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3年ぶりにあの熱い「よさこい」が帰ってくる!そしてそこには運営スタッフの奮闘があった【万々競演場・中編】

       

この情報は2022年8月10日時点の情報となります。

新型コロナウイルス感染症に日本中が振り回される中、高知県で3年ぶりに「よさこい」が開催される。
万々商店街振興組合の事前準備を伝えた前編に続き、中編では万々競演場の前日準備の状況をご紹介します。

【前篇を読む】3年ぶりにあの熱い「よさこい」が帰ってくる!そしてそこには運営スタッフの奮闘があった【万々競演場・前編】

照り付ける太陽の下で、万々競演場前日準備!

ついに明日「2022よさこい鳴子踊り特別演舞」を迎える8月9日午前9時。

気温がすでに30度を超えるうだるような暑さの中、万々競演場では前日の準備が始まろうとしていた。

まずは700mほど離れた場所に借りている万々商店街振興組合の倉庫からテントや平台、運営に必要な備品を軽トラに積み込んで運ぶ。

倉庫の中のものが運び出されるのも、2019年10月26日に行った「mamaハロウィンフェス!」以来のことだ。

埃っぽい倉庫の中に久しぶりに風が入る。

必要なものをを軽トラに積み込み、万々競演場に戻ってみればたくさんの人が準備に集まっている。

仕事を休んで、あるいはこの時間だけ仕事を抜けて、皆が集まってくれるからこそ万々競演場の準備が出来るのだ。

 

3年ぶり!思い出しながらの本部席設営

軽トラから荷物をおろし、まずは運営の全体管理・アナウンスなどを行う本部席の設営が始まる。

通常の「よさこい祭り」ではここで審査と、踊り子さんへのメダル授与が行われるが、残念ながら今年は行われない。

毎年「次はどうしよったっけ?」と言いあいながら作業をしているのに、今回は3年ぶりだ。

過去の設営風景の写真も見ながら、ひとつひとつ確認しながら作業を進める。

テントを組み立てて設置し、照明や紅白幕を取り付ければ本部席はひとまず完成だ。

 

準備はまだまだ続く

気温がどんどん上がり、皆、汗だくだ。

ふいてもふいても汗があふれだしてくる。

給水をして、一息ついたら次の作業だ。ここからは様々な作業に分かれる。

まずは桟敷席への紅白幕や協賛看板の設置、そして今年特有の座席の間をあけてもらうための表示シートを貼り付ける。

なにか説明文を書かなくても、ただの×マークだけで意味が分かってしまうほど慣れてしまったのは悲しいことだが、新型コロナウイルス感染症予防のために、ぜひきちんと守っていただきたい。

よさこいチームの受付や踊りのスタートの合図、地方車やバスの誘導・整理を行うスタッフが集まる受付席と、踊り終わった踊り子さんに給水で麦茶を渡すための接待所にもテントを立て、それぞれに机と椅子を配り、必要な備品を配布する。

また意外と時間をとられるオリジナルの競演プログラムをホッチキスで綴じる作業は、今年は「TACYON」さん「とらっくよさこい(ちふれ)」さんが手伝いに来ていた。

このようによさこいチームのみなさんが手伝いに来てくれるのは本当にありがたいと万々競演場のみんなは感謝していた。

 

熱狂のそばに新型コロナウイルス感染症対策を

今年は例年と違い新型コロナウイルス感染症対策を行っている。

万々競演場では5カ所の検温テントを設置し、検温と手指消毒ができるようになっている。

少しでも感染リスクを避けるため、検温と手指消毒は必ず行ってほしい。

また競演場の沿道には、感染症対策の注意事項をよく読んでいただき、よさこい観覧者の皆様にはご協力をお願いしたい。

17時、前日準備が終わり解散したあと、万々競演場をひとり歩いてみる。

万々競演場の長さはおよそ400m。

明日この場所に3年前の様にお客さんは集まるのだろうか。

そして久しぶりに満面の笑顔で踊る踊り子を見てもらえるのだろうか。

明日8月10日、高知はそして万々競演場は3年ぶりの「よさこい」を迎える。【後編に続く】