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【高知観光・紅葉スポット】高知ブルーの空と紅葉のコントラストが美しいカツオ人間おススメ紅葉スポット10選!
この情報は2018年5月19日時点の情報となります。
自然豊かな高知県ではトンビの姿を見るとこも珍しくないが、いの町にある食堂「あおぎ」にはトンビを呼ぶおばちゃんがいるらしい。トンビを呼ぶって、どういうこと?
仁淀川に沿って国道194号線を走ると見えてくる、レトロな看板が目印の食堂「あおぎ」。
ここに、トンビを呼ぶことのできるおばちゃんがいるという。
お店は一見すると、ごく普通な印象。
ガラス張りで開放的な店内。外にはテラス席も。
食事をしながらエメラルドグリーンの仁淀川と山々の絶景を楽しむことができる。
本当にトンビを呼ぶことができるのだろうか…。
半信半疑の取材班がお店におばちゃんに尋ねると「できますよ。」と即答。
「ちょっと待っててね。」と奥に入っていったおばちゃん。
「じゃあ呼びますね~」と厚切りのパンを片手におばちゃんが登場!
手際よくパンを四等分して、
テラスから「おいでぇ〜!!パンよぉ〜!!!」と大声をあげるおばちゃん。
あまりに原始的な手法に困惑する取材班…
おばちゃん曰く「トンビは山を越えてやってくる」そうで、毎日このように呼んでいるんだとか。
「ここの下の林でトンビが生まれるのよー」と近所のネコのことのように親しげに話すおばちゃん。
「そのうち来るから、呼んでおいてね!」と店内に戻っていったおばちゃん。
取材班はおばちゃんのマネをして何度も叫ぶ。
「おいでぇ〜!パンよぉ〜!!」
「おいでぇ〜!!パンよぉ〜!!!」
「おいでぇ〜!!!パンよぉ〜!!!!」
・・・・・
おばちゃん情報によると、トンビはとても眼が良くカメラを嫌がるそうで、コートなどで隠しながらスタンバイ。
呼び始めて10分。
必死に叫ぶも、なかなかトンビは現れないため、待っている間に食事をいただくことに。
メニューは、うどんやそばなどの麺類の他、焼肉定食やすき焼き定食などのセットメニューも充実している。
オススメは、ツガニや鮎などの仁淀川の川の幸。
ツガニ(モクズガニ)は高知県の郷土料理として広く親しまれている。獲れる時期や量が決まっているので食堂「あおぎ」では7月中頃から冬(12月、1月ごろ)までの期間しか食べられないそうだ。
今回はツガニのシーズンではなかったので、おばちゃんにおススメされた「あおぎうどん」を注文。
「イタドリ」などの山菜、高知ではお馴染みの練り物「すまき」、タケノコの天ぷらが入っている。
イタドリとは、山や道端に生えている植物で、シャキシャキした食感がクセになる高知県民が大好きな春の味覚だ。うどんとイタドリの組み合わせは珍しいが、相性は良くとても美味しい。
タケノコの天ぷらは、大きさにびっくり!ほどよく味がしみ込んでいてこちらも美味しい。
美しい仁淀川の風景を見ながら、温かいうどんを食べると心もお腹もいっぱいになってくる。
食事の合間に呼び続けること30分。
遠くの方にトンビの影が!
こちらの様子を気にしているそぶりはあるものの、なかなか近づいてこないトンビ…
おばちゃんも加勢して、必死に呼び続ける。
「おいでぇ〜!!パンよぉ〜!!!パンよぉ〜!!!」
さらに30分ほど呼び続けてみたが、結局トンビは近寄って来ず…
今回の撮影は諦めることに。
おばちゃん曰く、基本的には毎日トンビが来るそうで、投げたパンを空中でキャッチする姿が見られるそうだ。見てみたい方は、仁淀川の風景と心温まる食事も楽しめる食堂「あおぎ」を訪れてみてほしい。
その際は、くれぐれもカメラを持っていることをトンビに悟られないようにご注意を。
※後日談:取材班が帰ったすぐ後に、「トンビが来たわよー!」とおばちゃんが教えてくれました…
あおぎ
住所:高知県吾川郡いの町勝賀瀬3192
定休日:不定休
営業時間:8:00~(18:00~は予約制)
電話番号:088-897-0435
文:このり れいこ