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この情報は2017年5月3日時点の情報となります。
イタリア人が認めなかった赤岡の『ミラノ風おこげ』とは? 意外な美味しさに記者もビックリ!
『ローマ風○○』や『中華風○○』『韓国風○○』など、日本には数多くの『○○風』があふれている。
そのなかでもよく耳にするのは、某イタリアンレストランでもおなじみ『ミラノ風○○』だが、香南市赤岡にも全国的に有名なミラノ風の料理が存在するらしい。
その料理を提供するのは、高知県の地場産品を販売している商店「とさを商店」。いったいどんなミラノ風の料理があるのだろうか?
見た目は「普通の商店」といった感じで、料理を提供するようには見えないが…
じつは奥に食堂があり、そこで食事をすることができる。
さっそく「ミラノ風のアレ」を注文すると炊飯器からご飯を丼に盛り、いきなりおにぎりを握りだす店主の野村さん。
握ったおにぎりをそのまま熱した油へ投入し、揚げていく。コレがどうミラノ風になっていくのだろうか…?
揚げ油の横にあったのはトマトソース。どうやら自家製でこだわりがあるようだ。
大葉の上にトマトソースを敷き、さらに揚げたおにぎりをのせ、スライスチーズとカットトマトを置く。
なんとこのお店で提供されるミラノ風の料理とは『ミラノ風おこげ』だった! なんだか物凄いインパクトを放つ料理である。
さっそくミラノ風おこげをいただいてみると…
う、ウマい! 謎すぎる見た目だがトマトソースにはオレガノやバジルで香りを付けてあり、炒め玉ねぎの甘さも加わって非常に濃厚な味。
それがカリカリのおこげととろけるチーズ、旨味のある高知県産のトマトに加わって、絶妙なバランスを醸し出している。
以前テレビでイタリア人シェフに「これはミラノには無い(きっぱり)」と言われてしまったそうだが、とさを商店の『ミラノ風おこげ』は本格派でなくてもとても美味しい料理ということが発覚した。
完食後にお話を聞いてみると、このミラノ風おこげも美味しいのだが、野村さんいわくこのお店の神髄は『中日そば』にあると教えてくれた。
中日そばとは簡単に説明すると日本そばの出汁に中華そばが入った高知名物だが、こちらの中日そばは赤岡名産のじゃこや天ぷらが入り、とろろ昆布をアクセントにしているこだわりの一品。
優しくも力強い出汁の味わいは、いつも食べているシンプルな中華そばに近くも、和風でほっとするウマさ。
ミラノ風おこげも確かにウマいが、旅の疲れを癒すなら中日そばが最適だと感じた。
お店の近くには志国高知 幕末維新博の地域会場である、天才絵師・絵金の作品を堪能できる『絵金蔵』もある。高知旅行の際にはぜひ寄ってみよう。
とさを商店
住所/高知県香南市赤岡町476-4
※情報提供※ しらべぇ