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【高知観光】築140年の建物をリノベーションしたモダンな古民家宿「加持ノ宿(かもちのやど)」
この情報は2024年1月22日時点の情報となります。
高知を元気にする応援団を屋号に掲げる出版社「ほっとこうち」がオススメするグルメ情報を紹介していくシリーズ。今回は、四万十市を見下ろす高台に建つ宿をご紹介!
やって来たのは、高知市から車で約2時間の四万十市中村にある「安住庵」。
2024年に創業60周年を迎えるこちらの宿は、現在の支配人になる際に大幅リニューアルを行った。
静かでゆったりとした時間を過ごしてもらいたいという思いから、あえて未就学児の受け入れをしない、大人だけの宿へと進化した。
中に入ってまず目に入る喫茶スペースは、和の内装をベースにところどころに洋風の小物が配置された、まさに和洋折衷な雰囲気。
ここで写真を撮る方も多く、宿泊者の心を癒す空間として愛されているんだとか。
チェックインを済ませ、早速お部屋へ。
「月光」と名付けられた最上階のお部屋は、「THE 旅館」という王道の和室。
窓辺にはロッキングチェアが用意され、初めて訪れるのに思わず「ただいま〜!」と言ってしまいそうになるどこか懐かしい雰囲気も感じられる。
また、四万十市が一望できる展望デッキが完備されており、夜には夜景と一面の星空が堪能できる。
部屋でくつろいだ後に向かったのは宿自慢の温泉。四万十市の「新安並温泉」という源泉を使用していて、寒さが増してくるとぬめり感が強くなり、湯上がりの肌はすべすべになると評判なのだそう。
「ここには街の音がほとんど届かず、鳥や虫の声がよく聞こえますよ」と支配人の渡邊さん。
露天風呂からは四万十川を望むことができ、体を休めるだけでなく、絶景も堪能できる。
もちろん食事にもこだわりっており、名物は高知のハレの日の食卓を彩る「皿鉢(さわち)」。
約10品の料理が大皿「皿鉢」に盛られ、その周りを一品料理が彩る。
四万十市の食材を網羅した郷土料理の数々は、繊細な味と見目麗しさを兼ね備えている。
本来、皿鉢は宴会などで大人数で食べるものだが、ここでは「ひとり皿鉢」「めおと皿鉢」と少人数でも楽しめるよう用意されているのでご安心を。
最後に支配人の渡邊さん夫婦にお話を伺った。
-名前の由来を教えてください。
渡邊さん:安住という言葉通り、お客様に静かで落ち着いた時間を過ごしてもらいたくて名付けました。候補はいくつかあったのですが、先代の女将の名前にも「住」という字が使われていたのもあって、運命を感じました。
-読者の方に一言お願いします。
渡邊さん:四万十市の高台に位置し、県外の方はもちろん、高知市内の方にも旅行気分を味わっていただけると思います。県西部に来られた際は、ぜひご利用くださいませ。
四万十川を望む静かな高台に建つお宿「安住庵」。ゆったりと流れる時間に、温泉、食事と幾重にも癒される、上質な体験をしてみてはいかがだろう。
安住庵
住所:四万十市中村1815 為松公園頂上
TEL:0880-35-3184
定休日:不定休
P:有り
提供:ほっとこうち
https://hotkochi.co.jp/