観光
寒~い時期だからこそ行きたい!冬の高知を楽しむ観光スポット5選
この情報は2024年2月23日時点の情報となります。
今回紹介するのは、高知県香美市にある日本三代鍾乳洞「龍河洞」。
龍河洞は「観光好き」「探検好き」「学術価値があるものが好き」という方にはたまらないスポットである。
記事を読み終えると、あなたも今すぐ龍河洞に行きたくなるはずだ!
・高知の「龍河洞」の魅力や特徴
・龍河洞周辺のおすすめスポット
・営業時間や料金、駐車場情報
など、観光をするうえで知っておきたい情報をまとめて紹介していくので、ぜひ一読あれ。
Contents
高知県の観光スポットである「龍河洞」とはどんな場所なのか?
そもそも龍河洞とは?
高知市中心から車で約40分東に位置する香美市にある石灰岩でできた鍾乳洞のこと。全長約4㎞の巨大な鍾乳洞は、山頂付近の盆地にたまった雨水が1億7,500万年ものとてつもない歳月をかけてつくりだしたとされている。
実は、龍河洞は、ただの鍾乳洞ではない!
龍河洞の出口あたりでは、弥生時代に使われていたものと思われる居住跡も見ることができ、世界的にも珍しい石灰華(炭酸カルシウムの沈殿物)に包まれた弥生式土器も確認できる。
龍河洞は観光好き・探検好き・学術価値があるものが好きという方には特におすすめのスポットなのだ。
また、岩手県の龍泉洞や山口県の秋芳洞と肩を並べる「日本三大鍾乳洞」としても知られており、日本を代表する鍾乳洞の一つといえる。
そんな龍河洞には大きく分けて以下の5つの魅力がある。
・自然が作り出した神秘的な世界
・洞内で滝が見られること
・歴史的価値のある神の壺があること
・約80年もの間続いている実験があること
・ショップやレストランが併設されていること
1つずつ詳しく見ていこう!
まず1つ目の魅力は、「自然が作り出した神秘的な世界」である。
先ほどもお伝えしたように、龍河洞は1億7,500万年という長い時間をかけて作り出された自然のアートであり、日常では絶対に見ることのできない神秘的な世界を体験できるのだ。
また、洞内で最大の大きさの鍾乳石である「天降石」はなんと高さ11mほどもあり、15万年をかけてつくられたとされている。
その天降石の隣には「絞り幕」という名前の高さ6mほどの鍾乳石があり、この鍾乳石は名前の通り、幕をひもで絞ってまとめたように見える面白い特徴がある。
自然が作り出した芸術ともいえるこの鍾乳洞、、、アート好きにはたまらないはずだ!
次に2つ目の魅力は、「洞内で滝を見られること」である。
龍河洞では鍾乳洞だけではなく滝までも楽しむことができ、一番大きい「記念の滝」は10mを超える。
ライトアップがされており幻想的で神秘的。この世のものとは思えないほど美しい!
また、「記念の滝」という名前は、1931年(昭和6年)にこの滝の向こうに奥に広がる鍾乳洞が発見されたことを記念して命名されたそうだ。
次に3つ目の魅力は、「歴史的価値のある神の壺があること」である。
神の壺は、石灰華(炭酸カルシウムの沈殿物)に包まれた壺のことであり、約2,000年前に弥生人がこの鍾乳洞で生活をしていた証なのだ。
また、この壺は鍾乳洞とつながって一体化しているものとして世界で唯一の資料として学術的に高い価値を持っているんだとか。
この龍河洞では、どの季節でも洞内の温度が15度程度で保たれており、一年中過ごしやすいことから弥生人の居住スペースになっていたのだろう。
ぜひ、歴史を肌で感じてみてほしい。
次に4つ目の魅力は、「約80年もの間続いている実験があること」である。
鍾乳洞では、先ほど紹介した神の壺のように、「洞内に壺を置いておけば鍾乳洞に包まれるのか」という実験がおこなわれている。
この実験は、龍河洞が発見されて間もない1937年(昭和12年)にスタートした実験であり、撮影時現在では壺の底部が鍾乳洞と一体化し始めていることも確認できる。
自然の神秘や研究が好きな方はこのスポットもおすすめ。
実験の過程・結果を見届けるために、龍河洞へ何度も足を運んでみるのも面白いはずだ。
最後に5つ目の魅力は、「ショップや飲食店が併設されていること」である。
龍河洞にはショップやレストランが多数併設されているため、鍾乳洞以外にも楽しめる場所があることは観光スポットとして大きな魅力といえる。
【石州】
大将自慢の手打ちそばが食べられる蕎麦屋で、高知ならではの土佐巻きや鰹料理なども楽しめる。
【岡本光三郎商店】
(引用:http://ryugadou.or.jp/)
岡本光三郎商店では、一般家庭用の包丁から本職の包丁まで豊富な種類を取り揃えており、中でも土佐打ち刃物が人気だ。
【38 phyto lab.】
「38 phyto lab.」は、キャンドルや雑貨を扱っているお店で、お店の中でキャンドル作りのワークショップなども行っているのだ。
ショップのオーナーさんの藤岡さわさんは、趣味が高じてキャンドルのお店を開いたんだとか。
写真をみてもわかるように、様々なタイプの今まで見たことのないようなキャンドルや、おしゃれな雑貨がズラリ。
まさにハイセンス!
