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食通も唸るカツオがここに!大阪 心斎橋「二代目 憲 -hirayama-」

       

この情報は2022年4月20日時点の情報となります。

大阪メトロ長堀橋駅から5分ほど歩いたところにある、「二代目 憲 -hirayama-(にだいめ のり ひらやま)」。お店は、飲食店が立ち並ぶビルの2階。心斎橋の喧騒から離れた大人の隠れ家として人気のお店です。

今日は、店主の平山さんに、こだわりの料理と高知への思いなどについてお話を伺いました。

通称「たたきの店」!一番おいしいカツオを提供するのが信条

─こちらのお店ではどんな料理が食べられるのでしょうか?

平山さん:当店は、たたきが自慢の店です。お客様が新しい方に紹介する際に店名ではなく、「たたきの店」と紹介してくださっています。カツオのたたきは、わら焼きにしてお出ししています。3週間で25kgのわらがなくなるほどたくさん使い、香ばしくあぶり焼きにしているんです。

─高知ならではのメニューですね。カツオはどちらから仕入れることが多いですか?

平山さん:高知であれば、須崎漁港からが多いですね。ですが、仕入先は高知だけに限定しているわけではありません。というのも、その時期その時期で一番おいしいかつおが水揚げされる漁港が違うからです。

─回遊魚の特性を考えられてのことなのですね。カツオのたたき以外には、どんな料理があるのでしょうか?

平山さん:カツオの次に人気があるのは「うつぼ」です。うつぼの唐揚げ、うつぼのすき焼きなどのご注文が多いですね。うつぼは下処理が難しく、なかなか素人ではおろせない魚です。そのため、大阪ではなかなか味わえないのではないでしょうか。

土佐には、カツオ以外にも美味しいものがたくさんあります。手長えび、しらす、ゆずなど高知の食材を大阪の人に広く知って欲しいです。

─そうですね。お話を伺っていると高知には、カツオ以外の美味しいものがたくさんあるのを知りました。ほかに、お店ならではのこだわりはありますか?

平山さん:当店では料理にあわせて、ポン酢やしょうゆも調合しています。魚に関しては、友人が漁師をしているので、珍しい魚が釣れたときには連絡をもらい、送ってもらうようにしているんです。

足繁く通うリピーター多数。大人をうならせる土佐の味

─土地柄、心斎橋は店の入れ替わりも多くありますが、この場所で開業したきっかけは何でしょうか?

平山さん:当店は、先代から名刺やお客様を引き継いで独立した経緯があります。先代の店が心斎橋にあったので、お客様が来店しやすいようにと東心斎橋で開業しました。

─そうなんですね。店名に「二代目」と入れておられる理由がわかった気がします。

平山さん:店長が変わったということもあり、先代からのお客さまにもわかるように店名に「二代目」と入れたのです。オープンして3年。今ではこの場所に来てからひいきにしてくれるお客様の方が多くなりました。

─ビルの2階の奥にあるお店なので知る人ぞ知るという佇まいですが、やはりリピーターさまが多いのでしょうか?

平山さん:当店は、接待で使われるお客様が多いですね。一度来店いただくと、二度三度とリピートしてくださる方も多数いらっしゃいます。お客様からお客様へのご紹介が、来店機会につながっているのはありがたいなと思っています。

─オープンして4年とのことで、当初と今では状況が随分違うのではないかと思います。そのあたりはいかがでしょうか?

平山さん:正直、今が一番しんどい時期ですね。当初、東心斎橋で店を構えることを検討していたときは、1階にある路面店で開業を考えていました。心斎橋という場所柄、オープン当時は外国人観光客も多かったですから。

─確かにコロナ前の心斎橋では外国語が行き交うほど、外国人観光客が大勢いましたよね。

平山さん:そうですね。もともと関西や地元の方を対象にしたお店にしたかったので、現在の2階のお店にしました。もしも外国人観光客をメインにしていたら、今も店が続いていたのかと思います。いま考えれば、地元の方を対象に店をしていてよかったです。この状況下でも、「元気か?」と顔を出してくれるお客様がいることに支えられています。

今後の事業展開・目標について

─厳しい状況が続いているかとは思いますが、今後の展望などがあればお聞かせください。

平山さん:実は2店舗目を考えています。ですが、今の状況では実現は難しいため、今はまだじっと待つ時期かなと考えています。今来てくださるお客様を大切にしながら、時期を探っているところですね。

将来的には高知に帰ろうかなとも考えていますが、ただ、高知に帰っても仕事があるかどうか。

なので、しばらくは大阪で、カツオや坂本竜馬以外の高知のいいところを伝えていきたいです。

高知県への想い・高知県人としてのプライド

─いずれ高知へ帰ろうという思いもお持ちのようですが、高知県へ恩返しの構想などありますか?

平山さん:店で高知の魚、野菜、肉などを使っているのが、ささやかな恩返しです。地元にいるよりは、高知の人間が大阪でPRした方が力になれるのかなと感じています。大阪で高知の良さを伝えていくのが、今の僕にできることです。

─お客様から観光スポットなど聞かれることはあるのでしょうか?

平山さん:お客様の中にはゴルフをしている方も多いので、高知のゴルフ場を紹介することも。観光に行かれる方には釣りをすすめたり、食べ物はこれが美味しいので食べるといいですよといったことをお伝えしています。

お店情報

二代目 憲 -hirayama-(にだいめ のり ひらやま) 

代表者:平山 拓  

住所:大阪市中央区東心斎橋2-4-6

電話番号:06-4708-8233

営業時間:18:00〜26:00

URL:​​https://nidaime-nori.com

定休日:不定休(店舗にお問合せください)