観光, 関西関連
ヒノキではぐくむ交流「枚方市役所観光交流課」高知・四万十市と大阪・枚方市の繋がり
この情報は2018年5月11日時点の情報となります。
先日オープンしたばかりの高知の新スポット「むろと廃校水族館」。
廃校になった小学校を有効活用したユニークな水族館にお笑いコンビ熱燗ドラゴンのふたりが突撃リポート!
「むっかし~むっかし~浦島は~♪」
浦島太郎に扮して登場した熱燗ドラゴンのしんじょうさん!
彼がやって来たのは、2018年4月26日にオープンしたばかりの「むろと廃校水族館」。
この水族館は、2006年に廃校になった室戸市立椎名小学校を活用していて、その運営は大阪に本部を置くNPO法人「日本ウミガメ協議会」が行っている。
協議会の主な活動は、定置網にかかるウミガメの調査や研究。
なるほど、しんじょうさんの今回の衣装はウミガメつながりなんだと納得。
館長の若月さんによると、室戸での活動は15年前の2003年からで、日ごろの研究の成果を公開する場としてこの水族館をオープンしたのだという。
この水族館では、かつて生徒たちが授業で使用していた25mプールに十数匹のウミガメが保護されている。
ここでは不定期でウミガメの放流を行っており、大切に育てられ立派に成長したウミガメは、地元の子どもたちに見守られながら、
地元の砂浜で放流され、大海原へと旅立っていくのだ。
この水族館ではウミガメ以外にも50種類1,000匹以上の魚や海の生き物が展示されているのだが、その多くは室戸近海で漁をしている漁師さんによって持ち込まれたものだ。
早速、魚たちを見に館内へ。
と、そこに怪しい人影…何者!?
不審者と思った人影は、乙姫に扮したおだっちだった。
しかし…これは、なかなか濃い乙姫だ。
さぁ、乙姫おだっちと合流した浦島しんじょうさん。
館内の展示室へと入っていくが、なんでもここは一般的な水族館とはひと味ちがう魚たちが展示されているとのこと。
これは期待大!
まず、若月さんが紹介してくれたのは可愛らしいハリセンボンだらけの水槽!
一般的な水族館では脇役になるような魚をここでは主役としてしっかり見せている。
確かに、ここまでハリセンボンだけをたくさん展示している水槽は他にはないかもしれない。
その他にも毒魚として釣り人に知られるゴンズイ。
ゴンズイは、背びれと胸びれに毒腺や毒針を持ち、うかつに触れて刺されると、患部が激痛とともに腫れ上がり重篤な場合には壊死してしまうことも。
そして高知の名物、ウツボ。
獰猛な性格で知られるウツボだが、何かに触れていると落ち着くという習性があるそうだ。
そしてサバ。
タカアシガニ。
ウマヅラハギなどが漁師さんから持ち込まれて展示されている。
ちなみに、協議会の皆さんが漁師さんと一緒に宴会をした翌日は、漁師さんからいつもより多めに魚たちが持ち込まれるといういかにも高知らしいエピソードも。
漁師さん以外にも、室戸ならではの別ルートから魚を頂くことがあるらしいのだが、それがこちら。
深海魚のユメカサゴや、
少し前に他の水族館で話題になったこともあるグソクムシなど、地元で汲み上げている海洋深層水と一緒に上がってきた深海の生物も展示されている。
その他にも、学校だった当時の手洗い場を利用したタッチプールや、
図書室には巨大なミンククジラの骨格標本など、校舎を活用した展示がずらり!
子どもたちは学校気分で、大人の方は懐かしい気持ちになって楽しめること間違いなしだ。
そして、最後は地元の子どもたちに見送られながら海へと帰っていく浦島しんじょうさんと乙姫おだっち…
…って、どこいくねん!
むろと廃校水族館
住所:高知県室戸市室戸岬町533番地2
営業時間:9:00~18:00(4月~9月)/9:00~17:00(10月~3月)
料金:(一般)大人600円、子ども300円/(室戸市民)大人550円、子ども250円
電話/FAX:0887-22-0815
文/大山祐司