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【三山ひろしのさんさん歩 】革は最高級しか使わない!一切妥協なしの本物にこだわるプロの革職人がいるお店「オートクチュール」

       

この情報は2023年3月25日時点の情報となります。

高知県出身の演歌歌手・三山ひろしと、高知さんさんテレビ・中村安里アナウンサーの2人が、三山さんのふるさと高知県をゆる~くお散歩。前回に引き続き、安芸市をお散歩する二人は春財布を探しにとある住宅街へ。

安芸市で春財布探しのお散歩へ

三山さんと中村アナウンサーが訪れたのは、前回の記事に引き続き高知県安芸(あき)市。

※前回の記事は、本記事の最後からお楽しみください。

今回は春財布を探しに革職人の元へと足を運んだ。暖かい春の日差しを感じながら住宅街を進んでいくと・・・

たどり着いたところは、レザークラフトのお店「オートクチュール」。見るからに普通の一軒家…本当にここで場所が合っているのか戸惑う三山さんと中村アナ。

そんな2人を玄関から迎え入れてくれたのは服部さん一家。

優しそうなご夫婦と二人のお子さんが「こんにちは〜」と元気に挨拶してくれた。

「オートクチュール」の店主を務めるのは旦那さんの服部伸さん。

茨城県出身で、大学時代は高知大学でサッカー一筋で青春を過ごした方だ。

レザークラフトにハマるきっかけとなったのは、サッカーの練習後で疲れた時に座ってできる趣味が欲しいということから。

その後も趣味で革製品を作っては写真をInstagramでアップしていると、関東の革工房から誘いを受け、1年間の修行をすることに。そして、2021年8月に「オートクチュール」を開業した。

写真はアマチュア時代に作った作品。まるでプロの出来栄えだ。

服部さんの現在の作品が気になる方は、Instagram(@haute_couture_2021)をのぞいてみよう!

 

自宅をショップ兼工房にしているのには、ある理由が

「オートクチュール」は、住まいである自宅をショップ兼工房にしていて、畳敷の和室に販売している革製品や作業机を並べている。

実はこれには理由があり、徹底したコストカットが目的。

こだわりの良いもの、安くお客さんに届けたい!という服部さんの熱い想いが込められている。

さらに材料にも徹底したこだわりが・・・

レザークラフトに使用する牛革は、革職人なら誰もが知っている有名な昭南皮革工業所の国内最高級牛革を使用している。

「本物」の良さを知って欲しいというプロの革職人ならではのこだわりだ。

一般的な牛革では、長く使い続けると内側が写真右のように劣化してくるが、オートクチュールで使用している牛革は、耐久性に優れておりきめ細やかさが長く保たれる。

見た目にももちろん質の良さが現れる。艶や色の深み、手触り、どれをとっても魅力的。

ショップで販売されている長財布・折り財布、コインケース、キーケース、名刺入れは、どれもこだわり抜いて丹精込めて作られた素敵な作品たちばかりだ。

 

こだわりはまだまだ止まらない!一針に込められた妥協のない想いに感動

作業工程を見学させてもらう三山さんと中村アナ。服部さんは今では珍しい足踏み式ミシンで製作をしていた。

なんと、ここにも服部さんのこだわりが。

電動ミシンを使えば作業効率は格段に上がるのだが、細かい作業を行う際は、止めたい時に針を止められる足踏み式ミシンを使用しているという。

針を牛革に通す際、一目でも過ぎたりするのを防ぐ目的があるそうだ。

縫い始めた穴にピッタリと縫い終わりの針を通し、返し縫いを行う、まさに神技のような技術で細部にも魂が込められている「一針入魂」だ。

お財布を作る際にもカード入れの境目に針を通し、必ず返し縫いを行う徹底ぶり。

ふと部屋の壁を見ると、服部さんの書いた格言が!常に自分を戒め、作るものに全力の愛を込める姿に三山さんと中村さんは心を打たれた。

 

足踏みミシンを使って春財布にぴったりなコインケース作りに挑戦!

オートクチュールでは事前に予約をすれば、誰でも革製品の手作り体験ができるということで、三山さんも挑戦!

コインケースを作るため、足踏みミシンに初挑戦する。

裁縫好きな三山さん、なかなか難しい・・・と言いつつコインケースの曲線に沿って針を通す。その姿はまさに職人だ!

服部さんも驚くほどの腕前で、器用に針を通していく。綺麗に縫えているのが写真からでも伝わってくる。上手い、上手すぎる!

出来上がったコインケースがこちら。等間隔で美しい縫い目、そしてシルエットも素晴らしい出来栄え。

念願の春財布を手に入れた三山さん。お礼にと紙に一針入魂とサインを書いて服部さんにプレゼント。

三山さん:格言が書かれた紙と一緒にあの壁に飾ってくださいね!

服部さん:ありがとうございます、額縁に入れて飾らせてもらいます。

プロの革職人が作るこだわり抜いた「本物」の革製品に触れ、作り手の愛を存分に感じた三山さん。

自ら作った春財布までゲットでき、笑みがこぼれる。

今回のさんさん歩はこれにてお開き。次の「さんさん歩」はどこへ行こうか?次回の記事もお楽しみに。

 

施設情報

オートクチュール
住所:高知県安芸市東浜137-2
電話: 080-3528-8257

情報提供:高知さんさんテレビ

文/さたけゆうや