観光
Back To 高知家の◯◯!高知の新名物!とさでん交通路面電車が生み出す奇跡の光景「トリプル・クロス」
この情報は2020年10月27日時点の情報となります。
自然豊かな高知県では、観光キャンペーン「リョーマの休日~自然&体験キャンペーン~」を開催中!
新しい発見がいっぱいの「遍路道」のガイドツアーをご紹介。
四国八十八か所の第35番札所「清龍寺(きよたきじ)」と第36番札所「青龍寺(しょうりゅうじ)」のある土佐市。今回は、2つの札所を結ぶ「遍路道」のガイドツアーを体験してきました!
「遍路道」とは、お遍路さんが札所から札所へ移動する際に使う道のこと。
道路が舗装されるはるか昔から使われていました。
今回のガイドツアーで歩くのは「土佐遍路道 青龍寺道」。歴史的に貴重な史跡が残されていることから、2016年10月に「国の史跡」に認定されました。道として「国の史跡」に認定されているのは、県内でここだけ。「塚地坂」という山道を越える、1.6キロのルートです。
まずは土佐市中心部のドラゴン広場に集合し、車で出発地点「塚地休憩所」に移動します。
場所がわかる場合は、直接「塚地休憩所」に向かってもOK!
大きな木々に囲まれて、なんだかすでに神聖な雰囲気です。いよいよ、ガイドツアーがスタート!
山道の入り口では、杖を借りられます。こちらは地元の方が手作りで建てられたそう。
山道に入って5分も歩けば、この風景。
植林された針葉樹が涼しい木陰をつくり、空気がピンと引き締まるようです。
白っぽい幹が特徴的なこちらは「ネズミモチ」の樹。
実は「女貞子(じょていし)」という漢方薬に使われ、アンチエイジングの効果もあるとか。
この木にちなみ、ガイドの休憩時には「女貞子」を使った薬膳茶がふるまわれます。
頂上に向かって、急な坂道を進みます。
苔に覆われていたり、でこぼこになっているところがあるため、歩きやすい靴で行くのがおすすめです!
道中には、歩き遍路の方々が残されていった金属製の札がいたるところに。
こちらの札に書かれている「鯖大師」は、弘法大師空海が残した逸話にちなんだもの。
気になる方は、ガイドさんに尋ねてみてくださいね!
坂を上っていくと、周りの木々はいつの間にか針葉樹林から竹林へ。
秋になると地面に落ちた竹の葉がふわふわで、歩くととても気持ちがいいのだとか。
ふと、足元に目を向けると膝くらいの高さの石碑が。
「手やり石」と呼ばれるお遍路さんへの道しるべで、青龍寺道でもっとも古いものは嘉永元年(1848)に建立されたもの。
手形が浮き彫りになっているものが一般的ですが、彫り込まれているタイプはとても珍しいそう。
そのほかにも、木の実やキノコなど、道中には非日常のワクワクする発見がたくさん。
なんと、小さな蛇にも遭遇しました!
カメラを向ける前に逃げられてしまい、残念・・・。
さて、ガイドスタートから約40分。だんだんと前方が明るくなってきました。どうやら頂上が近づいてきたようです。
鬱蒼と茂った木々を抜けると・・・
目の前に広がる空と海!
この日は良く晴れていて、遠くの水平線までくっきりと見渡すことができました。
春先には満開のツツジも楽しめるそう。
地元の方による手づくりのベンチが設置されていて、ゆっくり休むことができます。
また、ガイドツアーではお茶とお菓子の「お接待」が。
「お接待」とは地元の人がお遍路さんに食べ物などを振舞う四国に根付いた文化。
ガイドツアーで振舞われるのは、地元の和菓子屋さん「北代菓子店」の「真珠もなか」。
かつて土佐湾で真珠の養殖が盛んだったことから、この名前が付きました。
たくさん歩いた体に、和菓子の柔らかい甘みが沁みます・・・。
のんびり休憩したあとは、原生林の道を通って下山します。
歩いていると小川のせせらぎが。
涼しげな音に、心が癒されました。
帰り道の見どころは、なんといっても県内でも3例しか発見されていない「磨崖仏(まがいぶつ)」。
巨岩に文字や仏さまの絵が彫られており、古いものは江戸時代までさかのぼるそう。
全国的にもめずらしい「へたうま」なタッチが特徴的です。
長年風雨にさらされ一目ではわかりにくので、ガイドさんの解説が必須です!
そうそう、ガイドツアーに申し込んだ方には、非売品の「磨崖仏ピンバッジ」がもらえますよ!
せっかくなので、本物の磨崖仏を背景にパチリ。
ゆっくり遍路道を散策して、ゴール地点に辿り着くまで約2時間。
先人たちによって守られてきた豊かな自然と歴史を感じるツアーでした。
今回ご紹介したガイドツアーの予約は、土佐市観光協会まで。
この自然&体験キャンペーンのサイトから申し込みができるほか、電話でも予約ができます。
コース内容によって所要時間が異なるので、ご予定にあわせてお申し込みください。
また、土佐市観光の際には観光案内所を利用するのがおすすめ!
親切なスタッフさんが、土佐市の見どころを教えてくれます。
11月からは、土佐市のおいしいグルメを満喫できるキャンペーンも始まるそう。
ガイドツアーやキャンペーンについては、土佐市観光協会のホームページをご覧ください!
高知市からもほど近く、アクセス抜群な土佐市は、気軽なお出かけにぴったり。
ぜひ遊びに行ってみてくださいね!
一般社団法人土佐市観光協会
住所/高知県土佐市高岡町甲1892-7
電話/088-881-3359
HP/https://tosacity-kankou.com/
※掲載されている情報は2020年10月現在のものです。
「リョーマの休日~自然&体験キャンペーン~」特設サイト
https://kochi-experience.jp/
大自然を体感するアクティビティをはじめ、カツオの藁焼き体験や、土佐和紙の紙すき体験など、地元の人とふれあいながらほっこり楽しむことができる体験プログラムも充実し、訪れる人それぞれが、魅力的な休日を堪能することができます。
あなただけの新しい休日を、高知で見つけませんか?
「 リョーマの休日 」 で今すぐ検索!