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Back To 高知家の◯◯!高知の新名物!とさでん交通路面電車が生み出す奇跡の光景「トリプル・クロス」
この情報は2021年4月21日時点の情報となります。
高知県香美市の山間に位置する物部町。
高知市内から約1時間半、レザークラフト体験ができる「base works 高知」にやってきました。
東京と高知にそれぞれアトリエがあり、靴やカバンをはじめ様々な革製品を自らの手で作る教室が開かれています。
今回チャレンジするのは靴作り。
毎日の生活に欠かせないアイテムですが、それを手作りすることってなかなか無いかも…。
最初に行うのは採寸。
足の形や厚みにあわせて自分にフィットした1足を作れるのは、手作りならでは。
採寸の次は、サンプルを参考に作りたい靴のタイプを選びます。
サンプル以外にも「こんなものを作りたい!」というイメージがあれば、先生と相談しながら自分が作りたい靴を制作できます。
ただし、ハイヒールのような著しく足に負担がかかる靴の制作は行っていないそう。年を重ねることで少しずつ変化していく足の状態にあわせ、修理やサイズ調整をしながら履くことができる「一生もの」の靴作りを目指しているからです。
作りたい靴の形が決まったら、革と糸の色を決めていきます。
使用する革は化学薬品を使っておらず、植物性タンニンによって伝統的な手法でなめされたイタリア製のもの。
今回使う黄色いレザーは使込めば使い込むほど色が深くなり、キャラメル色のような色になるそう。
材料を決めたあとは型紙にあわせて革をカットしたり、
縫い合わせるための穴をあけたり、
中敷が足の形に沿うよう、グラインダーという研削を行う工具で細かな調整を行います。
1足の靴が出来上がるまでに、これほど多くの行程があるのかとびっくり!
作り方がわかると修理の際にもどこをどんな風に直せばいいのかがわかってくるので、結果として靴を長持ちさせることに繋がるのですね。
縫製はミシンと手縫いの両方で。年季が入ったミシンは、これまで大切に使われてきたことがうかがえる。
機械が無くても修理ができるよう、なるべく手縫いで、シンプルなステッチをとり入れているのもbase worksの特徴です。
パーツを縫い合わせ、木型を入れると一気に靴の形になりました!
通した糸を木型に沿って締めていきます。
細かい微調整を繰り返し、形を整えます。
木型から外して、
靴底を貼ると…
自分の足の形にぴったりの靴が完成!
今回の記事ではすべてを紹介しきれなかったのですが、様々な工程を経て完成した自分だけの1足。
履けばより一層、愛着が湧いてきます!
今回制作したシンプルな革靴だと、初めての場合制作時間は通常5~6日ほど。
月に1回のペースで通いながら、1年近くかけて大作を作る生徒さんもいらっしゃるそう。
スリッパやサンダルをはじめ、1日でできるメニューもあるので、まずは小物からチャレンジするのもおすすめです。
「作る」楽しみはもちろん、完成すれば日常生活の中で「使う」楽しみが待っていますよ!
物部の豊かな山々に囲まれて、「作る楽しさ」「使う楽しさ」を体験してみてくださいね。
base works 高知
住所/高知県香美市物部町大西82番地
電話/0887-58-3566
Mail/baseworks.monobe@gmail.com
HP/https://www.baseworks.org/
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