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【高知グルメ】手作りにこだわるランチとケーキのお店「RIMUの森」と幕末の絵師・絵金の世界を垣間見る「絵金蔵」ほっとこうちオススメ情報

       

この情報は2024年8月19日時点の情報となります。

高知を元気にする応援団を屋号に掲げる出版社「ほっとこうち」が、高知のグルメ情報を紹介していくシリーズ。今回は、香南市にある「RIMUの森」と「絵金蔵」をご紹介!

自家栽培野菜をたっぷり使ったランチと手作りスイーツ「RIMUの森」

最初にやって来たのは、高知市中心部から車で約40分。高知東部自動車道「香南のいちIC」の目の前にある「RIMUの森」。

手作りにこだわったランチとケーキが人気のお店で、かつてニュージーランドで暮らし、ニュージーランドの固有種である「リムの木」に魅せられたというオーナー夫婦が営んでいる。

木の温もりに包まれた店内は、居心地の良い空間が広がっている。

おすすめは、自家栽培の無農薬野菜をたっぷり盛り込んだランチ(1100円)。

メインの肉または魚料理をぐるりと取り囲むように小鉢が並び、華やかな見た目に食べる前からワクワク感がとまらない。

この日のメインの鶏の唐揚げは、外側のカリッとした食感と鶏肉の柔らかさ、そしてショウガ、ニンニク、醤油の風味がきいた人気のメニュー。

その周りに並ぶおかずは、煮物、炒め物、和え物と、それぞれの野菜の美味しさを生かした調理法で一つひとつ丁寧に作られている。

ショーケースの中に並ぶのは、季節の果物を使ったショートケーキやタルト、そして通年人気のモンブランなど、その時々によってラインナップはさまざま。

中でも、イチゴが出回る季節に販売される「イチゴのタルト」はファンが多いのだそう。

ランチにプラス200円で手作りのケーキをつけることも可能なので、ぜひセットで味わって♪

また、前日にインスタグラムで告知があるという不定期のモーニングも人気。

気になる方はインスタをフォローして、ストーリーズをチェックしよう。

ここで、店主の西森さんにお話を伺った。

-お店のこだわりを教えてください。

西森さん:できる限りのものを自分たちで作るようにしています。自分たちで作る方が安心ですし、作ることが好きなんです。

-おすすめのメニューを教えてください。

西森さん:やっぱりランチですね。野菜をたくさん使うようにしているので、女性や年齢が高めの方にも「食べやすい」と喜ばれています。味はもちろん見た目も大事と思いますので、色合いが華やかになるよう心がけています。

-読者の方にメッセージをお願いします。

西森さん:食べることは生きることに直結するので、食べた方に元気に、そして幸せになってもらいたいと思い、心を込めて料理を作っています。ぜひ気軽にお越しください。

食べると元気に、そして幸せな気持ちになるランチとケーキをぜひ味わってみてほしい♪

 

今にも動き出しそうな絵師・金蔵の迫力ある芝居絵屏風「絵金蔵」

次に訪れたのは、「絵金蔵」。

RIMUの森から車で約15分の香南市赤岡町にあるスポットだ。

こちらは、幕末の土佐で活躍した絵師・弘瀬金蔵が描いた、町内に残された23点の芝居絵屏風を収蔵、保存している資料館。

毎年7月には「絵金祭り」という祭りが開催され、赤岡の通りに普段こちらで大切に保管されている芝居絵屏風が並ぶ。

絵金蔵が掲げるのは3つの使命。

百数十年前に描かれた芝居絵屏風を、温度管理の行き届いた収納庫で保管して「守る」、絵金の文化を読み解き次世代に「伝える」、そして世代や地域を越えて人々が「つながる」仕掛け作りをしている。

館内は見所満載!

展示室1では、絵金が極彩色の絵の具と圧倒的な筆の勢いで描いた六尺四方、二曲一隻の芝居絵屏風を展示している。

蝋燭の灯に照らされて揺らめき、今にも動き出さんばかりの迫力で見る者の心をわしづかみにする。

芝居絵屏風は2ヶ月に1回展示替えをしており、それも楽しみの要素のひとつだ。

展示室2には、絵金作品や祭礼文化の魅力をじっくり楽しめる展示コーナーのほか、本物の芝居絵屏風を覗き見できる「蔵の穴」を設置。

小さな穴から見てもその迫力は健在なので、目を凝らしてじっくり隅々まで眺めてみてほしい。

公開中のものはHPで告知しているので事前にチェックしてから出かけるのもおすすめ。

そして絵金の生涯の謎を紐解く資料室では、絵金がこの町に辿り着き、酒蔵をアトリエとして暮らした頃の赤岡の町をジオラマで再現している。

極彩色の芝居絵屏風とはまったく異なる、狩野派時代の作品や軽妙なスケッチなども紹介されており、謎の多い絵金の風貌がここから浮かび上がってくる。

絵金はなぜ城下追放となり町絵師となったのか、どのような人物だったのか… その答えは絵金蔵に行けばきっと見つかるはず!

絵金の世界を満喫した後は、併設されているカフェ「絵金蔵サロン」で美味しいドリンクで余韻に浸りながらゆるりとくつろいで。

魅力的なスポットがたくさんある香南市。今回紹介した「RIMUの森」では美味しいランチとケーキを、そして「絵金蔵」では大切につないできた地域の文化に触れ、改めて香南市の魅力を再発見できるはず! 

 

Cafe RIMUの森

住所:香南市野市東野1473
電話:0887-54-0353
営業時間:午前11時~午後5時
※モーニング提供は土曜と時々平日の午前9時~11時
定休日:火曜、金曜、第2日曜
P:有り

 

絵金蔵

住所:香南市赤岡町538
電話:0887-57-7117
営業時間:午前9時~午後5時(入館は午4時30分まで)
定休日:月曜  ※祝日の場合は翌平日
P:有り
入館料:(大人)520円、(高校生)300円、(小・中学生)150円

 

提供:ほっとこうち
https://hotkochi.co.jp/