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この情報は2018年8月1日時点の情報となります。
ナスの生産量全国ナンバーワンの高知県には「焼きナスのアイス」という、なんとも不思議なアイスが存在する。今回は特別に製造現場に潜入し、その美味しさの秘密に迫った。こんな焼きナス、見たことないっ!
ちょっと変わったアイスクリームとして高知県民にはよく知られた「焼きナスのアイス」。
焼きナスの芳ばしい香りがまるで上品なカラメルのような雰囲気を醸し出し、なんともいえない不思議なおいしさが魅力。
焼きナスのアイスの製造現場を見せてもらうため、取材班は安芸市に向かった。
訪れたのは安芸市、国道55号線沿いにある「安芸グループふぁーむ」。
ナスの生産量全国ナンバーワンの高知県。そして安芸市は、高知県の生産量の約半分が栽培されている日本一の産地だ。
取材班がそこで見たのは…
大量のナス!
ナス!ナス!ナス!
地元・安芸市の農家さんから直接仕入れるというナスは、いつもスーパーで見るナスよりも少し大きめ。
そして産地直送のため、どのナスもツヤツヤで新鮮そのものだ。
巨大なオーブンで焼いていると思いきや、大量のナスを大きな炭火コンロで焼いていく。
皮の焦げたの香りが感じられるよう、焼き加減はしっかりと。
炭火でじっくりと焼き上げることにより、肉厚でジューシーな果肉の甘みが存分に引き出される。
辺りにはカラメルのようなほろ苦く甘い香りが立ち込める。
高知で栽培されるナスの旬の終盤、毎年6月末から7月初旬にかけて、なんと「1トン」ものナスを手作業で焼くそうだ。
1個が100グラムと考えると、約10,000個!
ひとつひとつ丁寧にナスを焼き続けるのは、社長の小松哲也さん。
小松さんは安芸市生まれ安芸市育ち。
「大好きな安芸のために何かしたかった」という小松さん。元々はレストランを経営していたが、23年前に地元の特産品であるナスを使ったアイスを考案し、「安芸グループふぁーむ」を立ち上げた。
焼きナスとアイスという意外な組み合わせと完成度の高いその味が高く評価され、「焼きナスのアイス」は数々のコンテストで賞を受賞している。今も売り上げナンバーワンの看板商品だ。
また、「焼きナスのアイス」以外にも、地元酒蔵の「酒かすのアイス」や珍しい「青のりの香るアイス」など、安芸市のみならず高知県下のいろんな食材を美味しいアイスに仕立て上げるアイデアマンでもある。
「日本一のナス × じっくり炭火焼き × 小松社長の地元愛」
これが「焼きナスのアイス」の美味しさの秘密なのだろう。
焼きナスのアイスのおいしさの秘密が分かったところで、せっかくなので炭火で焼かれたナスの行く末も紹介しよう。
こんがり焼けたナスはすぐさま室内の工場に運ばれ、熱いうちにミキサーにかけられる。
その後、丁寧に裏ごしされて特製の「焼きナスのペースト」が完成。
このペーストは冷凍保存され、その都度、「焼きナスのアイス」を作る際に使われるそうだ。
この「焼きナスのアイス」、県内では安芸市の店舗の他、高知市の「ひろめ市場」やJA直販所「とさのさと」でも購入できる。
東京銀座のアンテナショップ「まるごと高知」でも購入可能だ。
「実は、まだ食べたことがない」というそこのあなた!
やみつき必至の人気商品。ぜひ一度食べてみてもらいたい。
安芸グループふぁーむ
住所:高知県安芸市穴内乙685-2
営業時間:9:00-18:30(4月~9月) 、9:00-17:30(10月~3月)
電話:0887-35-2620
HP:http://yakinasu-ice.com/