グルメ
【高知グルメPro】地元愛されイタリアンから人気の和食屋に夜の〆の屋台餃子までそろう「廿代町」のおススメグルメ6選 食いしんぼおじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション
この情報は2019年12月26日時点の情報となります。
地元の香美市では「おかば」の愛称で親しまれている、こだわりシフォンのお店「コンビニエンスおかばやし香北店」が進化し続けている。いったいどんなお店でどんな商品が並んでいるのか、潜入してきたぞ!
高知市から車で約1時間。香美市香北町にある「コンビニエンスおかばやし香北店」。看板には「コンビニエンス」と書かれているが、この店は身近によくあるコンビニとはちょっと違う。
外観は、個人経営されている地元密着のコンビニのよう。…と、よく見ると店舗前にはサンドバッグが。オーナーがボクシングファンなのだろうか。どんなお店なのか早速店内に入ってみる。
店内に入ると、サンドバッグの男性的なイメージが一転!青空をイメージした壁紙や可愛らしい照明、店内いっぱいに陳列された雑貨やお菓子など、そこには女子がときめくものがたくさん。店内の印象はコンビニというよりも雑貨屋さん!?
しかし、店内をじっくり見てみると、雑貨屋さんでもないぞ。
入り口すぐのテーブルにずらりと並んだガラスポット。その中には、ショートブレッドといろんな種類のクッキーが入っている。ショートブレッドは、小麦粉・バター・塩・砂糖を材料にして作られる、スコットランド発祥の伝統的なお菓子。クッキーと同じ焼き菓子だが、ホロホロと口の中で崩れるような食感が特徴だ。ショートブレッドもクッキーも種類が豊富。バラ売りなので、1種類ずつ色々な味を楽しめる。
バラ売りの他にも袋入りのお菓子が。ん?「う○ちくん」や「お○ちちゃん」というお菓子が見える。
メレンゲで作られた焼き菓子だが、ネーミング通りなビジュアル。
その隣にはマドレーヌ。こちらも種類が豊富で、数えてみるとその種類はなんと8種類。
平台は、見てのとおり今にも崩れ落ちそうなほどのお菓子!
お菓子の山の中にも大と小の「う○ちくん」を発見!
スコーンやクッキーなどの焼き菓子も所狭しと並んでいる。しかし、その品揃えの豊富さは焼き菓子だけではなかった。振り返ると・・・
そこには洋菓子がずら~り並んでいる。
一番上段に存在感たっぷりに並んでいるのは「OKABAプリン」。これを食べる様子は、きっと「マヨチュッチュ」だろう。
プリンの種類は5種類。「OKABAプリン」のほか、ストローで飲むタイプの「飲むプリン」、フランス製の美しいブルーのグラスに入った「土佐っ子プリン」、生クリームたっぷりの「美良布(びらふ)プリン」。美良布というのは、この地域の名前だ。
そして、プリンで一番人気なのが、「OKABAのプリン」だそう。もっちりとしていてとろける食感のプリン。なんとこのプリンは、プレーンのほかラムレーズン、カフェラテ、黒ごま、カボチャ、チョコ、抹茶、豆乳の8種類あるという。すべてのプリンの種類を合わせると、その数13種類!この品揃えはケーキ屋さん以上かも!
○○取材班は、迷いに迷ってプレーンの「OKABAのプリン」をいただくことにした。スプーンですくう時にはもっちりとした感触で、口に含むとたちまちとろけてしまう。ケーキ屋さんで売られているプリンのようなクオリティーで、とってもおいしくいただいた。
そして、洋菓子コーナーの一番下の段に存在感たっぷりに陳列さているのが、立派なケーキ。誕生日ケーキの注文も受け付けているという。
そのほかにも、開店当初から販売しているシフォンケーキやどら焼きも。200種類以上もある商品ラインナップに、優柔不断な方ならしばらく悩んでしまうことだろう。
コンビニエンスおかばやし香北店の岡林さんに、アレコレ聞いてみた。
-こちらのお店は岡林さんが始められたんですか。
岡林さん:そうです。1999年にオープンしました。もとはシフォンケーキとプリンを作って売っていたましたが、どんどん種類が増えて、今の品揃えになりました。
-この店を開店する前に、どこかでお菓子作りの修行をされたんですか。
岡林さん:いえ、ここが初めてです。お菓子作りは子どもの頃から好きで、おばあさんが持っていたレシピを見て作ってました。作り始めると没頭して時間が分からなくなって、気がついたら夜中ということもありました。おばあさんが作ってくれた「ブランマンジェ」が大好きで、その影響はあると思います。
-品揃えが豊富ですね。これらは岡林さんのアイデアですか。
岡林さん:従業員のアイデアのものもありますが、変わったものは私の発案です。「う○ちくん」や「お○ちちゃん」、面白いでしょ。面白いものを作りたいんですよね。便器プリンも。
-お料理も便器の器で提供しているんですね。
岡林さん:便器、いいでしょう。料理の提供は始めたところなんです。10日ほど前にイートインコーナーができて、それからモーニングやアラカルト、食事の提供を始めました。
正面の壁際に並んでいるのは・・・
岡林さんお気に入りの便器の器にアヒルやプリン、カレー・・・岡林さんの面白いことが好き!という気持ちがストレートに伝わってくる。
-店内にボクシングの写真がたくさん貼られていて、店舗前にはサンドバッグがありますが、岡林さんがボクシングされてるんですか。
岡林さん:ボクシングを始めて2年7ヶ月になります。井上尚弥さんの試合を見て衝撃を受けたんです。「あんなに強くなりたい!」と思って、ボクシングを始めました。高知市にあるプロボクシングジム「黒潮ジム」に所属して、ジムが休みの日以外は毎日通ってます。どうしても井上尚弥さんが練習するジムにも行きたかったのですが、所属できるのは一つのジムという決まりがあるんです。黒潮ジムに相談して「練習生としてなら。」と承諾してもらったので、約1年前に、井上尚弥さんが所属する「大橋ボクシングジム」に練習生として入ったんです。「大橋ジム」は神奈川県横浜市にあるので、1ヶ月に1回行って、4日~5日位滞在して練習しています。
お店の入口にはボクシングに用いられる「ビジョントレーニング」をおいてあり、1回100円で誰でも楽しみながら「見る力」と「脳力」のトレーニングができるという。
没頭すると時間を忘れてしまうほど熱いハートとユーモアを持つ岡林さん。20年間経営していくなかで、たくさんの商品が生まれてきた。「コンビニエンスおかばやし」は、何回行ってもどれを買おうか迷ってしまうこと間違いなし。オープンしたばかりのイートインコーナーで食事をし、お土産にデザートを買って帰るというOKABA満喫フルコースはいかがだろう。