おしゃれ好き・雑貨好きにはたまらない商品ばかりだ。一度足を運んだ方はリピーターになること間違いなし。
「38 phyto lab.」について詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてほしい。
もっと「38 phyto lab.」を知りたい方はこちら▶▶ナチュラル&シックな素敵空間。香美市「38 phyto lab.」でクラフト体験
38 phyto lab.の詳細情報
【住所】〒782-0005 高知県香美市土佐山田町逆川1395-1 2階
【電話番号】050-5241-7509
【定休日】火・水・木 ※火・水は予約制
【営業時間】12:00~18:00
【公式ホームページ】https://38phytolab.com/
前章では龍河洞の魅力を解説してきたが、この章では実際に龍河洞を観光する際に知っておきたいポイントを紹介する。
龍河洞では、「観光コース」と「冒険コース」という2種類のコースが展開されており、どちらかのコースを選択することで洞内に入ることができる。
それぞれの特徴は以下の通りだ。
観光コース・冒険コース・西本洞コースの概要
【観光コース】1億7500万年の悠久の時を刻む洞窟を冒険できるアクティビティ。整備された龍河洞内を見て回るコースで、非日常の体験ができる。
【冒険コース】観光コースで使用するルートに加え、約200mの追加コースが用意されている。このコース内では狭いところを這って進んだり、木のはしごを上ったりと冒険コースの名にふさわしい体験ができる。また、明かりが一つもない真っ暗な状態での探索も楽しめる。
これに加えて「水の洞窟」といわれる西本洞コースもあり、そちらは4月末から9月末の期間限定で入洞できる。
地下水が流れる中を探索する本格コース!所要時間は30分のため、気軽に本格的なケイビング体験をしたいという方におすすめだ。
冒険コースの概要を説明する。
探検・冒険好きの方は、ぜひ冒険コースにチャレンジしてみてほしい。最高の思い出になること間違いなしだ!
冒険コースでは、最初はナビゲーターの方のガイドを聞きながら観光コースと同様のルートで洞内を進み、途中で脇道に入りヘッドライトの明かりだけで洞内を探索していく。
まるで、インディージョーンズになったかのような気分に、、、これがまた探検・冒険好きの心をくすぐるのだ!
冒険コース専用のルートでは、
・丸太の橋を渡る
・水たまりを歩く
・頭がぶつかるほど近い鍾乳石
・ロープを使って斜面を登る
などといった本格的な冒険ができることが最大の魅力といえる。
時期によってはコウモリが生息していることもあり、まるで本物の冒険家になったような気分も味わえる。
さらに、洞内を何度も登ったり降りたり繰り返していくうちに自分のいる場所がよくわからなくなってくることもあるそうだ。
聞くだけでもドキドキしてこないだろうか?
※ただ、はぐれると危険なので、ガイドの方とは絶対にはぐれないように注意してほしい。
冒険コースの流れ
①前日までに電話で冒険コースを利用する旨を伝えて予約をする
②冒険のための着替えをする(1,000円で長靴とつなぎのレンタルあり)
③専属ガイドとともに真っ暗で無音の洞窟探索をする
④冒険を終え、「コース踏破修了証書」をもらう
⑤着替えて龍河洞を後にする
このように龍河洞の冒険コースは、気軽なものと思いきや本格的な冒険・探索になるため、小さな子どもはもちろんのこと、大人でも童心に返って心から楽しむことができるだろう。
ぜひ、冒険家の気分を味わってみてほしい!
