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黒潮を泳ぐ豊かな生命を感じてほしい 大阪海遊館海洋生物研究所『以布利センター』
この情報は2017年8月19日時点の情報となります。
四万十町の山間部にある海洋堂ホビー館四万十は、全国から多くのフィギュアファンが集まる聖地として知られている。へんぴな場所にあるのになぜ人気なのか? 実際に見に行ってみた。
大阪府門真市に本社を置く、世界屈指の造形技術を誇る模型メーカー『海洋堂』。
フィギュアファンなら知らない人はいない会社だが、なぜか海洋堂のホビーを存分に楽しめる『海洋堂ホビー館四万十』が、高知県の四万十町にあるという。
いったいなぜそんな場所に海洋堂の博物館があるのか? その謎を探るべく、四万十町へ向かうことにした。
海洋堂ホビー館四万十は四万十町のなかでも少し山深い場所にあり、最寄り駅のJR打井川駅から約6kmの場所にある。
日・祝には路線バスが出ているが、スムーズに行くなら車を借りて行ったほうがいいだろう。
高知市から車を走らせること約1時間半、海洋堂ホビー館四万十へやっと到着! 入口には北斗の拳の「ケンシロウ」がお出迎えをしている。
廃校になった小学校の体育館を利用した館内は、まるで子供の頃におもちゃをたくさん置いて遊んだ秘密基地のよう。
入ってすぐ左にあったシン・ゴジラのレジンキャストは、993,600円という超高額なのに物凄い数の注文があったそうだ。
映画を観た人ならきっと分かると思うが、そのリアルさはフィギュアになってもまったく変わらない精巧さ。
このグレムリンの模型は、実際に映画で使用されたもの。アニメファンだけでなく、映画好きがグッとくる展示も多いようだ。
もちろんアニメファンが楽しめる展示も多くあり、海洋堂が主催する「ワンダーフェスティバル」への出展作品や…
食玩『チョコエッグ』に入っているフィギュアも多数展示。
海洋堂が誇る天才造形師・ボーメ氏の式波・アスカ・ラングレーなんて、いまにも動き出しそうなクオリティだ!
ほかにも風神・雷神まであり、海洋堂の技術は「化け物か!」と言いたくなるぐらいどんな物でもフィギュアにしてしまうスキルには驚くばかり。
ちなみに、なぜ海洋堂ホビー館が四万十にあるのかというと、海洋堂創業者の宮脇修氏が高知県出身だから。海洋堂の原点がココにはあるのである。
上記で紹介した常設展示以外にも、海洋堂ホビー館四万十では季節ごとに特別展を開催している。
記者が訪れたときに開催していた『情景師アラーキーの凄い!ジオラマ展 in 四万十』では写真に撮ると本物と見分けがつかないスゴすぎるジオラマを展示(現在は終了)。
ジオラマで作られたバットマンの舞台「ゴッサムシティ」も…
写真にすると映画のワンシーンのような仕上がりになる。これ以外にもフィギュアの作成教室などのイベントを常時行っているぞ。
また、ホビー館では1時間程度のジオラマ教室も随時行っており、海洋堂の職員から直々に造形について教わることもできる。
ちょっとレトロな雰囲気でのジオラマ作りは、きっと夢中になってしまうはず。
ここで作ったジオラマは、高知旅行の忘れられない思い出になるはずだ。老若男女誰でも楽しめる場所なので、四万十町に行ったらぜひ訪れておこう。
【海洋堂ホビー館四万十】
住所/高知県高岡郡高岡郡四万十町打井川1458-1