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【三山ひろしのさんさん歩 】恐竜の化石発見なるか!?夢とロマンが詰まった化石発掘で地質の歴史を学べる「佐川地質館」

       

この情報は2023年11月18日時点の情報となります。

高知県出身の紅白演歌歌手・三山ひろしさんと、さんさんテレビ・川辺アナウンサーが三山さんのふるさと高知県をゆる~くお散歩。今回は佐川町にある佐川地質館を訪れた。

約330点の化石や鉱石がズラリ!地質の歴史を学べる「佐川地質館」へ

三山さんと川辺アナがお散歩しているのは、高知市から西へ車で約40分。佐川町にある佐川地質館だ。

今回は朝ドラ『らんまん』で注目を集めた佐川町へと足を運んだ。

植物のまちとして有名な佐川町だが、実は地質学発祥の地としての一面も持っている。

ということで、佐川地質館でロマン溢れる地質に関するお話を聞きにいこう!

佐川地質館の入り口を入ると、そこには大きなティラノサウルスが!

機械仕掛けで動く恐竜の模型に驚く三山さんと川辺アナ。出だしからワクワクが止まらない。

今回施設内を案内してくれるのは、学芸員の森浩嗣さんだ。

2004年からアメリカの大学で地層や恐竜の研究に携わり、大学卒業後は長崎県で学芸員として6年半勤めたあと、現在は佐川地質館で学芸員として活躍している。

なんと学芸員の森さんは、長崎県で働いている際に貴重な化石を発掘した経験があるのだという。

発見したのは「ペンギンモドキ」と言われる鳥類の化石で、ペンギンモドキ自体は北九州一帯で多く発見されているのだが、森さんが見つけたのは初期のペンギンモドキの大腿骨。

地元の新聞に取り上げられるほど、希少な化石を発見したのだ。

地層や恐竜に熱い情熱を注ぐ森さんに案内してもらい、展示室へ。

展示室では、佐川町または県内外で発掘された化石・鉱石がなんと330点ほど展示されているほか、佐川町にゆかりのある植物学者・牧野富太郎の直筆の手紙なども展示されている。

そして、恐⻯の卵や巨⼤アンモナイト、紫⽔晶など、めったにお目にかかれない発掘物がずらり。

こちらは恐竜時代に高知県の海に生息していた水生爬虫類・首長竜の歯の化石。

高知県内で発掘された化石ということで、三山さんと川辺アナは胸が高鳴る!

 

2億2千年前の地層にタイムスリップ!?三山&川辺コンビが化石発掘隊に!

森さんの案内で普段は見ることができないバックヤードへと案内された三山さんと川辺アナ。

そこには貴重な化石が眠っていた。

こちらは、佐川町や東隣りの日高村の洞窟の中にある堆積物である土砂から見つけた化石!

なんと3万5千年前の鹿の骨と思われる化石だ。

貴重な化石を見て、自分でも化石を発掘したくなった三山さんと川辺アナ。

森さんの案内で2億2千万年前の恐竜時代の地層へと向かうことに!

佐川地質館の近くにある山へとやってきた3人。

ここには多くの化石が今もなお眠っているということで、化石発掘を体験してみる。

必死になって化石を探す三山さん。

ロケであることを忘れ、黙々と作業をしている。

一方、川辺アナは何かを発見!

もしかして恐竜の歯ではないかと推測するが…実際は、二枚貝によく似た殻を持つ無脊椎動物「腕足(わんそく)動物」の珍しい化石であった。

黙々と作業していた三山さんが手箕(テミ)いっぱいに集めた化石を持ってきた。大量の化石に森さんと川辺アナは驚き!

残念ながら、恐竜の化石は見つからなかったが、二枚貝や腕足動物の化石が多く見つかった。

子供のように夢中になって化石発掘を楽しんだ三山さんと川辺アナ。

佐川地質館の展示資料や化石発掘作業で地質学の奥深さに夢とロマンを感じた貴重な一日であった。

今回のさんさん歩はここでお開き、次の「さんさん歩」はどこへ行こうか?次回の記事もお楽しみに。

 

佐川地質館
住所:高知県高岡郡佐川町甲360
電話:0889-22-5500

情報提供:高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや