる「土讃線あかい・きいろいアンパンマン列車」で、思い出に残る列車の旅を楽しんでみてはいかがだろう。

＜画像提供：ＪＲ四国＞