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高知観光完全ガイド|おすすめスポット&絶品グルメ、宿泊・お土産情報まで徹底解説!
この情報は2025年3月18日時点の情報となります。
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高知県の名物料理が楽しめる飲食店や、お土産店、雑貨、洋服店が集まったひろめ市場は、高知県を訪れる時には外せない観光スポット。個性豊かなお店が軒を連ねているため、あらかじめ行きたいところに目星を付けておくのがおすすめです。この記事では、ひろめ市場に入っているお店の情報や楽しみ方のコツなどを紹介していきます。
ひろめ市場を訪れる前に、まずはひろめ市場がどんな場所なのか、基本情報を押さえておきましょう。楽しみ方のコツも一緒に紹介します。
7つのエリアに50以上の飲食店が集うグルメ天国
ひろめ市場は、「お城下広場」「龍馬通り」「いごっそう横丁」など7つのブロックに分かれたグルメ天国です。食に関する店舗は50以上もあり、自分の好みに合わせたグルメをチョイスできます。場所は、高知の中心部にある帯屋町アーケードの西側。敷地面積は約4,000平方メートルで、バスケットコート10面分と言われています。
市場には、鰹・鯨など、高知ならではの海の幸を楽しめる飲食店だけでなく、ユニークなお土産店や雑貨店なども入っています。
営業時間は、月曜日から土曜日が10時~23時、日曜日が9時~23時。店舗によって営業時間が異なりますので、最新情報は公式ホームページや電話などで事前確認してから行くようにしましょう。賑やかな様子を楽しみたいなら、早めの時間が良いかもしれません。
高知の歴史ある土佐藩家老の屋敷跡地
ひろめ市場があるのは、土佐山内家の藩主を4代にわたって仕えた家老の屋敷跡地。この土地がもともと「弘人屋敷(ひろめやしき)」と呼ばれていたことから、ひろめ市場と名付けられました。
はじめに座席を確保するのがコツ
ひろめ市場に到着したら、まずは人数分の席を確保するのがコツ。「お城下広場」「龍馬通り」「いごっそう横丁」の路地には食事ができるスペースがあります。複数人で利用する際は、1人は席に座っておき、交代で市場内を散策して食べ物を探しに行くようにしてくださいね。
観光客向け?地元の人もひろめ市場で飲むの?
観光地として有名なひろめ市場ですが、高知に住む地元民も多く利用しています。飲みの場として、お惣菜をテイクアウトする場所として、学生の休憩スポットとして、さまざまな方に愛されています。
地元ならではの飲み方をひとつ教えておきます。席についたら、まずお金を出すこと。
割り勘を先にしておくような感覚でそれぞれが「餃子行くきね」「飲み物買うてくる!ビールでえい?」と調達に行くのが印象的です。現在はキャッシュレス対応の店舗も増えていますが、現金のみの店舗もあるので事前にお金をおろしておくのがおすすめです。ただし、思いっきり飲んだり食べたりしてもびっくりするほど安く済むことがほとんどです。
ひろめ市場で交流を楽しむ!地元の人と何を話せばいい?
近くのテーブルに座るお客さんとのコミュニケーションもひろめ市場ならではの楽しみ方。「乾杯」「どこから来た?」など、わいわい楽しめるのが魅力です。お隣の人が食べているものについて「それなに?」「どこのお店?」なんて会話もよく聞こえてきます。
人と話すのはちょっと恥ずかしい、しっぽりと少人数で飲みたい、という場合には、専用のイートインスペースが設けられた店舗を利用するのも◎。
ここからは、ひろめ市場で堪能できるおすすめグルメを紹介します。ぜひお気に入りを見つけてくださいね!
まずは、高知県の名物を楽しめるお店を紹介していきます。高知県には、鰹の藁焼きたたき以外にもたくさん、おいしい名物があるんですよ。
高知の郷土料理を一挙に堪能できる「やいろ亭」
観光客はもちろん、地元民に愛されているのが「やいろ亭」です。「鰹の塩たたき」をはじめ、「くじらカツ」など、太平洋に近い高知県ならではのバリエーション豊かな海の幸を味わえます。鰹のたたきは、冷凍のものをほぼ使用しておらず、新鮮そのもの。
鰹は10枚以上〜注文数に応じて舟盛りにできるので確認してみてくださいね。
「あおさの天ぷら」や「キュウリのたたき」もおすすめです。
店内に入ると、店員さんがやわらかなイントネーションの土佐弁で迎えてくれます。フレンドリーに応対してくれる点も、観光を盛り上げるひとつの要因と言えるでしょう。
ひろめ市場正面入口入ってすぐ!土佐黒潮水産
土日祝限定で「鰹の藁焼きたたき」実演販売を行う店。自社仕入れの新鮮な魚介が楽しめます。
マグロの大トロ握り寿司や鯖の姿寿司もあるのでつい立ち止まってしまいます。何を買おうか悩んだら、元気な店員さんに相談して、その日のおすすめを購入してみましょう。
文旦、ゆずなどのフルーツジュースもあるので、ハンドルキーパーやお子さんはぜひここで。
かまぼこ天国高知「土佐魚菜市場」
太平洋に面した高知は美味しいかまぼこも多いって知ってました?
