食べ歩きスト・マッキー牧元の「いまさらですが、自己紹介させていただきます」

プロフィール

１９５５年東京出身。立教大学卒。

株式会社 味の手帖　取締役編集顧問

日本国内、海外を問わず、年間600食ほど旺盛に食べ歩き、雑誌、テレビ、ラジオなどで食情報を発信。

「味の手帖」、「朝日新聞WEB」、「料理王国」、「食楽」他連載多数。

三越日本橋街大学講師、日本鍋奉行協会顧問。

最新刊は「出世酒場〜ビジネスの極意は酒場で盗め」集英社刊　「超一流サッポロ一番の作り方」ぴあ刊である。

 マッキー牧元が魅かれた高知食材たち

中土佐町久礼「大正町市場」のうつぼのすき焼き

ウツボはすき焼きに限る。

久礼の漁師料理であるそれは、ウツボのコラーゲンの甘みと割り下の甘みが実によく合って、笑いだす味である。

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土佐清水市「新谷商店」の宗田節

百年間誠実に作り続けて来た真の旨味。長極薄の卵かけ御飯用鰹節もいい。

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土佐市「文旦屋・白木果樹園」の文旦

果肉は滑らかながら凛々しく、溢れ出す汁は、甘酸っぱさの中に心が晴れやかになる気品がある。

「すくも小夏」「西内小夏」や「日向夏」「フィンガーライム」もおすすめ。

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高知市「生姜農家　りぐる」の新生姜

命をつなぎ、人をつなぐ生姜。

今まで食べてきた生姜は、生姜の一夜干しではないかと思うほど、水分含有量が違う。爽快感が違う。

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高知市「干魚のヤマサキ」の干物

干物だというのに、生の魚より凝縮した味が、太陽の香りを伴って「どうだあ」と迫って来る。

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土佐市「宇佐もんや」の一本釣り潤目鰯

刺身を食べれば、微かにシコッした身の硬さがありながら、どこまでも滑らかで、身の中よりうっすらと脂の甘さがにじみ出る。丸干しも素晴らしい。

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田野町「田野屋塩二郎」の塩

オーダーメイドのすごい塩。

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土佐市「ファーム輝」のフルーツトマト

豊かな香りが弾けて、顔を包み込む。

甘く、青臭く、太陽の香りに浴びながら一口飲んで、鳥肌が立った。

ただ甘いだけではない、青さや酸味や清々しい透明感があって、命の崇高さが体を清めていく。

そして余韻が、いつまでも口のあたりに残っている。

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マッキー牧元厳選の飲食店

高知市「ゆう喜屋」

ご夫婦で切りもりされている寿司屋兼小料理屋。

県内最高のカツオがいただけるほか、清水サバ、キンメなど、ほかの魚も驚くほどに質が高い。

締めはカツオ茶漬けか、いお寿司で。

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吾川郡いの町「魚兼」

イワシの酸味とうま味が、甘酢で味付けて二度濾したおからのきめ細やかさと共鳴する「ウルメイワシのおから寿司」。

鮎の淡い旨味が舌を包む、塩麹漬け鮎を、酢洗いした「鮎寿司」魚屋の店頭で食べる割烹料理。料理に気品がある。

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土佐市「伊勢海老料理　中平」

甘みの品がいい。エレガントな風味が溢れ出て、穏やかな気分になる。そしてエビの風味が凝縮した、笑いが止まらぬ雑炊！

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室戸市「割烹 花月」

目の前の深海から今朝上がったばかりのキンメは、脂がしまっていて、この魚の生命力の高さを痛感させる。

他では食べることが叶ぬ味。

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土佐市「ヴィラ・サントリーニ」

日本とは思えぬ白と青で統一された建物から見る、海と空と雲。

そして美味しい高知の食材に敬意を払った、イタリア料理。

特にホエーに漬けた黒ムツの炭火焼が素晴らしい。

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吾川郡いの町「手打ち蕎麦 時屋」

清流の脇、山深い場所で食べる香り高い蕎麦。

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土佐町「オンベリーコ」

丁寧な仕事ぶりが光ったの自家製ソーセージ類は、余計な旨味がなく自然な味で、どこまでも優しい。

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高知にはまだまだステキなお店、美味しい食材がたくさんあります。

毎週日曜日に公開される「マッキー牧元の高知満腹日記」をお楽しみに。

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