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【高知家の○○月間人気記事ベスト5】地元愛されグルメや高知の守り継ぎたい伝統をご紹介
この情報は2020年6月29日時点の情報となります。
「LOGet!CARD(ロゲットカード )」は、7月3日から日本全国の観光スポットで配布されるコレクションカード。全国52種類のカードが発行されるなか、なんと高知県では仁淀川流域で6種類のカードが発行される!
全6回の高知県のロゲットカードを巡る旅。第2弾は、いの町へ取材に行ってきたぞ。
目次
LOGet!CARD(ロゲットカード)とは、日本全国の観光スポットを統一フォーマットでシリーズ化したコレクションカード。
令和2年7月3日(金)より配布がスタートし、各カードに設定された配布条件をクリアすることで、記念にカードを貰うことができる。
第一弾記事はこちら⇒【ロゲットカードを巡る旅 第1弾】3時間でまわる海辺の至福時間!in土佐市
高知が誇る紙の町といえば、いの町。高知市の西隣に位置し、清流「仁淀川」が流れる町だ。
いの町紙の博物館では、国の伝統的工芸品である土佐和紙について学ぶことができ、入館するとロゲットカードを入手できる。
まずは紙の博物館周辺に残る伝統的な街並みを楽しむまち歩きへ。
白い暖簾が目印の「いの町観光協会」。まちの情報収集だけではなくレンタサイクルの利用もできるので、自転車で巡るのもおすすめ。
まちの魅力がギュっと詰まった「まち歩きマップ」は、まさに旅の必需品。
紙の町だけあって和紙に印刷されていて、少しざらっとした質感が心地いい。
マップを手にして観光協会を出た途端、耳に入ってきたのはギギギギーというブレーキ音。
観光協会のすぐそばには、路面電車の西の終点「伊野駅」がある。
電車の停車時間が長いので、路面電車を隅から隅までじっくり眺めたい人にはお勧め。
いの町といえば「いの大黒さま」として知られる椙本神社が有名。もう一つ、路面電車伊野駅そばにある琴平神社にも見逃せないスポットが。なんと江戸時代末期に建立された本殿があるのだ。
参道の階段を登ると見えてきたのは、昔の学校を思わせるような色と造りの拝殿。
この日は天気も良く、新緑が綺麗に映える。
神社右側にある小道を歩くと江戸時代から残っているとは思えない立派な本殿があり、細かな線で立体的に彫られた彫刻が現存している。
角度を変えて彫刻を眺め、お気に入りの表情を見つけるのも楽しみのひとつ。
琴平神社から歩くこと5分。軒先に段ボールで作った作品を置いている青果店「岡林商店」を発見。
さっそく店内に入ると想像を超える光景が・・・
警備員のように店内を見守るガンダムたち。後ろに見える棚の高さと比較してもらうと、その大きさがわかっていただけるだろう。
お菓子の棚に置かれた宇宙戦艦ヤマト。
天空の城ラピュタに登場する飛行船。
実はこれ、プロペラが回るのだ。細部にまでこだわっている。
そして、青果店なのにこんな愉快なお店にしちゃったご主人の岡林政道さん。
昔からものづくりが好きで、ある時から段ボールアートの世界にのめり込んでしまったそう。
店内には、ここでは紹介しきれない作品が山のようにあるので、ぜひ足を運んでみてほしい。
続いて向かったのは、クラフトコーラやスパイスカレーが楽しめるお店「GOOD FIVE」。
築110年の古民家を改修した店内に飾られているのは、ロードバイク。
実は店主の小野さんは趣味の域を遥かに越えた自転車好きで、サイクリングイベント「GREAT EARTH 高知仁淀ブルーライド」の仕掛け人もしているのだとか。
店内では、いの町産の有機生姜を使ったスパイスカレーをいただくことができる。
この日いただいたのは「ほうれん草とモッツァレラチーズのカレー」。
ほうれん草とチーズの甘みが特徴的で、シャキシャキ野菜と混ぜて食べると、また違った風味が楽しめる。
そして、お店の代名詞となっているのが「クラフトコーラ」。クラフトコーラとは、スパイスやハーブを原料に作られた手作りコーラのこと。
今年6月には、高知県産の柑橘やハーブなどから作られた高知クラフトコーラ「sawachina(サワチーナ)」(写真右)が新たに発売された。
新発売の「sawachina」の炭酸割りを注文。人生初となるクラフトコーラだ。
慣れ親しんだコーラとは、まず色が違う。飲んでみるとコーラっぽさに加えて、スパイスの風味と柑橘の爽やかさが印象的。スッキリした後味で、カレーとの相性も抜群。
現在、新型コロナ感染拡大防止対策として営業日時等に変動があるので、お店にお越しの際は事前にSNSで営業時間をチェックだ。
さてさて、ようやく最終目的地である「紙の博物館」に到着。
職員さんと一緒に、紙の博物館を巡ってみよう。
シンプルな造りのロビーに差し込む柔らかい光。
受付を済ませ館内に足を踏み入れると、和紙で作られた大きな土佐凧が迎えてくれた。
そしてお楽しみのロゲットカードは、入館料を支払った方に配布される仕組みだ。
館内は、土佐和紙の歴史や原料・製造工程を学べるエリア、紙漉き体験のできるエリア、様々な和紙用品を購入できるエリアに分かれている。
学びのエリアでは、和紙がどのようなものに使われ、どんな役割を果たしてきたのか、様々な展示物を通じて知ることができる。
展示物に触れることは出来ないが、和紙の製造に不可欠なさまざまな道具を見ることで、先人の知恵や工夫の一端に触れることができる。
この日は紙漉き体験がお休みだったので、お楽しみの和紙が購入できるエリアへと移動。
原料の違いや作り方によって紙の質感も様々あり、紙1枚を選ぶだけでも、ずいぶん迷ってしまう。
紙についてもっと知りたい、いろんな紙に触れてみたい方に是非とも訪れてほしいスポットだ。
紙の町として栄えてきたいの町。紙の博物館周辺のまち歩きでは、昔ながらの風情ある街並みを楽しめる。
旅の締めくくりに選んだのは、すぐ近くを流れる仁淀川。開放的な河川敷の散歩は、ゆったりした特別な時間が流れる。
紙の博物館周辺には、おすすめしたい名所、グルメがまだまだある。紙の町をもっと楽しんでみたいという方は、いの町観光協会ホームページをみてほしい。
いの町紙の博物館
住所:いの町幸町110-1
電話:088-893-0886
営業時間:午前9時~午後5時
定休日:月曜休館、12/27~1/4休館
https://kamihaku.com/
琴平神社
住所:いの町2256-1
岡林商店
住所:いの町3607-5
https://www.facebook.com/okabayashi.syouten/
GOOD FIVE
住所:いの町大国町3108
https://www.instagram.com/good.five.base/
いの町観光協会
住所:高知県吾川郡いの町1692-9
電話:088-893-1211
https://www.inofan.jp/
文/越知町地域おこし協力隊 ヒロセシンヤ