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この情報は2020年10月2日時点の情報となります。
高知県の土佐市でトマト農家「ファーム輝」を経営されている「とまっくま」こと麻岡真理さんが、高知県内のはちきんを訪ねてレポートします!今回訊ねたのは、全国一の出荷量を誇る高知を代表する果物の「文旦(ぶんたん)」や、宮崎県では日向夏、愛媛県ではニューサマーオレンジとして知られる「小夏」などを生産されている柑橘農家さん。
さわやかな秋の日。土佐文旦発祥の地である土佐市宮ノ内地区へ、とまっくまは車を走らせた。
とまっくま関連記事⇒とまっくまの高知家はちきん畑・訪問記「土佐ジローのはたやま夢楽へ行く」
こんもりとした山の斜面には、文旦畑が広がり、心地よい風が吹きよった。
文旦は、全国一の出荷量を誇る高知を代表する果物。
「いらっしゃい!」と上品で優しい奥様がお出迎えしてくれたがね。
白木果樹園の白木浩一さんの奥様の多賀さんである。
まずは白木果樹園さんのことをお話しするね。
浩一さんで4代続く柑橘農家で、小夏から始まって、1960年から土佐文旦、そして現在は土佐文旦以外にも、夏文旦、水晶文旦、温室文旦、グレープフルーツ、ライム、ベルガモットなどを約100種類育てられゆうと。
中でも注目は、フィンガーライム(キャビアライム)ぞね。
指の様に細くて、ちくとぷっくりしちゅう実の中にプチプチした丸っこいのがぎっしり詰まっちゅう。色も様々で可愛らしいね~。日本でも数少ない生産者の一人ぞね。
また、文旦や小夏を使って加工品も白木さんは作られゆう。ワクワクする農業ビジネスを展開されゆうがよ。
ちくと奥様の多賀さんからお話を聞こうかねぇ。
とまっくま:多賀さん、ご主人様とはどこで出会われたん?
多賀さん:私が勤めてた選挙事務所の懇親会で出会ったの(照)。
とまっくま:どんな印象やった?
多賀さん:はじめは農家のお兄さんという感じでした。
とまっくま:どんなところに惹かれたん?
多賀さん:話していくうちに作る農業だけではなく、こんな展開がしたい、こんな加工品を作りたい、こんなビジネスがしたいと考え方を色々聞けて、わくわくしました。私の実家は須崎の陶器店だったから、商売のことしか知らなくてね。主人の話を聞いて、どんどん楽しくなったの。そこかしら。
とまっくま:うわぁ、ステキ~。
多賀さんは現在、白木果樹園を切り盛りしながら果樹園のネット販売の店長として、日夜、販売はもちろんのこと、果樹園の魅力を発信し続けられゆう。
そして「五感で感じること」を、とても大切にされゆうがよ。
多賀さんの趣味は、フラダンス、ウクレレ、ワインながね。ステキな趣味やわ。
多賀さん:フラダンスはね、山や川、海や木々、大きな空など全てを感じて、受け入れて表現するのね。それはうちの果樹園と同じこと。自然(ハート)と一体化して、経験や思いを浄化させて踊るの。自分の目指しているところと近いのね。それは生活もそうだったり、農園もね。
とまっくま:うお~~、なんてステキなんやろ!!
多賀さん:思いを溶け込ませて、自分なりの白木果樹園の世界を表現していきたい。
とまっくま:具体的にはどんなことを大切にされゆう?
多賀さん:手紙やSNS、電話でお客様おひとりおひとりに丁寧にお伝えすることを心がけています。心で味わってもらう白木果樹園であり続ける様に。
多賀さんにお話を伺いよったら、農業ってやっぱり自然の一部で、様々な思いが内在しちょって、ただ美味しいだけやのうて、五感と心で感じる食べ物を作れるんやなぁと、再認識出来たがね。
文旦一個、小夏一個、とまっくまやったらトマト一個、ミニトマト一粒がますます愛おしくなったがよ。
最後に多賀さんから
「新しいものを手がけ、向上心を忘れず、発見をしていくことが楽しい。労働だけではなく、そういうことに挑戦していくことが生きがいなんです。」
瞳をキラキラさせて語ってくれたがよ。多賀さん、ありがとうで。
こじゃんち元気をもろうたちや。
やっぱり高知の女性は「はちきん(男勝りな女性)」や!!この奥様がおってこそだね。
そう思わん?こんなステキな女性が農業を支えちゅう。
次は、どんな「はちきん」に会えるろう。
次回も楽しみにしちょってよ。
文旦屋 白木果樹園
住所:高知県土佐市宮ノ内435
電話:088-855-1352(午前9時~午後5時)
FAX:088-850-3260
文/とまっくま