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この情報は2023年12月6日時点の情報となります。
これまでたくさんの記事をご覧いただいている「高知家の〇〇」ですが、その中でも人気だった記事や、まだまだみなさんにご覧いただけていないおススメ記事を「Back To 高知家の○○」としてご紹介します!
今回は2018年12月10日にご紹介した、冬の高知ローカルフード「葉にんにく」に関する記事です。
これまでご愛読いただいている方も、初めて来たよという方も、是非お楽しみください!
寒くなると、温かい鍋が恋しくなる。中でもすき焼きが好き!という人は多いだろう。牛肉や豆腐、糸こんにゃくなどが定番の具材だけど、高知流のすき焼きには「葉にんにく」が欠かせないのだ!
葉にんにくとは、にんにくの若葉のこと。球根部分を成長させてにんにくとして収穫するのではなく、葉にんにくは成長途中の柔らかい葉を収穫したものである。
あまり知られてないけど、中華料理の回鍋肉や麻婆豆腐は本場ではキャベツやニラではなく、葉にんにくを使っているそう。
高知では、葉にんにくをすりつぶして酢味噌と合わせた「ぬた」という調味料が有名。
ブリやカツオなどにかけて食べるのが主流だ。
葉にんにく農家の人によると…にんにくは次の日、口臭が気になるけど葉にんにくは気にならないそう。にんにくの香りが好きだけど、翌日のこと考えたら…といつも控えている人にはオススメ。
葉にんにくがどんな食材なのかわかったところで、早速すき焼きを作ってみることに。
※すき焼きの作り方は人それぞれ。紹介するレシピは記者独自のもの。
【材料】
牛肉、葉にんにく、長ネギ:適量、豆腐:1/2丁、しめじ:1/2株、糸こんにゃく:1/2袋、玉ねぎ:1/2玉、酒:50cc、みりん:50cc、醤油:50cc、だし汁:50cc、砂糖:20g
①しめじは軸を落としてほぐし、
豆腐と玉ねぎは食べやすい大きさに切る。
ちなみに…煮込み料理のときにオススメしたい高知の豆腐がこちら!
『土佐の昔豆腐』。なんといっても硬さが特徴で、長時間煮込んでも煮崩れしにくいのだ。東京・銀座にあるアンテナショップ『まるごと高知』で販売しているぞ。
②葉にんにくの茎の部分と、長ネギは斜めに切る。
③葉にんにくの葉の部分は、5cmくらいの長さに切る。
④玉ねぎは少ししんなりするくらいまで炒めておく。
⑤長ネギ、葉にんにくの茎の部分も同様に炒める。豆腐もこんがりと焼き色が着くまで焼く。
⑥酒とみりんを鍋に入れて、アルコールをとばす。
⑦醤油と砂糖も入れて沸騰させ、牛肉と葉にんにく以外の材料を入れる。
⑧全体の色が茶色くなってきたら、葉にんにくと牛肉も入れてさらに煮込む。牛肉は火を通しすぎると硬くなるので、火を通す時間は最小限にしたほうがいい。
全体に火が通ったら完成!
すき焼きを食べるときに使う卵にもこだわりがある。記者が使っているのは『ゆずたま』。
卵からゆずの香りがする、なんとも不思議な卵なのだ。すき焼きのようにしっかりとした味の料理を食べるときに使うと、少しさっぱりするからぜひ試してほしい。
ゆずたまは火を通すと香りを感じにくくなるので、なるべく生卵の状態で楽しんでほしい。
牛肉と葉にんにくを卵にくぐらせていただく。牛肉のうま味と葉にんにくの香りがベストマッチ! ほんのりと香るゆずが爽やか。
焼いた土佐の昔豆腐はしっかりとした噛み応えと、モチモチとした食感がたまらない。
最後は、残った卵と具材の中にご飯を投入。
お腹いっぱいになるまで食べたはずなのに、口の中へご飯をかき込む手が止まらない…。
葉にんにくをはじめとした高知の食材を取り入れてすき焼きをすると、とんでもなく贅沢な逸品に仕上がることが判明。これから、もっと気温が下がり鍋が活躍する季節。家族や友人などと一緒に「高知流すき焼き」を食べて、寒さに負けず元気に冬を乗り越えよう!