冒険コースについてもっと知りたい方はこちら▶▶冒険&アドベンチャー好き必見!1億7500万年の時を超えた「龍河洞」が今も進化中
旅行に行く際は、一つの観光スポットでどれくらい時間を使うのか気になる方も多いだろう。
そこでここでは龍河洞のコースの所要時間を紹介していく。
龍河洞の公式サイトの情報によると、
所要時間
【観光コース】約1㎞、全30分程度
【冒険コース】約1㎞+約200m、全1時間30分程度
と公開されている。
冒険コースを選択する場合は、コースに入る前の着替え時間なども考慮しておきたい。
また、観光コースは当日券のみ、冒険コースは事前予約のみであることは頭に入れておこう。
龍河洞への観光は家族連れでの計画を立てていることも多いと思うが、赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭では年齢制限などが気になるだろう。
そこでここでは龍河洞には赤ちゃんや小さい子どもでも行けるのか、を解説していく。
実は龍河洞には決められた年齢制限はなく、0歳の赤ちゃんでも80歳の高齢の方でも楽しめる観光スポットである。
そのため、小さな子どもを連れての観光や親孝行としての旅行などにも最適といえる。
しかし、龍河洞の冒険コースに関しては、真っ暗で整備されていない道を歩かなければいけないため、小さな子どもには怖くて踏破できないかもしれない。
龍河洞は、高知県香美市に位置する鍾乳洞だ。
何か不明点がある場合は、下記の電話番号や公式ページから問い合わせが可能。
龍河洞の詳細情報
【住所】〒782-0005 高知県香美市土佐山田町逆川1424
【電話番号】0887-53-2144
【公式ホームページ】http://ryugadou.or.jp/
高知県への観光・旅行が初めて方からすると、「龍河洞ってどうやって行けばいいの?」と疑問に感じる方も多いだろう。
今回は、「JR高知駅からのアクセス」「高知龍馬空港からのアクセス」「自家用車・レンタカーでのアクセス」の3つの方法について解説する。
JR高知駅から龍河洞へのアクセスは、電車とバスを使うのがおすすめ。
具体的には、
①JR高知駅から土讃線に乗り、JR土佐山田駅で下車
②JR土佐山田駅でとさでん交通バスに乗り龍河洞(バス停)で下車
といった流れだ。
高知龍馬空港から龍河洞へのアクセスも、電車とバスを使うのがおすすめ。
具体的には、
①高知龍馬空港からとさでんの空港連絡バスでJR高知駅へ向かう
②JR高知駅から土讃線に乗り、JR土佐山田駅で下車
③JR土佐山田駅でとさでん交通バスに乗り龍河洞(バス停)で下車
といった流れだ。
自家用車やレンタカーを利用する場合は、
①高知自動車道南国ICで降り、車で約20分程進むと龍河洞に到着する。
詳しくは、以下の住所や電話番号をナビに入れて検索してみてほしい。
龍河洞の住所・電話番号
【住所】〒782-0005 高知県香美市土佐山田町逆川1424
【電話番号】0887-53-2144
龍河洞では時期ごとに営業時間が異なり、
龍河洞の営業時間
【3月1日~11月末日】8:30~17:00(最終入洞時間)
【12月1日~2月末日】8:30~16:30(最終入洞時間)
となっている。
なお、龍河洞は365日年中無休で営業している。
龍河洞の料金はコース・年齢によって分かれており、
龍河洞の料金
【大人(高校生以上)】
・観光コース → 1,200円
・冒険コース → 観光コース料金プラス1,500円(別途:長靴とつなぎレンタル料1,000円、西本洞管理料200円)
【中人(中学生)】
・観光コース → 700円
・冒険コース → 観光コース料金プラス1,500円(別途:長靴とつなぎレンタル料1,000円、西本洞管理料200円)
【小人(小学生)】
・観光コース → 550円
・冒険コース → 観光コース料金プラス1,500円(別途:長靴とつなぎレンタル料1,000円、西本洞管理料200円)
※未就学生は無料
といった料金形態になっている。
龍河洞の駐車場は龍河洞の入口から徒歩5分ほど離れた場所にあり、駐車場から入口までのルートでは近くの商店街を通り抜けるため退屈はしないだろう。
また駐車場自体はかなり広く、普通車600台分と大型バス30台分が確保されているため、「駐車場が埋まっていて車が停められない」という事態にはなりにくいといえる。
なお、駐車場の利用料は無料である。
今回この記事では高知県の観光スポットである「龍河洞」について紹介・解説してきたが、いかがだっただろうか。
最後にもう一度、龍河洞の魅力と詳細情報をまとめるので一緒に振り返っていこう。
・自然が作り出した神秘的な世界
・洞内で滝を見られる
・神の壺がある
・約80年もの間続いている実験がある
・ショップや飲食店が併設されている
龍河洞の詳細情報
【住所】〒782-0005 高知県香美市土佐山田町逆川1424
【電話番号】0887-53-2144
【駐車場】普通車600台分、大型バス30台分あり。いずれも無料
【公式ホームページ】http://ryugadou.or.jp/
ぜひ、この記事を参考に龍河洞の見どころや観光情報に詳しくなり、さらに龍河洞での冒険を楽しんでほしい。