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この情報は2021年8月30日時点の情報となります。
高知を元気にする応援団を屋号に掲げる出版社「ほっとこうち」がオススメする、高知のランチ情報を紹介していくシリーズ。今回は、安田町で古民家を改修したアロマサロン兼カフェ「いなかじかん」をご紹介!
高知市中心部から東へ車で1時間20分。天然の鮎が有名な安田川のほとりにある「いなかじかん」。ここはアロマサロンとカフェが一緒になっており、週のうち3日間(水・木・土)と祝日はカフェ営業をしている。
築100年くらいという、店主の有澤さんの祖父母宅をリノベーションした店内。
梁に残る画鋲の痕やすりガラスの模様に昔ながらの雰囲気を感じられる。
店内には、あえて時計を置いていない。それは、時間を気にせずゆったり過ごしてほしいという有澤さんの思いからだそう。
このほか、テラス席もあり、安田川沿いの自然を満喫できる。
いなかじかんでいただけるのは、有澤さんとお母さんが共同で作るあったかい家庭料理。
「LUNCH」(1000円)のメニューは日によって異なり、有澤さんのお父さんが作った自家製米に地元で採れる野菜と、安田町がギュッと詰まったランチだ。
客席から近いキッチンから聞こえてくる炒め物の音や、その香りを楽しみつつ母娘2人の姿を眺めていると、まるで親戚のお家でおもてなしを受けているよう。
店のすぐ前を流れる安田川。堰があり心地よい水音が響く。
鮎漁の解禁時期には、有澤さんのお父さんが「友釣り」した鮎がランチに並ぶことも。
※「友釣り」とは、おとりの鮎を使って釣り上げる、縄張り意識の強い鮎の習性を利用した漁法。
食後はゆっくりコーヒーとデザートを楽しんでほしい。
「フレンチプレスコーヒー」(400円)は、自分で最後にプレスしてコーヒーカップへと注ぐ。
金属製のメッシュで豆を濾すと、小さなコーヒーの粒子や焙煎コーヒー豆が持っているオイルの成分が混ざり、ドリップコーヒーより濁ったような色に。しかしこのオイルこそがコーヒーの豊かな香りや風味の元であり、フレンチプレスの醍醐味!
時間の経過と共に変化する味の違いを感じよう。
コーヒーのお供となる「米粉ケーキ」(300円)は、パウンドケーキやケークサレを用意している。
日替わりで季節の果物が使われていて、訪れるたび「今日は何だろう?」と楽しみになる。
「いなかじかん」がこんなにも居心地のいい理由を、有澤さんにお話を聞いてみた。
-なぜこの場所でお店を?
有澤さん:元々会社勤めをしつつ、トライアスロンをやっていましたが、自身の経験を活かして働く女性やアスリートをサポートしたい、癒しの場を作りたいと思うようになりました。自然豊かな田舎でゆったりと流れる時間を過ごし、体も心も癒される。そして、お客さんと地域の方々とを繋ぐ場を作りたいと候補地を探したとき、自分が生まれ育った安田町が1番に思い浮かびました。現在はカフェとアロマサロンのみですが、2023年オープンを目処に民宿も計画中です。
-宿泊もできるようになるのですか?
有澤さん:私の目指す癒しの場として、カフェとアロマサロンで食事と休息、民宿で環境を提供できればと思っています。「いなかじかん」を癒しの複合施設にするのが目標です。
天然鮎やホタル、川遊びや紅葉など、四季折々の楽しみがある安田町の「いなかじかん」。今から民宿のオープンが楽しみだ。
いなかじかん
住所:安芸郡安田町正弘731
電話番号:0887-39-2088
営業時間:午前11時〜午後3時※アロマサロンは午前10時〜午後3時、午後7時〜午後10時
定休日:日曜 ※カフェは水、木、土、祝日のみ営業
提供:ほっとこうち
https://hotkochi.co.jp/