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高知は魚が美味しいから干物も旨い!「高知家の干物」を銀座のアンテナショップでお買い物

この情報は2024年12月26日時点の情報となります。

皆さん、こんにちは!

ルーツは高知、生まれ育ちは関西の高知愛半端ない、土佐酒アドバイザーの裕子です。

暑い高知愛を世界中の皆さんにお届けすべく「高知家の〇〇」で食材や文化を紹介するコラムを書かせていただいています。

想いが強すぎて暑苦しく思われることがあるかもしれませんが、そこは何卒、高知愛に免じてお許し下さいね。

 

前回は「高知家の朝ごはん」でしたが、今回は高知でとれる美味しいお魚の「干物」をご紹介します。

黒潮の香り漂う太平洋が目の前に広がる高知県はカツオをはじめとして、季節ごとに様々な種類の魚が水揚げされています。

その新鮮な魚を使った「干物」は絶品で、高知県外では見た事も聞いた事もない不思議な名前の魚たちが銀座のアンテナショップに並んでいるんです。

今回はそんな 謎めいた「高知家の干物」をご紹介したいと思います。

左端から

  • ほたれいわし

「ほたれいわし」とは「片口鰯(カタクチイワシ)」の丸干しのことで、高知では大変人気のあるポピュラーな干物です。名前の由来はと言うと「ほっぺたが落ちる(たれる)ほど美味しい」ことから「ほたれ」の愛称で親しまれています。ほうれい線が気になる女子的には垂れないでほしいところ 笑

ウルメ干しに比べると値段もお手頃で両面を軽く炙るだけ食べられる手軽さからも、子どもから大人まで幅広く愛されています。

 

  • ニロギの干物

正式名称はオキヒイラギ。柊の葉っぱに似ている事から名付けられました。県外の友人に振る舞うと「え?ピラニア⁈」なんて聞かれた事数知れず。大きさは約3~7cmほどで冬から春の季節によく食べられています。軽く炙り焼きにして柚子を絞って食べたり唐揚げにしても美味しいですよ。

丸ごと食べられるので 土佐酒やビールのおつまみにも最高 スナック感覚で手が伸びちゃいます。

 

  • ウツボの干物

「海のギャング」と呼ばれているウツボ。強いヌメリがあったり鰻とはまた違った複雑な小骨が多いことから、最近ではさばける方も少なくなってきていますが、昔から高知県ではタタキにして食べたり、天ぷらにしたり、なんとすき焼きにしたりと様々な料理方で食べられてきました。

栄養価が高く滋養強壮などスタミナ食としても注目されています。なんといっても裕子的に嬉しいのはコラーゲンが豊富なこと。

そのウツボを干すことで旨味が一段と濃縮され、益々美味しくなります。フライパンで炙って食べられます。

 

  • メヒカリの干物

小さな魚体にしっかりと脂がのり、白身のふぁっとした食感の干物、それがメヒカリです。ヒメ目アオメエソ科アオメエソ属に分類される深海魚で、1〜2月に旬の時期を迎えます。大きな目が青緑色に輝いていることから「めひかり(メヒカリ)」と呼ばれるようになりました。

 

  • やけどの干物

衝撃的な名前「やけど(火傷)」。正式には「ハダカイワシ(裸鰯)」という魚で、その名前のとおり鱗が無くて裸ん坊、ちょっと痛々しい姿がまるで火傷を負っているかのような様に見える事から、こう呼ばれるようになりました。もともと鱗がないわけではなく、底引き網で水揚げされる際にほぼ全ての鱗が取れてしまうそう。しかし見た目とは裏腹に、焼くと脂が溶け出して、ホクホクとした身はご飯のお供にぼっちり(土佐弁で丁度よい事) 知る人ぞ知る干物といったところです。

 

  • まとめ

高知県は新鮮なカツオのお刺身やタタキなど、鮮魚だけでは語り尽くせない、魚の種類や食べ方がいっぱい。

今回はちょっと変わった干物大国ならではの魚を取り上げてみました。

かじかんだ手と白い息 帰宅後にホッと一息ついて土佐酒の熱燗をちびちびやりながら 干物を奥歯で噛み締めて味わう な〜んて粋なひとときも 銀座のアンテナショップなら叶えてしまいます。

そんな高知の干物、みんなぁ食べ比べてみんかえ?