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Back To 高知家の2020!味も香りも最高!高知にハードパン好きを増やしたいオーナー夫婦が営む「SOURIRE(スリール)」

       

この情報は2021年9月29日時点の情報となります。

高知県内にとどまらず、あちこちを飛び回っていた高知家の○○取材班でしたが、このところ出かけることすらままならない日々が続いていました。
しかし!うつむいてばかりじゃいけない!これを機会に、これまでご紹介してきた中でも、まだまだみなさんにご覧いただけていない面白い記事を「Back To 高知家の20○○」として、是非読んでいただければと思っています。
今回は2020年10月3日にご紹介した、高知市にある人気のパン屋さん「SOURIRE(スリール)」の記事です。
これまでご愛読いただいている方も、初めて来たよという方も、是非お楽しみください!

高知市中心部から車で約15分。高知市の南部、高知市十津(とおづ)にあるのが「SOURIRE(スリール)」だ。

店舗前には3台分の駐車スペースがある。

お店の入口にはお店の名前が書かれた可愛いマットと手書きの黒板。

ガラス越しに、店内のカウンターに並んだパンが見える。すでに周辺にはパンのいい香りが漂っていて、お店に入る前から期待が膨らむ○○取材班。

 

カウンターに並ぶ香り高いパン

お店に入ると、オーナー夫妻の奥様 池上郁さんがお客さんと会話を弾ませながら接客している。

毎日60種類以上のパンが並ぶということだが、焼きあがるとすぐに売り切れる人気商品もある。ハードパンは平日は11時、休日は12時に最後のパンが焼きあがるという話を聞いて、○○取材班は11時ぴったりに到着。

お目当ての、お店の人気ナンバー1「ハチミツバターフランス」はまだ販売されていた。

ハチミツバターフランスの前には、「チーズフランス」と「ゆずこしょうチキン」。

人気ナンバー2のイチジクとマカダミアナッツが入った「マカダミアフィグ」は、最後の1個。「トマトカレーフランス」と期間限定の「明太じゃがフランス」は、具材がパンから溢れだしていて食欲そそる。

人気ナンバー3の「あんバターフランス」や「塩バターロール」など、ハード系以外にも、柔らかいパンが数種類並んでいる。「つぶあんぱん」と「こしあんぱん」「オレンジクリームチーズ」は、見るからにパン生地がふわふわで美味しそう。

定番の「メロンパン」や「クロワッサン」、そのほかにもブリオッシュなど甘いパンがならんでいる。

 

お客さまへの感謝!感謝!感謝!

スリールは池上さんご夫婦だけでお店を経営しているパン屋さん。この日は、接客を担当する郁さんにあれこれお話をうかがった。

-このお店を始めたきっかけを教えて下さい。
池上さん:夫がずっとパン屋に勤めてまして、10年以上たった頃にそろそろ独立しようかということで、2011年にこの店を始めました。もともとは、私たちがハードパンが好きだったんです。当時は高知県にハードパンを作るお店が少なかったのですが、県内にハードパンが好きという人を増やしたいという思いがありました。スリールは2020年10月1日で9周年を迎えて10年目に入ります。勤めていたころから数えると、もう20年以上パンを作ってますね。

-スリールを開業して、お勤めの頃と違うのはどんなところですか?
池上さん:一番はお客さんに食べていただきたいパンを作れるところです。平日はだいたい60種類くらい並べていて、週末や祝日は10種類くらい増やしています。定番パンのほか、平日限定のパンや週末限定のパンも作っていますので、お客さまにいろいろなパンを食べていただきたいです。

-人気パンの他に、おすすめのパンを教えて下さい。
池上さん:噛めば噛むほど味が出る、ハードパンがおすすめです。小麦の味がダイレクトに味わえるのはバゲットです。また、土日・祝日にはライ麦のフランスパン「カンパーニュ」を作っています。食パンやバゲット、カンパーニュはシンプルで、それぞれのお店の味が出るパンだと思います。それを美味しいって言ってもらえるととても嬉しいです。