入口すぐ「土佐魚菜市場」では、地の魚や旬の地のものにこだわった昔ながらの手作りかまぼこが食べられます。揚げたてのかまぼこ天やお出汁たっぷりのおでんを食べてみて。
酒飲みにはニンニク天や「ちくきゅう」がおすすめです。土佐ならではの豪快にきゅうりを1本まるごと詰め込んだ「ちくきゅう」は、食べてよし、見た目良しの逸品です。
【記事】高知デフォなキュウリ丸ごと一本入り「ちくきゅう」の作り方とベストなちくわの選び方
鰹たたきが名物の老舗「司食堂」
「土佐料理 司」は大正6年に創業した土佐料理発祥のお店。そんな老舗料亭の味を気軽に立ち寄って味わえるのが、「司食堂」です。
名物は、一本釣りの鰹のみを使用して職人がこだわりの技法で焼き上げた「鰹たたき」。
目の前で皮目をパリッと香ばしく炙られた鰹は、ゆずをふんだんに使ったゆずポン酢か、新鮮な鰹ならではの旨味が楽しめる塩の両方が味わえます。
鰹のトロ部分でもある「鰹のハランボ」も食べてみて。
鰹たたきは宅配便セットもあるので、本場の味をお土産にすることもできます。
土佐あかうしとワイン プティ・ヴェール
ワインが好き、という方にお勧めしたいのは「プティ・ヴェール」。
県外へはほとんど出荷されない希少な土佐あかうしをメインにしたお店です。
味わい深いあかうしは、塊肉をじっくり焼いていただくステーキがおすすめ。
フランスワインやスパークリングワイン、土佐の地酒、焼酎、クラフトビールを気楽に楽しめます。
大橋通の老舗 「本池澤 ひろめ市場店」
高知の新鮮な食材を使った料理を楽しめるお店。
親しみやすい雰囲気についつい、酒と料理が進みます。
ひろめ市場近くの大橋通に本店があるので、ひろめ市場で賑やかにたのしむか、しっぽりと土佐料理に舌鼓を打つか選べるのもうれしいですね。
のんべえには外せない絶品屋台餃子「ひろめで安兵衛」
「ひろめで安兵衛」は、昭和45年に屋台からスタートした餃子専門店です。大手グルメサイトの餃子ランキングにて、百名店に選ばれた有名店でもあります。
餃子のタネには、高知県産の生姜やニラを使用。注文を受けてから一つ一つ丁寧に包み、鉄のフライパンでパリッと焼き上げるのが特徴です。
小さめで野菜がたっぷり入っているので女性や子どもでも1人1皿は食べたくなってしまいます。
注文したら、注文札を受け取り、どこのテーブルに座っているかを伝えます。焼き上がりを待つ間は飲みながら別の料理を楽しめるので、早めに注文しておくのが吉!
土佐和牛を使用したコロッケが人気の「吉岡精肉店」
土佐和牛やお惣菜を販売している「吉岡精肉店」。まねきねこのいる入口から少し進んだ右手にあります。
和牛ミンチと男爵芋を使った「ひろめコロッケ」や「手羽先唐揚げ」など、食欲をそそる料理が豊富です。
揚げ物は、朝9時半を目安に調理がスタートしてから順次店頭に並ぶので、揚げたてを狙うなら10時以降の来店がおすすめです。もちろんテイクアウトもできます。
土佐和牛のステーキを購入するとその場で焼いてくれるサービスもあります。
侮るなかれ!「日曜市のいも天 ひろめ市場店」
土佐の街路市・日曜市で人気の「いも天」がひろめ市場でも食べられます。
「芋の天ぷらはどこでも食べられる」なんて侮るなかれ。
特製の衣をつけて二度揚げした「いも天」は、食べて納得の美味しさです。
ひろめ市場店では鰹コロッケも食べることができます。
次に、ひろめ市場でおすすめのユニークなグルメを紹介します。
ひろめ市場にある食に関する店舗には、高知名物だけでなく、ここでしか食べられないようなユニークなメニューを取り扱うお店もたくさんありますよ。
変わり種の海山の幸を楽しめる「珍味堂」
「珍味堂」では飲食物と土産物をともに扱っており、ひろめ市場内では一番大きい店舗です。
飲食コーナーには新鮮な海の幸・山の幸が豊富。県外ではほとんど見かけない高知の珍味「うつぼのたたき」や「チャンバラ貝(マガキガイ)」「どろめ(生しらす)」なども食べられます。
約80種類ものメニューから、好きなものを選べるのが嬉しいところ。
フルーツトマトやイチゴ、文旦もあるので、高知の美味しいものを色々食べてみたい方はぜひ行ってみてくださいね。
リーズナブルに高知の食を味わえる「仕出しのあんどう」
「仕出しのあんどう」は、リーズナブルな価格で惣菜や弁当が食べられるお店です。
地元の主婦から観光客まで、多くの人に愛されています。
「さばの姿寿司」「鯨料理」など高知の海の幸が詰まったメニューから、山菜である「いたどり煮」といった高知でしか味わえないメニューまで豊富。
セット鯛潮汁つき!「鯛めしの森光」
定食やどんぶりを揃えた「鯛めしの森光」。
ひろめ市場でご飯を食べたいという方におすすめしたいお店です。
須崎漁港直送の魚は絶品そのもの。定食セットには、森光水産特製の鯛潮汁がついています。
高知でカレー?実はひろめの定番「インド家庭料理GAUTAMA (ゴータマ)」
満員のひろめ市場で席を探していると「カレーどうですか」と声をかけられることがあります。
本格インド家庭料理が食べられるゴータマは、ひろめ市場内の食べ物持ち込みがOK(飲み物はゴータマで注文を)。
隠れた名店です。
チーズナンやチキンティッカと並ぶ鰹のたたき、なんてのも意外性があって面白いと思いませんか?
