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感動のうまさに打ち震える漁師町のカツオのタタキづくりを体験せよ!

       

この情報は2017年11月19日時点の情報となります。

せっかく旅に出たら、その土地ならではの体験をたっぷり楽しんで、おいしいものを存分に味わいたい。とはいえ、現実は懐具合と相談しながら、時に我慢も必要。今回紹介するのは、そんな旅の悩みを吹き飛ばす「高知ならではの体験と美食」がリーズナブルに満喫できるお得なプラン。

高知のグルメといえば、新鮮な魚介が有名。なかでも一番人気はカツオ。そのカツオを炙った「カツオのタタキ」は、観光客はもちろん、地元からも熱烈に愛されている郷土料理。そんなカツオのタタキを自分で作って食べられる体験を、破格で提供しているお店があるらしい。

そんなウワサを聞きつけた取材班は、早速、高知県有数のカツオの水揚げ量を誇る漁師町・中土佐町久礼へ飛んだ。

愛すべき郷土料理「カツオのタタキ」の魅力

カツオのタタキの起源は、漁師のまかない説など諸説あるものの、基本的なスタイルはカツオの表面を炎で炙った後に切り分け、タマネギ、ニンニクなどの薬味と共に提供され、ユズなどの柑橘酢と醤油を合わせたタレや塩で味わう。

炙る方法は様々だが、乾燥した藁(わら)を燃やし、一気に炙る「藁焼き」が、最適な火力と香ばしさが加わる調理法として知られている。

分厚く切ったカツオのタタキは、高知では日常の食卓はもちろん、宴会などでも欠かせない料理の一つ。作る側も食べる側も、タタキに対して自分なりのこだわりを持っている高知県人も多い。

老舗鮮魚店ならではの心意気感じるカツオのタタキ

前置きが長くなったが、ウワサのカツオのタタキづくり体験を求めてやって来た中土佐町久礼の大正町市場。

ここはコンパクトながら、ノスタルジックなムードと人の温かさにあふれた漁師町の台所。店主と客の土佐弁でのやり取りを聞くだけでも楽しい市場だ。ちなみにここが一段と活気にあふれてくるのは、その日の漁が終わった昼過ぎ頃から。

さてこの市場で一際お客が群がっているお店が今回取材する「田中鮮魚店」

店頭にはカツオのほか、旬の魚介がずらりと並び、どれを見ても新鮮そのもの。四代続く老舗の目利きの良さがうかがえる品揃えだ。

店舗の向かいにある食堂も経営していて、購入した魚介をそのまま刺身定食などにして味わえるのも人気の秘密。

今回タタキづくりを指導してくれるのは店主の田中隆博さん。「どうせタタキを食べてもらうなら、自分で焼いてもらったほうが楽しいでしょ」とタタキづくり体験を始めたきっかけを語る田中さん。

タタキづくり体験のシステムは以下のとおり。(年末年始、GW、お盆を受付不可)

まずは前日までに予約して、当日店頭へ向かう。カツオはすでにおろした状態で用意してくれているので、本人は藁で炙るだけ。炙った後は人数分に切り分けてもらい、向かいの食堂でご飯、みそ汁、お漬け物のセットを受け取り、あとはじっくり味わうのみ。

タタキづくり体験は、高知県内各地でおこわなわれているものの、ここの最大の特徴は1人からでも体験できること。さらに特筆すべきは、体験料がたった1,500円! ほぼカツオの魚代のみという破格っぷりに驚きだ。

ただし、男性の場合100gではもの足りないこともあるので、2人前にしたり、店頭に並ぶほかの刺身を加えたりして、ボリュームアップすることをおすすめする。それでも2,000円でお釣りがくる安さがうれしい。

漁師町のタタキは秒単位で炙って、赤身の味を楽しむべし!

タタキづくりが行われるのは、店舗の裏にあるタタキ専用のかまどが設けられた作業スペース。火加減など細かい作業は田中さんがサポートしてくれるので安心だ。

燃えやすい藁は一気に炎が上がり、長い柄の付いた専用器具を使っていても、顔がじんわり火照るほどのパワー! この強力な火力が一気に表面を焦がし、藁の香ばしいフレーバーとなる。

まずは最初に皮の部分を約1分。裏返して身の部分を約10秒。ここのタタキづくりはトータル1分10秒という早さ。

もちろんこれには理由がある。「できるだけ焼けた部分を薄く仕上げることで、より刺身に近い状態になり、赤身のうまさが楽しめる」とその理由を語る田中さん。

とろけるような脂とカツオ本来の味が広がる絶品タタキ

完成したら田中さんに人数分を切り分けてもらおう。今回は2人前(200g)を味わうことにして、向かいの食堂で、いざ実食だ!

以下の写真を見て分かるとおり、焼けた皮から赤身までの幅は約1〜2mm。この焼いた部分の幅が広がるほど、焼き魚のような食感や味が出て、タタキとしての味が落ちる。この薄い焼き加減がカツオを極めた漁師町ならではのこだわりなのだ。

おすすめの味わい方は、まずは地元産の天日塩を軽く振るだけ。口に運べば藁の香ばしさが広がり、柔らかな食感の後にとろけるような旨味が続く。優しい塩味がカツオの旨味をぐぐっと引き立てる。う、うまい!

カツオのタタキといえば一切れ2cmほど分厚く切るのが主な流儀だが、ここのタタキは1cmほどの厚さで比較的薄い。とはいえ、これがほどよい厚さで、一口で食べやすいボリューム感。

また塩味から変化を付けたい場合は、ユズ酢がたっぷりきいたオリジナルのタレも試してみよう。爽やかな柚子の酸味と醤油の絶妙な味わいで、ご飯がすすむこと間違いなし!

2人前をペロリと平らげ、お腹も満たされ大満足のタタキづくり体験。リーズナブルさとその美味しさに偽りなし!ただし、生のカツオが体験できて味わえるのは4〜12月頃。それ以外の季節や漁の状況により冷凍になる場合もある。

ほかにも高知にはおいしいグルメがもりだくさん。ほかの美食も味わいたいなら、こんな節約プランも組み込んで、賢く高知を旅行してみてはいかがだろうか。

 

 今回紹介したお店

田中鮮魚店

住所/高知県高岡郡中土佐町久礼6382(大正町市場内)

電話番号/0889-52-2729

定休日/ホームページにて確認

ホームページはこちら

※情報提供※  高知家エクストリームトラベル社