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【高知グルメPro】地元愛されイタリアンから人気の和食屋に夜の〆の屋台餃子までそろう「廿代町」のおススメグルメ6選 食いしんぼおじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション
この情報は2021年9月5日時点の情報となります。
立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スィーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす食べ歩きストのマッキー牧元さんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する「高知満腹日記」。今回は鉄板のカツオ!ではなく、甘くみずみずしいフルーツを作っていらっしゃる生産者さんをご紹介します。
目次
高知といえばカツオに代表される「美味しい魚」のイメージが強いと思いますが、いやいや、野菜はもちろん、美味しくみずみずしいフルーツを作っていらっしゃる生産者さんがたくさんいらっしゃるんです。
え?高知でライチ?高知でリンゴ?
これぐらいで驚いちゃいけません。まだまだたくさんあるんですよ。
今回はそんな高知の美味しいフルーツ6選をお届けします。
※各記事中の情報は各記事公開時のものになります。
キラリと輝く一房を食べると筋などなく、しなやかに身を崩す。
溢れ出す汁は、甘酸っぱさの中に心が晴れやかになる気品がある。
果肉は滑らかながら凛々しく、「さあ、お噛み」と誘ってくる。
なにか壇蜜と対峙している気分になった。
恐れ多いがもっと食べたい。
そんな気持ちを手玉に取るようにブンタンは陽光を映して、さらに輝きを増していく。
ブンタンの原生地は、中国・東南アジア・台湾などで、十六~七世紀の大航海時代、皮が厚くて保存が利き、航海士たちのビタミンC補給に重宝され、世界中に広まった。
赤黒い、イボイボした皮に鼻を近づけて、匂ってみた。
ほんのりと甘い、ブドウのような香りがある。
皮に唇を当て、そっと噛み潰した。
その瞬間、どっとジュースが流れ込む。
皮の渋みが来て、小気味のいい酸味と甘みが入り混じる。
その酸味は、ベリーというより小夏に近い。
液体はサラサラとしているのだが、しばし口に留まって、舌を翻弄する。
甘く酸っぱく、ほのかに苦い余韻を、長く残しながら消えていく。
これは果物のワインだ。
ヤマモモは、ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹で、6月に赤茶色の果実を結ぶ。
果実はほぼ球形で、緑から赤になり、暗赤色となって熟す。
赤い果皮を剥くと、真珠の輝きが、顔を出した。
ライチーである。
普段我々が見るライチーは、黒茶の皮に包まれている。
しかしあれは、摘まれ、日数が経ち、老化した姿である。
安芸市の「メリーガーデン」は、優れたマンゴーを作り出すことで知られるが、このライチー作りにも挑戦している。
国内でライチーを作っている場所は、少ない。栽培が難しいのである。
楊貴妃が好んだことで知られるが、希少性や高貴な味わいもさることながら、この白く透明な輝きを自分のものとしたかったからではないだろうか。
それほどに、いつまでも眺めていたいほど、澄み切った美しさがある。
さあ食べてみよう…
高知の果物といえば、まず思い浮かぶのは土佐文旦である。
次に日向夏に小夏や仏手柑、ポンカン、河内晩柑、温州みかんといった柑橘類、メロン、ビワに梨といった果物だろう。
植物学的に言えば、名産である柚子もスダチも、フルーツトマトも果物である。
さらにこの連載では、過去に、ヤマモモ、ライチー、マンゴー、林檎、フィンガーライム、スイカなども紹介してきた。
しかし、素晴らしいバナナを作っている方がいるという。
しかも一本千円という高級バナナである。
そりゃあ食べてみんといかんと、早速、須崎へと向かった…
続きを読む▶▶今まで食べていたバナナは何だったんだろう?無農薬完全完熟バナナの素晴らしさ
高知は果物天国である。
年間降水量が全国1位(2014年)であるのに、年間日照時間が17位、年間快晴日数が15位であり、温暖な気候ということで、果物には快適な環境なのだろう。
文旦やみかん、ゆずなどの柑橘類、スイカやメロン、梨や以前紹介したフィンガーライムやライチまで、様々な果物が作られている。
量ということだけでなく、味が濃いように思う。
しかし、リンゴが作られているとは知らなかった。
リンゴといえば、青森、岩手、長野、山形といった、寒い土地で作られているイメージがあるのだが、高知でも作られている人がいる。
高知のフルーツいかがでしたか?
高知ではこれから秋にむけて美味しいものがたくさん出てきます。
是非、召し上がってみてくださいね!