ハンバーガー愛あふれるオーナーが新たに展開するバーガーワンダーランド「5019 PREMIUM FACTORY（ゴーイング プレミアム ファクトリー）南国店」美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記

2019年、このコラムで素晴らしきハンバーガーをご紹介した。

高知市内の「5019 PREMIUM FACTORY（ゴーイング プレミアム ファクトリー）」である。

「龍馬バーガー」と名付けられたハンバーガーは、パテ、チーズ、ナス、カツオフレーク、ピーマン、トマト、卵、レタスと様々なものを挟んでそびえ立つ、日本最高峰のハンバーガーであった。

その雄姿にも驚かされたが、さらに「強引具バーガー」という、パテ、オニオン、ベーコン、ピクルス、トマト、卵、レタスを挟んだ、剛毅なバーガーにも圧倒された。

しかし、驚かされたのはその姿だけではない。

食べると、それぞれの素材が自己主張しながら、一致団結しているではないか。

一見「様々な具材をたくさん挟みました」という強引さがあるが、そうではないハーモニーがあった。

これはハンバーガーに対する愛がなくては、出来ることではない。

それは、香港にも出店したオーナー、森本麻紀さんのハンバーガーにかける情熱が生んだ愛である。

そんな森本さんが、さらに新たなハンバーガーショップを作るという話を聞いて、南国市岡豊町に駆けつけた。

高知市中心部から車で20分、道路に面して建てられたその店は、たくさんの陽光がガラス戸から差し込んで心地よい。

店の横や背面には畑が、のんびりと広がっている。

ここ、南国店では「土佐備長炭バーガー」と「フライングバーガー」のオリジナルハンバーガーがいただける。

「フライングバーガー」はフライドオニオンが圧倒的な存在感を出している新作バーガー。

そして「土佐備長炭バーガー」は、カスタマイズ（トッピング式）になっている。

高知市内の帯屋町店と基本は同じだが、違うのはフライドオニオンがたっぷり入っているところと、お客さんの好みにカスタマイズできるところである。

以前より評判の高かったパテは、一種類で変わらない。

だが、まずソースが様々用意されている。

スパイシートマトソース、高知ならではのにんにく葉を使ったぬたソース、オリジナルBBQソース、オーロラソース、デミグラスソース、ケチャップとマスタード、柚子胡椒タルタルソース、とあって、もう選ぶのに困っちゃう。

※ソースは時期によって変わることがあります。

今後まだまだ増やしていく予定だという。

ソースは3種類まで選べ、追加で増やすこともでき、あとは好みでトッピングを組み合わせていく。

基本のハンバーガーは、パテ、野菜3種類を選べて、これにトマト、生玉ねぎ、ソテー玉ねぎ、茄子の素揚げ、焼きピーマン、パプリカ、キャベツ、胡瓜のピクルスなどの野菜が、ブラス50円で追加できる。

さらには隣接した自家畑で栽培される無農薬野菜も、今後は追加していく予定だという。

またもや、食いしん坊を悩ます設定である。

今回はパテ120gほどを、外にあるグリルにて、備長炭で焼いていただいた。

頼んだハンバーガーのパテが、じっくり焼かれていくのを眺めながら待つ。

ビール片手に、肉が焼かれている姿を眺める。

もう、食べる前から幸せが満ちていく。

野菜以外のトッピングは、チーズ、目玉焼き、アボカド、ベーコン、キウイ（期間限定）などがある。

※トッピングは時期によって変わることがあります。

食べれば、なによりパテがたまらない。

肉肉しい牛肉の香りと炭の香りがあいまって、鼻息が荒くなる。

色々なソースとトッピングとの相性を試してみた。

中でも面白かったのが、ぬたソースと期間限定のキウイである。

ぬたのほのかなにんにく香とキウイの甘酸っぱい香りが、南国風エキゾチックな雰囲気を運んできて、非日常感を生む。

これは、はまりそうだな。

ハンバーガー以外に、土佐和牛を使った2種類のハンバーグステーキも出す予定だという。

これまた様々なソースで楽しめる。

トッピングも増え、ディップソースも増えていくので、訪れるたびに楽しみが増えていく。

一口目と二口目、三口目と味変えるのも、楽しいだろう。

構想から15年、森本さんの愛が込められたハンバーガーワンダーランドは、4月18日にオープンする。

高知県南国市岡豊町八幡「5019 PREMIUM FACTORY 南国店」にて