高知家の◯◯高知家の◯◯ 高知県のあれこれまとめサイト
高知県のあれこれまとめサイト
  • facebook
  • x
  • instagram
  • youtube
 

豪快に藁焼きした食材で本場高知の食を体験 大阪府寝屋川市「高知酒場103」

       

この情報は2022年4月11日時点の情報となります。

大阪府寝屋川市の京阪香里園駅から徒歩5分の場所にある、「高知酒場103(とさ)」。土佐料理を中心に、高知から直送された新鮮な素材を藁焼きで楽しめるお店です。高知の美味しい料理をリーズナブルに、そして気軽に楽しめるよう酒場スタイルで展開しています。

今回は代表取締役の津野さんに、お店のこだわりや高知への想いについてお伺いしました。

鮮度の高い魚をリーズナブルに提供できるカギは「同級生」の存在

鯖棒寿司

-こちらではどのようなお料理がいただけるのか教えていただけますか?

津野さん:「藁焼きかつおの塩たたき」や「うつぼの唐揚げ」など、高知の食材を使った土佐料理をお出ししています。魚料理は鮮度にこだわっていて、市場から直送で仕入れたものを使っています。

-新鮮なお魚がいただけるのですね。どこの市場から仕入れているのですか?

津野さん:僕の出身地、須崎市です。仲卸業をしている同級生から、その日に揚がった質のいい魚を送ってもらっているんです。同級生のよしみで低価格で仕入れできるので、新鮮な魚をリーズナブルに提供できています。値段とクオリティは、どこにも負けないと思っています。

うつぼの唐揚げ

-新鮮なお魚をリーズナブルに食べられるのはうれしいですね!その中でもとくにおすすめの料理を教えていただけますか?

津野さん:藁焼きかつおの塩たたきですね。うちでは、注文をいただいてから店内で藁焼きをしています。藁焼きはかつおの表面だけを、藁の巨大な炎で焼き上げる調理方法です。本場土佐の味を堪能していただけますよ。

-店内で藁焼きされているなんて、すごいですね。

津野さん:はい。うちは、高知に行ったような感覚になってもらえる居酒屋をコンセプトにしています。本場と同じ料理を気軽に味わってもらえるよう、鮮度、味にこだわって料理をお出ししています。

「自分でお店を持ってみたい」アルバイトから始まる新たな夢

-高知から大阪に出てこられたきっかけを教えていただけますか?

津野さん:大学進学のためですね。情報処理系の教員になる夢がありました。

でも、飲食店でアルバイトを始めてみると、これがとても楽しくて。当時のアルバイト先の専務をとても尊敬するようになり、この人についていきたいと思ったんです。

また、いつかは自分のお店を持ってみたいという夢もできました。結局、教員の道には進まず、アルバイト先の飲食店に就職しました。

-大阪で新しい夢ができたんですね。その後、どんなきっかけで独立されたのでしょうか?

津野さん:就職して4年ほど修行させてもらい、そろそろ自分の力を試してみたいと思うようになりました。決められたパッケージの中だけで仕事をするのではなく、自分で楽しいお店を作りたかったんです。

かつおの塩たたき

-夢だった自分のお店を持つ際、高知料理を出す居酒屋にされた理由は何だったのでしょうか?

津野さん:実は、高知に住んでいたときは、かつおのたたきがあまり好きではなかったんです。それが、高知に久しぶりに帰省して食べてみたら、めちゃくちゃ美味しくて。

そのとき、高知の美味しいものを大阪の人にも食べてもらいたいと思ったんです。味はもちろん、藁焼きというパフォーマンスも見てもらえるようなお店を作ろうと思いました。

今後の事業展開について

-今後どのような事業展開を考えておられますか?

津野さん:高知の地元、須崎市で野菜の生産を始める計画を立てています。向こうで採れた野菜を店舗に直送するという流れを作りたいんです。

-なぜ野菜の生産を始めようと思われたのでしょうか?

津野さん:高知はかつおのたたきを始めとした藁焼きが取り上げられることが多いですが、野菜もとても美味しいんです。高知の美味しくて新鮮な野菜を多くの方に味わってもらうため、自分で生産しようと考えました。

また、自分達で生産した野菜を他の飲食店さんに提供することも考えています。同じ飲食店をやっている者の目線で、お店が使い切れる量や日持ちがする野菜、おすすめのレシピなども一緒に提案できればと思います。

高知県への想い・高知県人としてのプライド

-高知のどんなところが好きですか?

津野さん:簡単に言えば、美味しいものがあって、自然が多いところですね。僕は高知のいいところを大阪の人に知ってもらいたいという気持ちはもちろんあるのですが、それよりも高知に実際に行ってもらって「高知っていいところだね」と言ってもらいたい。高知を好きになってほしいんです。

-そうなのですね。津野さんは、どうすれば高知に足を運んでいただけるようになるとお考えでしょうか?

津野さん:大阪にアンテナショップを作り、そこで高知の魅力を伝えられたらいいのではないかと考えています。高知で野菜を作る計画があるので、向こうで繋がりをつくれば、アンテナショップで野菜をはじめ、いろいろな商品を紹介できるのではないかと思うんです。野菜の販売所や、かつおの藁焼き体験など、高知を楽しんでもらえるようなアンテナショップにしたいですね。

そこで高知の魅力を感じてもらえれば「じゃあ高知に行ってみよう」と思ってもらえると考えています。高知に実際に足を運んでもらえれば、それが高知への恩返しにもなるのではないでしょうか。

店舗情報

高知酒場103

飲食店

代表取締役:津野 広志

創業:2014年11月

住所:大阪府寝屋川市香里南之町32-9

URL:https://www.instagram.com/kochisakaba103/

電話番号:072-392-4239

営業時間:16:00〜24:00

定休日:日曜日