中華もあります!「長江苑」
ついついお酒がすすむ中華「長江苑」では、ギョーザにチャーハンなど本格的な中華料理が楽しめます。
本場中国の味を料理人が一皿一皿ていねいに作ってくれます。
高知特産のなすを使った「麻婆なす」がおすすめです。
土佐茶のデザート「スイーツ食堂マンテンノホシ」
四万十源流の町、津野町はお茶の産地。ここ「スイーツ食堂マンテンノホシ」では津野町産の土佐茶を使ったスイーツをいただけます。
人気はほうじ茶ソフト、ほうじ茶大福。
店内には、お茶の香ばしい香りが広がります。
炊き込みご飯をメインにした御膳のランチセットもあるので、ランチやお茶休憩などにもおすすめのお店です。
朝からビール?ビアモーニングの店「BULL(ブル)」
お店の人も「探してみて」というくらい、なぜだか探しにくいけれどもユニークな喫茶店系のお店「BULL(ブル)」。
旧車のバイクと古いオーディオが目印です。
ここではモーニングが楽しめますが、セットドリンクとして「ビール」を頼めるのが面白いところ。
朝からビールの背徳感に酔ってみては。
実は、ひろめ市場内でもめずらしい予約が可能なお店でもあります。見つけてみてくださいね。
お座敷あり「居酒屋 ららら」
ゆっくりお酒を楽しめる「居酒屋 ららら」は、お座敷スタイルのお店です。
おでんと日本酒でキュっと落ち着きたい、という方は覗いてみてくださいね。
宿毛産の黒潮本まぐろに舌鼓「黒潮茶屋」
高知県の西端、宿毛湾。黒潮が流れ込む外海の大きな生け簀で育てられたまぐろは、濃厚な脂の甘みや旨味たっぷり!
「全国養殖クロマグロ品評会」で最優秀賞を受賞した道水中谷水産の黒潮本まぐろをご賞味あれ。
ひろめ市場を最後まで楽しむなら、テイクアウトのお店やお土産店も要チェック。
高知のおいしい食材を使った大福や、芋けんぴを取り扱うお店などもあります。
種類豊富な手作り芋けんぴを販売する「黒潮物産」
「黒潮物産」はさまざまな芋けんぴを取り扱っているお店です。
ひろめ市場内を訪れたら一度は見ておきたいのが、ひと際目を引く芋けんぴタワー。
その見た目は、SNSに思わずアップしたくなるようなインパクトの強さです。
芋けんぴはすべて手作りで、チョコレートやキャラメル味の他、黒潮物産でしか味わえないフレーバーなど約20種類の味が楽しめます。
日持ちするので、お土産にぴったりの高知名物です。
芋けんぴって、あるとついつい手が伸びてしまうんですよね。
洋服やバッグが所狭しと「きらくや」
賑やかな市場を盛り上げる洋品店「きらくや」。
先に紹介した屋台餃子の「安兵衛」の向かいにあり、洋服、バッグ、雑貨、アクセサリなどが所狭しと並べられているお店です。
気になる掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。
バスケットコート10面分もの広さの敷地に、多くの飲食店・土産店などがひしめく「ひろめ市場」。
高知県の名物料理から他ではなかなかお目にかかれない珍味まで、ここに来ればすべて楽しめます。
もっとひろめ市場の魅力を知りたくなった人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
【記事】「昼酒天国 高知のカオスなフードコート『ひろめ市場』を食べ尽くすの巻」食べ歩きスト・マッキー牧元の高知満腹日記
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