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オーガニック野菜やフードがたくさん。日本で最初のオーガニックマーケット

       

この情報は2019年4月5日時点の情報となります。

11周年を迎えた「高知オーガニックマーケット」。オーガニックに特化し、定期的に開催される市としては日本で最初といわれており、県内外からお客さんが訪れる人気のマーケットだ。

高知県高知市の池公園で、毎週土曜日に開催されている市がある。
県内で作られたオーガニック野菜やくだもの、加工食品、工芸品などが並ぶ「高知オーガニックマーケット」だ。

マーケットが始まったのは11年前。
その頃、単発で開催されるオーガニックマーケットは全国各地にあったものの、定期的に開催されるものはなかった。2008年3月にスタートした高知オーガニックマーケットは、毎週土曜日開催。国内初の、オーガニックに特化した定期市となった。

途中で開催場所を移し、現在の池公園に移転してから8年になる。

 

県外からも人が訪れる人気のマーケットに

11周年を迎えたマーケットで、代表世話人の弘瀬豊秀さんにお話しをうかがった。
この日は自身の出店だけでなく、駐車場の案内係としても大忙しの弘瀬さん。装備もばっちりだ。

-たくさんのお店とお客さん!とっても賑わってますね。
今日は11周年やき、70店舗くらいおるかな。普段は、40〜50店舗くらいやけんど、今日はマーケットOBの人らぁも出てくれちゅうき、特別多い。
お客さんはお昼までで約2000人来てくれちゅう。県内8割、県外2割という感じやね。

-県外からのお客さんも多いんですね。
年々増えゆうねぇ。マーケットを目指して、高知まで来てくれる人もおるき嬉しいね。

-出店している方には、高知県に移住して来た方も多いと聞きましたが。
どっさりおる。都会の人からしたら、高知やったらそういう暮らしができるっていうのがいいんじゃないろうかね。

-たくさんの人が訪れるオーガニックマーケット。人気の秘訣は何でしょう。
僕は、出店者が楽しむということが一番大切やと思う。出店しちゅう人がニコニコしよったら、お客さんも楽しいろ?そんな風なマーケットがえいね。

 

成長していく公園とマーケット

マーケット横の芝生スペースではピクニックを楽しむ人がいたりと、のんびりとした雰囲気。子ども連れも多い。


弘瀬さんによると、池公園には様々な木が植えられていて、中には大木になるものもあるという。
オーガニックマーケットが始まって11年、池公園に移転してから8年。移転した頃は幼木だった木も、マーケットとともに段々と成長してきた。これから先、5年、10年と開催していくうちに、公園が森となり、その森の中でマーケットを開催する日が楽しみだ、と語ってくれた。

日曜市を筆頭に、街路市が多い高知県。
高知市を見てみても、週のうち5日はどこかで街路市が開催されている。(火曜市、木曜市、金曜市、オーガニックマーケット(土曜)、日曜市)

朝露のついた新鮮な野菜に、旬の味覚。これがほぼ毎日味わえるのだ。高知家QOL(Quality of life)ってひょっとすると高いのでは!?などと考えながら、両手いっぱいに買い物をする高知家の◯◯取材班であった。

 

開催情報

高知オーガニックマーケット

開催場所:高知県立池公園

開催日:毎週土曜日 ※荒天中止

開催時間:午前8時〜午後2時(7月、8月は正午まで)

文:長野春子