受験シーズン目前。高知市土佐山の山中に受験生のゲン担ぎにぴったりのパワースポットがある。それは「ゴトゴト石」という名の、押すと動くが絶対に落ちない不思議な巨石…。
2019年1月19日(土)からの大学入試センター試験を皮切りに、いよいよ受験シーズンがスタート。勉強漬けの日々を過ごしている受験生の中には、最後はとにかく何かにあやかりたいと考えている人も多いのではないだろうか。
そんな方におすすめ!相撲取りが押しても落ちないと言われる高知市土佐山のパワースポット「ゴトゴト石」を紹介しよう。
険しい道のり…
高知市土佐山庁舎(旧土佐山村役場)から県道を西へ進むと道路沿いに案内板を発見。
ここから目指すゴトゴト石までは4キロ。
道のりは一本道で細くて険しい。
途中の分かれ道には案内板があり迷う心配はないが、道はどんどん細くなり、所々路肩はあるものの狭いため、対向車が来ないか少し不安になる。
車が進むにつれこんな危険な場所も…。運転には十分注意を!
対向車とすれ違うこともなく無事到着。
道が行き止まりになったところが少し開けていて、5~6台駐車できるスペースがある。
ゴトゴト石、動くのか?落ちないのか?
木彫りの看板の向こうに…
木漏れ日に照らされ、しめ縄がかけられた神々しい「ゴトゴト石」が鎮座していた。高知市土佐山地域振興課に聞くと「しめ縄は毎年12月に地元住民の手で交換されている」とのこと。
昔は指一本でも動いたとのこと。
早速取材班も押してみたが…重さ約5トンの石は動かない。
もう一度挑戦!少しずつコツをつかみ、てこの原理でタイミングよく押せばその名の通りゴトゴトと大きく動きだした。落ちないとは言うものの、数人で押せば落ちてしまうのではないか?と思うほどの動きだ。
高知市土佐山地域振興課に聞くと、「1984年の旧土佐山村の広報誌にゴトゴト石の紹介はあるものの、それ以前の記録は役場にもありません。もともとは地元の集落の方だけが知る存在だったようですが、30年ほど前から旧土佐山村の名所として売り出していこうということになって案内マップなどにも掲載されるようになりました。」とのこと。
いつからなぜあの場所にあるかは謎のまま…、まさに神秘的な石だ!
もうひとつのパワースポット
道の行き止まり、駐車場のように広くなった先の山の中に一筋の滝が見える。山姥(やまんば)の滝だ。
名前の由来は滝の中程に祀られた山姥様。山姥様は自由に空を飛ぶことができる老婆の姿をした福の神と言われているそうだ。
落差は約30メートル!真下から眺めるとより迫力がある。
ゴトゴト石と山姥の滝、1度に2つのパワーを授かれるとはなんとも得をした気分になった。
最後に受験生の皆さんの合格祈願を!
ゴトゴト石のパワーにあやかりたいと多くの受験生や、時には選挙に勝ちたい政治家まで幅広く訪れるという。
センター試験まで残りわずか。ここまで足を運べない受験生の皆さんに代わって、取材班が皆さんの合格を祈願したぞ!
体調に気をつけ受験に臨んでほしい!
スポット情報
ゴトゴト石
場所:高知県高知市土佐山桑尾
問い合わせ:088‐895‐2312(高知市土佐山地域振興課)
アクセス:高知市中心部から車で約40分