-バゲットやカンパーニュの食べ方でおすすめはありますか。
池上さん:オリーブオイルだけをつけたり、そこにちょっとお塩をつけて食べたりすると、パンの味が一番楽しめます。
バゲットやカンパーニュは何にでも合うので、甘いのが食べたい時はジャムやピーナッツバターを付けていただいたり、しょっぱいのが食べたい時はチーズとハムをのせたりなど、簡単にアレンジできるパンです。私はバゲットの横から切れ目を入れて、チーズとハムを挟んでサンドイッチにして食べるのが一番好きです。1分もかからずに作れて、美味しく食べられますよ。

-ハードパンは翌日でもおいしさそのままに食べれますか。
池上さん:バゲットは当日に食べていただきたいです。水と小麦と塩が原料で、余分なものが入っていないので焼きあがった瞬間が美味しさのピークで、時間がたつほどどんどん劣化してしちゃうんです。冷凍して保存してもらうのがいいと思います。

-店名のスリールってどういう意味ですか。
池上さん:スリールって、フランス語で「笑顔」や「ほほえみ」っていう意味なんです。うちのパンを食べて笑顔になって欲しいというのが一番ですが、その他にも、パンを選ぶ時やパンのいい香りをかぎながら帰る道など、パンの周りに皆さんの笑顔があって欲しいと思ってこの名前をつけました。

-パン屋をして良かったと思う時はどんな時ですか。
池上さん:ご近所のおじいちゃんやおばあちゃんがよく来てくださって、他愛もない話をすることがありますが、そういうお客さまと会話をしているときにすごく幸せだなって思います。また、お客さまから嬉しいお言葉をもらった時にはやる気スイッチが入ります。そういうお客さまからの言葉が励みになってます。うちは、お店はどこ?って探す方がいるくらい小さな店なので、お客さまの口コミやご紹介で成り立っていると思ってます。オープンしてからずっとお客さまに支えられています。

-季節限定のパンもあると黒板で見ましたがどんなパンですか?
池上さん:秋のパンだと、栗やお芋を使ったパンが出てます。栗あんパンやケーキのようなモンブランなど、季節のものを取り入れるように意識しています。夏はいちじくや桃などのフルーツやとうもろこしなどできるだけ高知のものを使った季節のパンを出してました。冬はチョコレート系のパンが増えます。チョコは寒くならないと溶けてしまうので、寒いときだけ作ることができるパンですね。

-これからの展望を教えてください。
池上さん:ありがたいことに、完売するのが少し早くなってきていて、お買い求めいただけないお客さまが増えてしまっているのが心苦しいです。夫婦二人で、長く続けられるように頑張っていけたらなと思っています。

12時を過ぎるとパンが少なくなってくるので、午前中に行くのがおすすめだ。○○取材班が行った11時には、人気パンのNo1~No6までの全部のパンが並んでいたので参考にして欲しい。

人気ナンバー1「ハチミツバターフランス」など数点購入し、ほくほく気分で帰宅した○○取材班。

「ハチミツバターフランス」は、噛むたびにハチミツとバターの風味が広がり、噛みごたえはありながらもふんわりと柔らかな食感。ハードパンはあまり食べないという方でも美味しく食べられそう。

「トマトカレーフランス」は、野菜がたっぷり入ったカレーとチーズが相性抜群で大満足。「チーズフランス」はチーズがたっぷり入っていて、チーズ好きなら外せない一品だろう。「塩バターロール」はきめが細かくふわふわで、ほんのりバターを感じるシンプルな味。

パンの香り高さに驚き、食べてその美味しさに感動して「スリール」のファンになってしまった○○取材班。一度食べると、ファンになること間違いなしだ。

 

店舗情報

 SOURIRE(スリール)

住所:高知市十津3丁目1-19
TEL: 088-821-9911
営業時間:午前9時〜午後6時(売り切れ次第閉店)
定休日:火曜日、水曜日

 

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