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【高知観光】築140年の建物をリノベーションしたモダンな古民家宿「加持ノ宿(かもちのやど)」
この情報は2019年11月23日時点の情報となります。
世界最大級の旅行コミュニティサイト「トリップアドバイザー」の動物園ランキングで、「高知県立のいち動物公園」が1位を獲得!そんなのいち動物公園の普段見られない動物のかわいい姿と、奮闘する飼育員を紹介するシリーズ「高知県立のいち動物公園」日記。
世界最大級の旅行コミュニティサイト「トリップアドバイザー」の動物園ランキングで、香南市にある「高知県立のいち動物公園」が、なんと第1位に輝いた!高知の動物公園が、日本の動物園の頂点に!
そんな全国から注目を浴びる動物公園で暮らす動物たちを飼育員さんとともにシリーズで紹介して行くぞ。
第一弾を飾ってくれるのは、林 紗詠子さん。飼育員として2年目という若手職員だ。まだまだ勉強中!
林さんは高知県の出身で、小学2年生から高校3年生までをのいち動物公園がある香南市で過ごしたそうだ。近くということもありよく遊びにきていて、いつかここで働けたらいいなという夢を抱いていた。
その後、動物の専門学校に通い、就職活動中、運よくのいち動物公園が飼育員の募集をしていて、迷うことなく応募。そして、無事、夢を叶えた。毎年、求人が出ているわけではないので、「我ながら強運だったなぁ~」と振り返る林さん。
-一番好きな動物はなんですか?
林さん:専門学校時代によくお世話をしていたこともあって鳥が好きですね。特に猛禽類と言われる肉食系の鷲、鷹、フクロウなんかが好きです。
-今、担当している動物は何ですか?
林さん:1年目はコウモリやフラミンゴなとの担当していましたが、今年はプレーリードッグと馬とニホンリスを担当しています。
それでは、林さんが担当している動物を紹介しよう!
まずは、馬!のいち動物公園には、野間馬とミゼットポニーの2種類の馬がいる。
-違いはなんですか?
林さん:一言で言えば、在来馬と言って日本で育った馬か海外で育った馬かの違いですね。
-すごくおとなしいですね。
林さん:穏やかな性格で毎日のんびりしています。何かに驚いたときなどは、走り出すことはありますが、滅多に見ることはないですね。
今回は、開園前に林さんが行っているブラッシングを見せてもらうことに。
一頭がブラッシングされていると、順番待ちをするようにもう一頭が近づいてくる。ブラッシングは、お気に入りのようだ。
体を摺り寄せてくる馬まで!その姿、表情がなんとも愛らしい。
林さん:眺めていただくだけでも十分可愛いと思いますが、土曜、日曜、祝日は、1日30個限定で、人参のエサやりができます。より近くで感じてもらいたいですし、ぜひ触れて楽しんでもらえると嬉しいです。
エサやりの際には、こんなに間近で見ることができるぞ!
お次は、日本リス!現在は50匹以上を檻の中で飼育している。
平日と土曜は、檻の外から様子を見ることとなるが、日曜と祝日に限っては、「リスの小道」という開放イベントとして檻の中のアスファルト部分を通り抜けることができるのだ。
中に入らせてもらうことができ、間近でニホンリスを撮影しようと試みるも、警戒心が強いうえに、動きが素早いため、撮影に悪戦苦闘。
林さん:エサを使ってみましょうか?
-ぜひ、お願いします!!!
早速、餌につられてやってきた。
遠回りしながら・・・
エサに到着・・・
もうダッシュで去っていった。早すぎ!!!
何度も撮影にチャレンジし、ようやく可愛い姿の撮影に成功!
こちらは、エサに夢中のリスとたそがれていたリス。
つぶらな瞳は癒され効果抜群。
こちらは、ニホンリスの巣箱の中の様子を見てもらえるようにイメージで作られたもの。中には木の皮がたくさん入っていて、ふわふわ!木の皮は、リス自らが木を剥いで巣に持ち帰るのだそうだ。
今回は巣材づくりをしている貴重な映像を入手!
口いっぱいにくわえて、きれいにまとめようとするところなんて、なんとも言えないキュートさ!
最後は、リスの仲間のプレーリードッグ!雄4匹、雌9匹の合計13匹が飼育されている。
リスの仲間なのに、ドッグ?と思われる方もいるのでは。
名前の由来は、子犬のように「キャンキャン」と鳴くからだそうだ。取材では聞くことができなかったが、運が良ければ聞くことができるかも!?
また、野生のプレーリードッグは穴を掘って土の中で生活しているため、モグラのように穴を掘る習慣もある。お鼻の先に土がついているプレーリードックを見つけたら、せっせと穴を掘った証拠。そんな見方をしてもおもしろいかも。
プレーリードッグといえば・・・このポーズ!
警戒心が強く、見張りをする習慣があるのだ。本来ならもっとピンっと立つのだが、この日は少し控えめ。お疲れ模様なのか。
林さん:プレーリードッグは、ちょっと怠け者なところがあって、日中も小屋の入り口をたたいて、小屋に入りたいアピールをよくしています。また、よく眠るそうで、私が8時頃出勤してもみんなで密集してスヤスヤ眠っていますよ。
眠っている姿に興味が沸いた〇〇取材班は、林さんにその寝姿の撮影を依頼。
いただいた写真で取材班はメロメロ。。。それが、こちら!
密集してて何がなんだかわからないって???では、ズームイン!
いい夢を見ているんだろうな~。これはいつまででも見ていたくなる一枚だ。
-夢だったのいち動物公園で約1年半働いてみていかがですか?
林さん:重労働があって大変なこともありますが、毎日楽しいです。一番好きな動物は鳥と言いましたが、毎日お世話をしていると、すべてに愛着がわいてきますね。
-読者へメッセージをお願いします。
林さん:のいち動物公園は、来園者と動物とのふれあいも大切にしていますが、なるべく自然に近い環境を作っていますので、野生のありのままの姿を見て楽しんでもらえると嬉しいです。
写真や映像だけでは伝えられない動物の可愛さがまだまだあるので、ぜひ、ご家族やお友達とのいち動物公園に足を運んでみてほしい。また、林さんを見かけたら声をかけてみると、動物のあれこれを詳しく教えてくれて、より一層楽しめるだろう。
さあ、次はどの動物を紹介してもらおうかな。
高知県立のいち動物公園
住所:高知県香南市野市町大谷738
電話:0887-56-3500
営業時間:午前9時30分〜午後5時(入園は午後4時まで)
http://www.noichizoo.or.jp/