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この情報は2023年2月1日時点の情報となります。
写真提供:久保田食品
久保田食品は高知市のお隣、高知龍馬空港のある南国市に本社を置くアイスクリームメーカーだ。
高知では知らない人のいないアイスクリームメーカーだが、近年では、日本各地にあるこだわりの品を揃えるスーパーなどで取り扱われていることから全国的にも認知度が高まっている。
今回は、久保田食品のこだわりを持ったアイスづくりへの思いを伺った。
お話を聞いたのは、久保田食品 営業部の西川卓也さん。
西川さん:昭和34年の創業当初は仕入れ販売を行っていましたが、昭和55年からアイスクリームの製造を始めました。最初の商品は、現在も販売しているカップに入ったアイスクリン「KUBOTAの白くまくん」です。そこから「花まんじゅう」や「おっぱいアイス」「アイスキャンデー」など数多くの商品が誕生していきました。
商品のモットーは「安全でおいしく、値段が手頃」であるということ。
現在販売している商品のほとんどは、創業者である先代社長、故・久保田貢一氏が開発をしたものだ。
西川さん:先代社長が工場で試作を重ね、「えいもんができた」と社員にお披露目してくれていました。先代社長の「おいしいもんを作ったら、商品は売れる」という考えは、現在でも受け継がれています。
おいしいものを作るため、余分なものは加えず、手作業で手間暇をかけて商品を作るのが久保田食品のこだわり。
そのため、大量生産は難しい。
西川さん:当初は高知県内での商売を基本としていましたが、お声がけをいただいて、四国、そして全国へと取引先が広がっていっています。常時50〜60ほどのアイテムがあり、これほどの商品ラインナップを持つアイスのローカルメーカーというのは全国的にみて珍しいようです。そうした需要にお応えしていくことはもちろんですが、商品作りの軸はぶらさず、厳選した素材を使った、良い商品を作り続けたいと思います。
自分たちが納得いくまで商品にこだわっている久保田食品。
ここから、アイスキャンデーを作る過程でどれほどの手間をかけているか紹介しよう。
写真提供:久保田食品
今回ご紹介する「土佐のフルーツキャンデーセット」は苺とミルク、苺、すもも、やまもも、柚子、マンゴーの6種類が各2本入ったセット。
それぞれの商品にこだわりがあり、手作業の部分が多い。
例えば、苺とミルク。
こちらのアイスに使われる苺は、高知県産の新鮮な苺。ひとつひとつ手作業でヘタを取り除かれた後スライスされ、ミルクアイスに張り合わせる。
写真提供:久保田食品
濃厚なミルクアイスは程よい柔らかさで、苺の酸味とマッチするまろやかな味わい。
全国にファンが多いのも納得のおいしさだ。
すももは仕入れてから工場で追熟させ、アイスキャンデーに最適な状態にしてから加工している。
写真提供:久保田食品
皮の部分も使っているためか、すももを食べているかのような果実感が楽しめる。
酸味と甘みのバランスがよく、後味さっぱりだ。
最後にご紹介するのは、スキッとクリアな風味の柚子。
果汁の抽出方法は、驚きの手絞り!
柚子が出回る11月頃は、工場では一日中柚子を手絞りしていることもあるのだそう。
手絞りにこだわる理由は、搾りすぎないようにしているため。
搾汁機などを使うことでどうしても搾り切ってしまう部分が出てしまうため、それがエグみに繋がるのだという。
写真提供:久保田食品
原材料を見てみると、砂糖と柚子のみ。
シンプルな材料で作っているからこそ、細部にまでこだわって素材本来の美味しさを引き出す努力をしているのだろう。
取材を通して、想像していた以上にこだわりを持って商品づくりを行っていることを知ることができた。
久保田食品は、「おいしいものを届けたい」という一心で手間暇を惜しまない職人企業だった。
今なら『ANAに乗って「高知家」応援キャンペーン』で、「土佐のフルーツキャンデーセット」を手に入れるチャンス!。
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久保田食品株式会社
住所:高知県南国市岡豊町笠ノ川1032
TEL:088-862-9971